Brunello di Montalcino La Mannella 2015 Cortonesi
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ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・ラ・マッネッラ 2015 コルトネージ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ/フルボディ》
当主はマルコ・コルトネージ。エノロゴはその息子であるトンマーゾ・コルトネージとなります。これまでの生産者名は土地の名前でったラ・マンネッラでしたが、近年、家族の名前であるコルトネージに改められました。
1970年代にはワインの醸造も行っていたようですが、コルトネージ家が瓶詰めを始めたのは1990年のこと。本拠地はモンタルチーノの北西部であるそこのアジェンダと大半の畑(ラ・マッネッラ)を持ち、南東部分にも土壌のことなる畑(ポッジャレッリ)を持ちます。自社瓶詰め当初はそれら二カ所から収穫されるブドウも大きな意味でブルネッロ・ディ・モンタルチーノのひとつの個性として混醸してきましたが、1998年より北西部のラ・マッネッラ地区のブドウから醸されるブルネッロはクレッシック・ブルネッロとして位置づけています。また、南東のポッジァレッリ地区からのブドウで作られるブルネッロは新しいブルネッロとしてリリースしています。
ラ・マッネッラ地区の土壌は石灰質が主体。対してポッジャレッリ地区は砂質が主体でガレストロも豊富。ことなる個性を持つブドウを個別に醸造します。ラ・マッネッラ地区から生まれるこのRDMやアンナータ、リゼルヴァは3,000Lを越えるスラヴォニア産の大樽との相性が良く、ポッジャレッリ地区からはアンナータのみをリリースしますが、フランス産のトノー樽で熟成させることにより新鮮さをも兼ね備えます。
今回ご紹介するのは2種類あるクリュ・ブルネッロ・ディ・モンタルチーノのひとつである「ラ・マッネッラ」北西地区のラ・マッネッラブドウ園からのブドウのみで醸されます。もうひとつのクリュ・ブルネッロは、先に記載した南東部のポッジャレッリとなります。ただ、コルトネージは、ロッソ・ディ・モンタルチーノ、このブルネッロ・ディ・モンタルチーノ、さらにリゼルヴァはすべて「ラ・マンネッラ」のクリュを名乗っており、「ポッジャレッリ」は、ロッソやリゼルヴァはなく、クリュ・ブルネッロのみとなります。
「ポッジャレッリ」はフランス産のトノー樽が使用されるのに対して「ラ・マッネッラ」を名乗る3種類のワインは、すべてスラヴォニア産の大樽が使用されます。この「ラ・マッネッラ」のクリュ・ブルネッロは40ヶ月の樽熟成期間と、6ヶ月の瓶熟成期間を経ます。ロッソ・ディ・モンタルチーノの樽熟成が6ヶ月ですから、36ヶ月(3年)の差があるんですね。なお、リゼルヴァは優良年のみの生産で48ヶ月から60ヶ月樽熟成されるようです。
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