Rosato 2015 San Giusto a Rentennano【第二回販売分】

イタリアのロゼワイン

更新履歴 2016/10/16
販売価格

2,580円(税込)

在庫数 SOLD OUT

※サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ社のCC2014、CCR2013、Percarlo2012をご購入のお客様のみの先行販売となります。
※要ログイン

ロザート・トスカーナ 2015 サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ
《イタリア/トスカーナ/ロゼ/サンジョヴェーゼ/辛口》


2015年ビンテージをベタ褒めしています。まずは白ワイン。弊社的にはアルト・アディジェや、カンパーニャの2015年の白の出来の良さからそう判断しています。今後まだまだ2014年ビンテージから切り替わるワインもあるかと思いますので、楽しみですね。そしてロゼワイン。カステッロ・ディ・アマのロザート他、2015年のロゼがなかなか良い。これは来る赤ワインを期待させる好材料となります。

このサン・ジュスト・ア・レンテンナーノのロザートのオファーがあったのは今年の3月、弊社はもう十数年同じ輸入元からの並行モノを仕入れています。十数年前から、現地のエージェントも変更はありません。ロザート以外は今年の1月にオファーがありましたから、その時点でこの秋のサン・ジュスト・ア・レンテンナーノのワインの発注は済んだ‥と思っていたのですが、危うく見逃すところでした。まさか、まさか、ロゼが出るとは思ってませんでしたからね。これはぜひ飲みたい、もちろん初ビンテージのはずで(自家消費用や、直売所限定であった可能性はあるが)、レンテンナーノの作品となれば間違いないはず。オファー分全量と、万が一余分に購入できないか、いつのも輸入元さんからいつものエージェントさんにも問い合わせをして頂く。基本的にオファーは何も弊社だけにあるのではない。膨大なリスト(エクセル)の中から選択するわけで、他のショップも気付いてオファーをされることも可能性がある。となると、限られた本数から希望本数が減ってしまうかもしれない。まずは、そんなオファーに対する発注の〆切りまではお口チャック、チャック。そして現地からの確保ができた旨の回答を待ってから‥実はこんなのあるんだよん!なブログがこちら‥

http://cincinnato.blog.so-net.ne.jp/2016-07-08-2

情報をいつ公開するか?結構気を使います。独占するつもりはありませんが、ヘタに情報を出して自分が欲しい分が確保できないのは問題だしね。そして、現地でもちゃんと確保が出来たという連絡を受けてからの情報公開。そう、一部の古酒なんかは発注はするんだけれども、すでに完売で買えなかったということはままあるのです。

ちなみにブログ記事には「実際の液色はもっと明るく…」の記載がありますが、実物はブログ画像の通りの暗く濃いめの色合いでした。

さて、このロザート。公式サイトにも掲載されていません。ということでラベルからの情報を頼りにこのワインを分析してみましょう。

バックラベルを確認しますと‥

「我々のロゼは100%自社で栽培したブドウで造られ、完熟した状態で手詰みされます。」

「軽い濾過しか施していませんので、沈殿物があるかもしれません。」

他のワインならセパージュ情報もあるのだが‥。後者の文言は今回のロットから全てのワインに共通で記載されています。ロット番号は"L 120/16"とありますので2016年の1月20日かな?瓶詰日と予想します。2015年産のブドウですから、ほぼ熟成らしい熟成期間は経てないことになります。

色合いはとても深いです。もちろん、そのCCあたりと比較すれば明るくなりますがロゼとしてはかなり深い、しっかりとした赤色となりますね。カステッロ・ディ・アマのロゼと同等と考えて間違いありません。セニエで醸されたのでは?と想像しています。サンジョヴェーゼかメルロ、どちらか一択かと思いますが、ネットの情報ではサンジョヴェーゼの記載があったはずです。どのワインの醸造の際のセニエであるか?どうせなら、ペルカルロの質をさらに向上させるために‥も、考えられますね。もちろんCCやCCRの品質向上も兼ねてという可能性もあります。ただし、このロゼ‥アルコール度数が14,5度の表記です。かなり高いですね。個人的にはペルカルロのセニエではないか?この度数からするとそう、想像しています。なお、他のレンテンナーノのワイン同様に生産本数が記載されています。この2015年の生産本数は3,498本です。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


ボルドー型の透明瓶。コルクはまあまあの質の4,5cm。冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのキャンティ型。表記のアルコール度数は前述の通り14,5度とやや高めです。透明度はありますが、色は明るめではなく暗めに見えます。香りはサンジョヴェーゼで間違いありません(メルロやったらどうしよう‥笑)。少しイチゴ系ベリーの甘味ある香りを伴うスミレ、赤いブルーベリー果汁。

まずは飲んでみましょう。口に含みますとアルコールが高い分も含めてのボリューム。まろやかな厚み、密度を感じますが、あくまでもミディアムボディ。少し苦みのアクセントを感じ、紅茶葉のような渋味があり、酸味も十分感じますね。高いアルコールや、厚みある果実、ミネラルをダレさせない酸味の存在、前述の渋味による構成感もバッチリ感じます。一杯目から旨味がある‥いや、旨味が深い。

そこはかとなくレンテンナーノらしいキャンティ・クラッシコ感はあるが、あくまでもサンジョヴェーゼからなるロゼとしての共通項もある。まだヒエヒエですが、しっかりと果実味、そして渋味と酸味、旨味を感じますね。ミネラル感もある。それにしても余韻に果実味も続くが、渋味と酸味が長い。

ふむふむ。赤い果実の甘味、果実味を伴い、そこに溶ける紅茶葉はこの色合いからもローズヒップティー的で、どこかリンゴの香りもあるんだよなあ。もちろん、渋いイチゴがあり、スモモやザクロのような酸味を感じさせる赤い果実も連想する。14.5度は感じさせない。

公式サイトに情報がない以上は、このワインがセニエであるかどうかも不明だが、どう飲んでも若樹から作られているとも思えない。そして、スタンダードなCCのセニエか、それともCCRレ・バロンコーレのセニエか、はたまたペルカルロの?いずれかかもしれないし、どうだろう、共通セニエなんて存在するのか?

うん、旨いねえ。

確かに甘味があるんだが、そのサラサラとした渋味と伸びのある酸味があり、果実味もアルコールも重たくはない。まるで赤ワイン‥とまでは言わないが、ロゼとしての構成感が凄く高い。生臭さもない、このロゼの旨さを思うと来年リリースの2015年のCCも楽しみだし、再来年はCCR、その次はペルカルロかと思うと本当に楽しみ。そして、これが序章だとすると必ず飲んでおいて欲しい。

一歩引いた目線でなくともロゼはロゼで間違いない。赤ワインではありません。しかし、タンニンと酸に関してはまるで赤ワインの様。果実の香味が赤ではなくロゼだから尚更タンニンと酸が際立つのかもしれません。

初ビンテージを経験するのって大事。しかも2015年、サン・ジュスト・ア・レンテンナーノにとってもよかったはずで、きっと製法はセニエかと思うが、その赤ワイン達の品質向上にも繋がる副産物でもあるし、それが若樹からのものとしても若樹の樹齢が上がるまではロゼに仕立て、樹齢が上がればまた植え替える畑があり、ロゼのブドウは新しく植樹した若樹から‥という循環は最終的に良いワインを造るためのものになるはずだしね。

二日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのキャンティ型。初日同様の香りは、そう、ここもレンテンナーノなんだよな。決して華やかで外交的な開きではない。あたかも閉じているように大人しい。が、これがレンテンナーノの閉じの美学(閉じてません)。口に含みますと初日よりもやわらかなミネラルが輪郭から感じ取れ、果実の香味を包み込んでいると感じるも、中盤からムクムクと酸味を引き連れて沸き上がるのはタンニン、そう渋味もやっぱり豊富。

果実味は甘味がないわけではないが、いわゆるロゼ的チャーミングな果実の香味を持ちつつも味わいはいたってシリアスなもの。そのサラサラとした渋味は一層ドライに感じさせるし、酸味もキチンとあるからなおさら甘味を感じさせない(甘味がないわけではない)。

これまで赤に近いロゼ‥とは、果実の香味が赤ワイン同等に‥と捉えていたが、このロゼが赤に近いのは渋味と酸味で間違いない。そういう意味でもセコンド栄えしそうな酒質、何もロゼだからといって、前菜のトマトや、ハム類などとの相性だけではないのだ。しかもこれだけ渋味も酸味もしっかりしていれば、赤身の魚でも少しは脂も欲しい。脂の乗ったサーモンもいいが、サーモンだと赤が足りないか?中トロ、しかも漬けで?いや、ここは脂身もある上質な肉汁滴る豚、アリスタがいいかもしれない。もちろん牛肉でもいいが、やはり少し脂を噛んだ部分でお願いしたい。

うん、真面目だね。ロゼにしては大真面目。もちろんそう感じるのは渋味と酸味なんだけれども、特に渋味。苦みにはならない渋味。

三日目も冷蔵庫キンキン、グラスはヴィノムのキャンティ型。二日目とさほど変わらないが、ミネラルと酸味に伸び、さらなる透明感を感じますね。渋味は相変わらず豊富。紅茶、お茶のような渋味の部分もある。ようやく柑橘が少し‥変わらずベリー、チェリーですが。

まったくヌケやユルみは感じませんね。

旨い。旨いわ。

あからさまなロゼらしい甘味やチャーミングな果実が強いわけではない。まるで赤ではないのだが、渋味と酸味による構成部分、骨格はまるで赤。

これがレンテンナーノのロゼの表現なんですね。

レンテンらしい甘過ぎることもなければ、開き過ぎない大人しさ‥そしてハッキリと豊富なタンニンを感じるこのスタイルはレンテンのサンジョヴェーゼらしさを切り取ったかのようなロゼ‥単体で飲むのもいいですが、レンテンの赤を飲む前の繋ぎにするのはとてもいいと思いますね。上手く繋がってくれるはず。

これもいい、いいロゼですよ。記念すべき初ビンテージが2015年、これを軸として、さて2016年はどうなるのか?アルコール度数や色合いも含めてそのお味をしっかり経験しておいて欲しいですね。

サンジョヴェスタなら、レンテン好きなら、この2015年のロゼはマストですよ!

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