Nebbiolo d'Alba Valmaggiore 2015 Bruno Giacosa

ピエモンテ州の赤 > Bruno Giacosa

更新履歴 2020/06/24
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4,980円(税込)

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ネッビオーロ・ダルバ・ヴァルマッジョーレ 2013 ブルーノ・ジャコーザ
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/フルボディ》

本筋はブルーノ・ジャコーザの本拠地であるネイヴェ‥つまりバルバレスコの銘醸。祖父カルロ、父マリオ‥そして現当主であるブルーノと三世代に渡り、その名声を築きあげてきました。現在、自社で所有する畑は約20ha。過半数は買いブドウでワインを醸していますが、これは祖父カルロも、父マリオもブドウの仲買人も仕事だった歴史があるんですね。とはいえ、カルロ氏は自社での醸造も初めていたんですね。第二次世界大戦の戦中や戦後は、ボトルワインの市場がなかったために瓶詰めのみで量り売りをしていた時期もあるそうですが、1961年‥1929年生まれのブルーノ氏の名前を冠した「ブルーノ・ジャコーザ」が誕生しました。うーん、なんて孫思いのじいちゃんだったのでしょう‥と思うが、この地方では祖父の名前を継ぐのはよくあることのようですね。

今なお、買いブドウも使用していますが、仲買人の家系な歴史は、どこの畑が優れているのか、誰が栽培しているブドウが優れているのか‥熟知しているんですね。そんなブルーノ・ジャコーザのワイン達…実は、ラベルには二種類の表記があるんですね。

・(Casa Vinicola) Bruno Giacosa
 契約農家の畑から購入したブドウで醸されるワイン。

・Az.Ag.Falletto di Bruno Giacosa
 自社で所有する畑から収穫されたブドウで醸されるワイン。

こう書くと、後者の方が‥というイメージありますよね。しかし、そこは長年買いブドウでの醸造の歴史を持つブルーノ・ジャコーザ‥すべてはネイヴェの醸造所で醸造されますし、買いブドウと自社ブドウでの醸造方法に差はありません。もちろん買いであれ、自社であれブルーノ・ジャコーザのクオリティーに差はありません。

スタンダードなネッビオーロ・ダルバと、このヴァルマッジョーレ。畑はランゲのタナロ川対岸、ロエロ地区のヴェッツァ・ディ・ダルバに位置するヴァルマッジョーレ区画からのネッビオーロのみで醸した上級品となります。つまり、実はバルバレスコを生むランゲ地区のネッビオーロでは実はない。数あるバルバレスコのセカンドクラスではないとも言えます。前述の通り、ブルーノ・ジャコーザはランゲ地区のみならず、いいネッビオーロをが栽培、収穫できる産地、畑を熟知しているわけで、そのジャコーザが選ぶ畑に間違いはありません。

海抜約250m、haあたり4000本の株密度、砂質と泥土の土壌にコントロスパリエーラの仕立てで栽培されている平均樹齢20年のネッビオーロは、約27度から28度に温度管理されたステンレスタンクにて約15日間のアルコール発酵と、マセラシオン。タンク内でマロラクティック発酵を終えた後、100hlの大樽で13ヶ月の樽熟成後、瓶詰めされます。ちなみにワインアドヴォケイト91+点とクラスを超えた評価となります。ちなみにこの2015年のラベルに記載の生産本数は14,200本となります

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

お馴染み過ぎるジャコーザのラベル。表ラベルに14,200本の生産本数が記載されています。コルクはジャコーザらしい高品質の4,5cmで問題なし。グラスはヴィノムXLのピノ型、表記のアルコール度数は14度となります。グラスに注ぐ途端から香りの開きを感じますね。色調はネッビオーロらしいエッジ付近にオレンジの射す赤、深さもありますが、ピノ的な色調、もちろんクリア。確かにブドウの出所がロエロであるのがわかるのは、そのバラの華やかな香り、そこに心地よいスパイスの風味がある。現行比2年か3年未満になるが、そのイニシアチブを感じるようなムンと蒸れたような果実香、しかも開いてるのがいい。大樽で13ヶ月の熟成による穏やかな酸化による熟れを感じますが、樽香にはもちろん派手さはない。あくまでも果実香中心の構成はさすがジャコーザ。開いた果実香にやわらかさ、ネリネリした熟れがありとても上質。

口に含みますと、今、2015年のネッビオーロ・ダルバらしい熟れ。しなやかな密度、果実味にやわらかさがあるフルボディ。重苦しくもないし、14度を感じさせるわけでもない適切さ、もちろん、ネッビオーロとしてはまだ若いし、優良年がゆえの力強さがあるが、「フォースにバランスをもたらすもの」であるのは間違いないバランスが、何かを突出させることなく、全体的な開きにチグハグさがない飲みやすさ‥ああ、うまい。

すでに旨味もありますね。イガイガしない酸味、ギシギシしない渋味もうれしい。どこか気になる、気にさせるのない、落ち着いて飲める完成度の高さはジャコーザ。甘味‥も、まったくイヤミがない。14度のアルコールの甘味も感じさせない。いい飲み頃だねー。心地よいネッビオーロ、華やかさもあるのでロエロらしさもあるが、ジャコーザの品の良さがあるね。

二日目もヴィノムXLのピノ型です。開いてますねー恥ずかし気もなく開いてる。甘味もあるバラの香りに華やかさがあり、そこにロエロらしさもありますが、純度の高いネッビオーロ汁の風味がとてもいい。紅茶葉と、緑茶の香りがあるんだけれども、色鮮やかな茶葉から、枯れのレンジが広い。ネッビオーロらしい鰹出汁のような(香る)出汁っぽさ。渋味が血合いとまでは言わないが、サラサラとした渋味もまたおいしいし、複雑。いいまとまり。伸びる酸味があり旨味推しではない旨味。

三日目もヴィノムXLのピノ型です。三日間開きっぱなし。甘味あるバラの香りにやっぱりロエロのネッビオーロを。より旨味がでてきましたね。なかなかチュパれる酒質です。タンニンも乾きとしっとりの二刀流、茶葉系の香りが辛気臭くないのがいいですね。モダンではなく洗練を感じます。ネッビオーロの果汁がとてもクリアですね。雑味のない複雑さがとてもいい。素直においしいネッビオーロに仕上がっています。

香味に開きを感じ、しかも複雑。決して樽が強くかかっているわけでもないし、暴力的な濃さもない。でも、弱々しいわけでもない。真っ当に、素直に、そしてピュアなジャコーザらしいネッビオーロの表現。若いうちからネッビオーロを楽しむなら、ロエロがいいよ、というメッセージが聞こえてきそうです。心地よいタンニンと酸、これからの季節にもいいですね。

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