Brunello di Montalcino 2010 La Fiorita
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希望小売価格 9,720円税込→ 通常特価 7,980円税込→ 特別価格 6,980円税込
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2010 ラ・フィオリータ
《イタリア/フリウリ/赤/サンジョヴェーゼ/フルボディ》
ヴェネト出身のロベルト・チプレッソ氏がモンタルチーノで醸造家として活動を始めたのが1986年、1987年からはチャッチ・ピッコロミーニの醸造を任され一気に著名なエノロゴの仲間入りを果たします。そんなロベルト・チプレッソ氏が自身のアジェンダを興したのが1992年。モンタルチーノ村の中心部から南東に‥カステルヌォーヴォ・デッラバーテに向う途中の僅か0.5haの畑から始まります。初ビンテージは1993年で、当時エノテカ・ピンキオーリが独占購入したこともラ・フィオリータの名前を世にらしめることになりました。
現在所有する畑は約7haで、標高150mから200mの南向きで粘土と砂質主体のポッジョ・アル・ソーレ畑と、標高約350m、南東から南西向きのガレストロ土壌を持つピアン・ボッソリーノ畑を持ちます。
畑はこのアンナータもリゼルヴァも、ロッソ・ディ・モンタルチーノも共通で合計約7ha、ポッジョ・アル・ソーレ畑とピアン・ボッソリーノ畑からのブドウが使用されます。もちろんロッソとのとの違いはブドウのセレクションと熟成期間になりますね。
2010年は張るは雨が多く気温が平均よりも低かったために例年よりも出芽が遅れたようですが、夏になると安定した天候が続き、8月の僅かな雨はブドウに適度に潤わせたようです。収穫も含めて天候に恵まれた素晴らしい作柄となった模様。
ポッジオ・アル・ソーレ畑は9月22日、ピアン・ボッソリーノ畑は10月4日の収穫。最高25度までに温度管理されたスラヴォニア産の大樽でのマセラシオンとアルコール発酵は約10日間、マセラシオン期間中はポンプオーバーとデレスタージュが施されます。樽熟成は新樽30%フランス産の500Lの樫樽で24ヶ月の熟成後、澱引きを兼ねてステンレスタンクに移され6ヶ月の追熟成後瓶詰め。無濾過にて瓶詰めされ12ヶ月の熟成後リリースされます。生産本数は16,800本。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
そのロッソ・ディ・モンタルチーノ2015年と同じ、怒り肩、なかなかのヘヴィボトルの肩部分には「f」の文字の凸モールドあるオリジナルボトルです。RDMは紫色丸いラベルと、DOCG名が記載される下部のラベルとの二層構造。バックラベルも同じく黒地ですね。コルクはなかなかの質の5cmですが、その「f」しか記載されてないのが潔い。バックラベルに記載のアルコール度数はRDM2015と同じく15度。グラスはヴィノムのモンタルチーノ型一択です。
照りのある黒、エッジも黒を帯びた赤がなかなかドラキュラ。グラス内壁を垂れる脚もまたドラキュラ系ですね。深いスミレと、小豆を似た豆感、ミネラルが溶け込んだ果実の熟度は高い。さすがの2010年、そろそろまとまりつつあり、落ち着いている。樽は少しの木質な香りがどこか爽やかだけれども、しっかりと重い果実味に溶け込んだ部分が大半を占める。
口に含むと、すばらしいボールベアリングが仕込まれた輪郭。するする、すべすべ、何かに触ることはないし、やわらかすぎて沈み込むわけでもない。拍子抜けというネガティブな意味ではなく、思ったよりも重さを感じないかもしれない。とてもスムーズに事が運ぶ。ここ重要。琴線に触れることだけが大事ではない。実は、さらりといい話し、そこを汲んでくれとは言わないが、実はそう。
RDM2015年の方が端的に濃さもわかりやすいかもしれない。それほど2010年はまとまっている。2015年のRDMの完成度やバランスを褒めたばかりだが、2010年のBDMは、もっともっと大人。チャラチャラしていない。旨味ばかりでもないし、甘味にも逃げない。2015年のRDMの方がモダンに感じるほどこの2010年のBDMはトラディショナル。
圧倒的に前向き、開放感満載の押し出し強い開きはないが、どう考えても閉じてるわけではない。という意味の開き。
すでにまとまってる。もちろん、そこにバランスの良さも感じてる。
実は2010年って最初にCCあたりを飲んだ時には、あまりピンと来てなかったんです。それは、2010年という高次元でのバランスの良さが琴線に触れないというあたしの未熟さだったんだな。
では、整い過ぎた美人のような、ヨソヨソしさにもにた近寄り難さがあるわけではないし、整い過ぎた美人にように、整い過ぎたがゆえの魅力のなさを感じるわけでもない。
ただただ、しんみりと旨い。これは間違いない。
酸味や渋味すらもうすでにまとまりの領域。この状態が長く維持されることを期待もするし、きっとそうなる。
あらやだ‥抜栓直後の一杯目から、当たり障りなく旨いのに、グラスの中で、小さな開花するように、甘味がぽつーんと出てくるんですね。
一杯目最後のひとくち‥‥ああ、真っ当だよ、真っ当においしいブルネッロだよ。
二杯目です。一杯目の最後、ぽんと開花した甘味が継続してる。静かに、低い位置を旨味が広がる。これは立体的でないという意味ではない、汲めばその奥深さを感じるのはとても簡単なこと。とても静か、静寂が広がる。バタバタと慌てる、体裁を繕うこともない。なぜならすでに完成されている。
サンジョヴェーゼに時折現れる赤なのに柑橘の風味も居てる。少し粘性、またーりとしたニュアンスも出てきました。グラスの中でじっとりと濡れ始めた模様。チープなワインってグラスの中でどんどん悪くなるわけですが、いいワインは、グラスの中で、それこそデキャンタージュされたのと同様の効果なんですよね。空気を含みまろやかになる。
二日目もヴィノムのブルネッロ型です。フルーツの香りに少し熟れが交錯します。タバコや、濡れたなめし革的な。とはいえ、フルーツ香主体、香りに粘性を少し感じますかね。またーりとしてきたようです。口に含みますと、婚前一体、もとい、渾然一
体とまとまった果実味はやはりまたーりとしている。静かですが、おおらかに旨味が溢れます。15度をまったく感じさせないですね。やわらかさ、やさしさ、とてもバランス良くまとまり、しんみりとした旨さ。
思った以上に真面目、シリアス、そしてエレガントさをしみじみ感じさせるブルネッロ。こういう完成度の高いワインは書くことがないや。
三日目もヴィノムのブルネッロ型一択。外は台風の影響で大雨、まだ15時ですが飲みます。もう電話が鳴っても(=配達依頼)取りませんから。スミレ。旨味にスパイスの軽い刺激、伸びる酸味、濡れたタンニン。じっとりとまとまり、まとわりつく。まだまだ強さももちろんあります。でも強さが飲み難さには繋がらない。もうすでに飲める状態。ああ、タンニンの濡れたところと、乾いたところも複雑さのひとつだよね。
うーん、完成度高いわ。このところ2010年、2015年とグレートなビンテージのワインを続けてますが、共通項は完成度の高さ、バランスの良さやね。このラ・フィオリータの場合、日本市場は現行ですが(まだ2009年もあるそうです)すでにバックビンテージであるのも利点。しかも、RDM2015年をがむばったので【1.000円OFF】でご案内できることに喜び(まあ、割当分だけだけれども)。
ふわああ。三日目でも、三日目だからこそのまとまりもあるけれども、ずーっとおいしい状態が続いていますね。別に初日に消費してしまってもいいんだけれども、いずれにせよ、グラスの中で‥ここ大事やと思います。注いだすぐの一口目での判断ではなく。ゆっくりと、そしてゆったりとした気持ちで挑むのも大事。
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