Rosso di Montalcino La Mannella 2019 Cortonesi
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ロッソ・ディ・モンタルチーノ・ラ・マッネッラ 2019 コルトネージ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ/フルボディ》
当主はマルコ・コルトネージ。エノロゴはその息子であるトンマーゾ・コルトネージとなります。これまでの生産者名は土地の名前でったラ・マンネッラでしたが、近年、家族の名前であるコルトネージに改められました。
1970年代にはワインの醸造も行っていたようですが、コルトネージ家が瓶詰めを始めたのは1990年のこと。本拠地はモンタルチーノの北西部であるそこのアジェンダと大半の畑(ラ・マッネッラ)を持ち、南東部分にも土壌のことなる畑(ポッジャレッリ)を持ちます。自社瓶詰め当初はそれら二カ所から収穫されるブドウも大きな意味でブルネッロ・ディ・モンタルチーノのひとつの個性として混醸してきましたが、1998年より北西部のラ・マッネッラ地区のブドウから醸されるブルネッロはクレッシック・ブルネッロとして位置づけています。また、南東のポッジァレッリ地区からのブドウで作られるブルネッロは新しいブルネッロとしてリリースしています。
ラ・マッネッラ地区の土壌は石灰質が主体。対してポッジャレッリ地区は砂質が主体でガレストロも豊富。ことなる個性を持つブドウを個別に醸造します。ラ・マッネッラ地区から生まれるこのRDMやアンナータ、リゼルヴァは3,000Lを越えるスラヴォニア産の大樽との相性が良く、ポッジャレッリ地区からはアンナータのみをリリースしますが、フランス産のトノー樽で熟成させることにより新鮮さをも兼ね備えます。
モンタルチーノ北西地区に位置する石灰質と粘土質が混ざった土壌が主体ラ・マッネッラの単一クリュからのロッソ・ディ・モンタルチーノ。収穫されたブドウはステンレスタンクで10日から15日間の醸し発酵の後、30HLのスラヴォニア産の大樽で約12ヶ月の樽熟成。若樹からのブドウも使用されていると思われますが、熟成の樽材も一緒ですので、熟成途中からのセレクション違いもあるのかもしれません。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
コルトネージのラベルは清潔感がありますね。純白のラベル地に、アジェンダの風景、シンプルで上品なフォント使い、筆記体も効果的です。コルクはなかなかの質の4,5cm、グラスはヴィノムのブルネッロ型一択。表記のアルコール度数は14,5度となります。深く暗いルビー色ですが、決して濃い色でもないですね。堪らないホッコリとした小豆の香りに、甘味のあるスミレと、イチゴ飴。チェリー系の果実香もしっかりと濃密で、ロッソ・ディ・モンタルチーノとは思えない充実感がありますね。香りに力強さがあり、もちろん閉じ感はありません。甘味を伴うフルーツの香りには、チラチラと乾いたタンニンや、土壌を思わせるミネラルの香りも交差し、なかなか複雑な香りがありますね。もちろん単一品種ですが、単調さは皆無です。
口に含みますと、14,5度を感じさせないミディアムプラスなボディ。決して重々しくないのは隅々まで行き届く酸味。甘味もありますが、適量で甘ったるさはありません。まだまだ旨味がほとばしるには時間はかかりますが、上質な酸味とともにジューシーな果実味がおいしいですね。少し、イグサや、畳のような風味は、ある意味茶葉系のタンニン香の派生ともいえ個性的かつ効果的です。スラヴォニア産の樽のはずですが、ひょっとするとフランス産のトノー樽も使ってるかもしれないかもしれない(どっちだよ)な、樽香はありますね。もちろん、樽香に派手さはありませんで、とても心地よいものです。一般的な(←基準が曖昧ですね)ロッソ・ディ・モンタルチーノと比較すれば、確実に密度も複雑さも余韻も長いんだけれども、高額な高品質とされている(←基準が曖昧ですね)ロッソ・ディ・モンタルチーノと比べても引けを取らないながらも、これが3,000円ポッキリなんだからコルトネージは侮れない。飲み進むにつれ渋味、タンニンが前に。構成感があり、果実の香味の肉付きもいい。少しタンニンにスモーキーさが重なりますね。
二杯目です。この注ぎ立てのホッコリ小豆とミネラル、果実香がいいですね。香りの甘味も馴染んできましたし、味わいもよりなめらかに、しっとりと甘旨味が出てきました。そう、コルトネージはこの甘旨味と予想以上の密度感がいいんですよね。非常に満足度も高いですし、高次元でバランス取れてますよ。華麗にスルーになっちゃって、ブログにUPしませんでしたが、比較的安価なブルネッロの2016年を飲んだのですが、このロッソの足元にも及びません。うーん、やっぱり二杯目ぐらいからが本領発揮ですね。より旨味、深みがあります。スモーキーさも増しました。ボディもミディアムプラスからフルボディになってきました。余韻も長く、ロッソ‥とは思えません。
二日目もヴィノムのブルネッロ型です。スミレと赤い果実の香りがクッキリと開いてきました。チェリー主体ですが、フランボワーズなどやや酸味を感じさせる果実香がありながら、それをまろやか感じさせる樽の風味や、アルコール感がありますね。確かに、同じラ・マッネッラの区画ながら、ブルネッロと比較するとチャーミングな果実と感じられます。口に含みますと初日よりも旨味もだだ溢れで、膨よかにまとまっていますが、酸味も湧き出ており、とにかくジューシーつゆだくなんですね。もちろん、ボディとしてはそのブルネッロよりも控えめですが、一般的なロッソと比較すれば、もうこれは十二分と言えるでしょう。それぐらいブルネッロもひとクラス上と感じさせるものなんですけどね。全体的なラベルが高いんですね、コルトネージは。少しワイルドな赤い果実もあるんですよね。もちろん、まだ力強さはあるのですが、十分に今飲め、おいしい状態です。それにしてもフランス産の樽も感じるんだけども(気のせいかしら)。
グラスの中での時間経過でタンニンが湧き上がりますね。少しカーボンな感じもあるし、少し苦味も感じます。十分なボディがありまろやかさもあるわけですが、そんなタンニンや、湧き出る酸味もあり構成感もバッチリ。ちっとも緩くはない、タイトさも感じさせるバランスもとても良い。あー旨い。
三日目もヴィノムのブルネッロ型です。香りからもまったくのユルみは感じさせませんね。香りも密度が高い、深いわけです。飲み口のこのまったり、しっとり、ねりねりとした密度ったら。グっとまとまってますよ。婚前、もとい、渾然一体となっるこの塊感。ロッソでよね?そんな感じですね。あー旨い。めっちゃ旨い。酸味ももちろんあるんですよ。伸びもいいし質も高い。トゲトゲしない酸味と、ガヤガヤしないタンニン。タンニンはもうボールベアリングの世界ですね。球体は均一で細かい。旨味もしつこくないし、果実味や旨味に伸びがあるのはとてもいいですね。14,5度も意識させない。しっかり満足感のある飲み応えがありながらもとても飲みやすい。エライ。
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