Bolgheri Superiore 2002 Grattamacco

トスカーナ州の赤

更新履歴 2015/05/01
販売価格

6,980円(税込)

在庫数 SOLD OUT

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ボルゲリ・スペリオーレ 2002 グラッタマッコ
《イタリア/トスカーナ/赤/カベルネソーヴィニョン、メルロ、サンジョベーゼ/フルボディ》

ボルゲリは、カスタネート・カルドッチで1997年に創業した老舗であるグラッタマッコ。2002年からモンタルチーノのポッジョ・ディ・ソットと同じくモンテクッコ地区の生産者コッレマッサーリの傘下となっています。ボルゲリの老舗ですが、所有するブドウ畑は14haと規模は小さい(サン・グイードが90ha、レ・マッキオーレが21ha、オルネッライアが97ha、グアド・アル・タッソに至っては300ha←さすがアンティノリ)。そのセパージュ比率は年号によって変化するようですが、カベルネソーヴィニョンを主体にメルロとサンジョヴェーゼのブレンドは今も変わらないようですね。ボルゲリながら、サンジョヴェーゼを混醸するところに、トスカーナの「血」を感じます。

最初にご紹介したのは2014年だったかな(遠い目)、その後再々入荷を経て、久々に再々々入荷となりました。今年は2016年あたりがリリースされる年回りかと思いますが、14年の追熟成を経た2002年がこのお値段をキープし続けているのが奇跡ですね。

もちろん、2002年はオフビンテージ。基本、優良年を扱いたい姿勢はご存知の通りですが、オフでもこれだけ安いならコスパは爆アゲで間違いありません。再々入荷で、トータル100本には満たないかと思いますが、50本以上は販売実績はあるはず。となると、そうそう、だいぶと前だけど飲んだわ‥なお客様も、久々にどうでしょうか?熟成の歩みを感じていただけるかもしれません。カベルネソーヴニョン主体のボルドーブレンド。だからこそオフでも価値ある一本に仕上がってるはずですよ。

さて‥状態は、再々入荷となりますが、毎度毎度、新同品的見た目はラベルとオレンジのキャップシール。一部は6本木箱で納品されましたので、基本木箱で寝かされ保管されていた模様。液面にややバラつきはありますが、経年相応から高い位置までと十分な量ですね。キャップシールは回るもの、回らないものが混在しますが、液漏れはないはずです。瓶底の凹みの澱もその量に瓶差はありますが、しっかりと沈む澱で、液体自体はとてもクリア、鮮やかでまだ深みもある赤は国際品種+アリアニコらしいですね。前回入荷時も1本飲んだのですが(当時の毒味は商品ページに)今回も1本ぷらいべーとで飲ませていただきます。ちなみに表記のアルコール度数は13度となります。

飲んでみました(2015年2月)

コルクは5cm弱。一番液面の低いボトルを選びました。コルク中盤まで染みていますが漏れはありません。グラスはヴィノムのボルドー型。カベルネの青さは皆無ですが、熟れ熟れのカベルネ系特有の「むーん(伊東四朗風で)」とした果実香が素晴らしく、思わず電線音頭を踊りそうなイキオイ。カーボン、インク、香りからしてカベルネ系の重さ、密度の高さが伺えます。少し火薬ちっくな硝煙反応、コンパウンド状のタンニンと、サラサラの酸。

口に含みますと、ポンとした甘味を伴うベリー系の果実味。若い頃はギンギンでしてんでえ‥と言わんばかりの落ち着き。加齢による華麗な丸みはまるで人間と同じですね。ああ、オレも少しは性格が丸くなったと言われたいものだが、丸くなったのは体だけでって…ウルサイわっ!

フランは入ってませんが、スパイス感にフランっぽさあるカベルネ。鉄っぽさはフランではないし、メルロとしても控えめ。硬さはほんとなくやわらかだし、しっとりとしている。ちょっと安過ぎやしませんか。飲んだら値上げしたくなる。

素晴らしいですねえ。13度というアルコール感がまた過剰演出がないんですね。酸の部分がどこかサンジョヴェーゼで、そこにイタリアを感じさせる。詳細はセパージュ比率は不明ですが、カベルネが過半数とは思えないし、メルロが占有しているとも思えない。サンジョヴェーゼは補助品種的ですが、最大で30%までかな。

ちっとも老ねてませんね。2002年でもまだ若いかもと思える。とても健全でキレイに熟成しています。

あ、ちなみにこのボトルは液面一番低め、キャップシールはその他ほとんど同様に回りませんが液漏れはありません。キャップシールの厚みが他のワインよりもありますね。数ミクロンの差かもしれませんが、素材も重みがあります。内側はシルバーなんですが何かコーティングされているっぽくそれがボトルネック内側にしっかり密着してるのが回らない原因かもしれません。

少し香ばしさがあり、スモーキーなニュアンスも。毛嫌いしていたわけではないが、カベルネってやっぱり熟れてからよね‥そして熟れたカベルネって、サンジョヴェーゼやネッビオーロとはもちろん違う、すばらし個性がある。そしておいしい。

なにもボルドーブレンドを醸す生産者がボルドーを目指しているとは言わないが、とてもボルゲリらしさがある。しかし、サンジョヴェーゼというトスカーナの血が混醸されているところにイタリアらしさもある。

まだまだ熟成可能なポテンシャルは十分だし、今飲んで十二分においしく楽しめるいいバイオリズム上り坂にあます。とても良い状態、ああ、8,980円もらえばよかった(懺悔)。

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