Barolo RIserva Bussia 1970 Prunotto
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バローロ・リゼルヴァ・ブッシア 1970 プルノット
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/フルボディ》
プルノット社は日本市場でも古くから紹介されている老舗。ピエモンテはアルバに本拠地を置き、元々は、第一次世界大戦後、運営の苦しかったランゲ・ワイン協同組合をアルフレッド・プルノット氏が1923年に買い取ったことから、プルノットの歴史は始まります。アルフレッド・プルノット氏は、経営者としてだけではなく醸造家としても手腕を発揮‥当時から輸出も盛んで、世界市場でピエモンテワインと言えば?なほどの名声も。30年以上渡りプルノットを守ってきたアルフレッド氏でしたが、1956年に勇退‥友人である醸造家のペッペ・コッラに譲渡しました。後継者が居なかったのかな?ペッペ・コッラは弟のティノ・コッラの協力を得て、プルノットの品質を保ちながらアルフレッドの意思を継ぎ、名前もプルノットのままで運営します。
そして1989年、プルノットはコッラ兄弟から、当時から販売協力関係にもあったアンティノリ社に引き継がれるます。実際の醸造などは1995年頃までコッラ兄弟が関与していたとのこと。アンティノリとしても、買収はすれど、その文化や歴史をすぐに変えることなく‥は、変える必要がなかったほど、コッラ兄弟の構成が偉大だったんでしょうね。
実はプルノットは、ランゲ・ワイン協同組合がその元であることからもわかる通り、設立当初から長らく、農家からの買い入れブドウでワインを醸していました。もちろんコッラ兄弟の時代には、少なからず自社畑を持っていたようですが、基本的には買いブドウでの生産です。アンティノリが所有者となって変わったのは、1990年にはブッシアの畑を…その後もバルバレスコ地区の畑などを買い増ししてきました。また、醸造に関してもアンティノリが所有者となってから、500Lのそれまでよりは小樽も使うようになったそうです。
さて‥状態は、ラベルには全体的にカビ汚れ、協会のシールや肩部分の年号シールに破れやめくれがありますが気にしない、気にしない。キャップシールはこの時代らしくクシュっとしたタイプでくるくるとは回りませんが、液面は結構高いんですよね。液漏れはないはずです。ただ、液色は全体的にモヤっている状態。瓶底の凹みにも経年相応の澱が沈殿しています。全体をクリアにするために澱を落とす(一週間もあれば完璧に落ちると思います)一手間が必要です。できれば、途中パニエで寝かせてもいいし、デキャンタも一考。できれば、馴染みのソムリエに任せるのが吉かと思います。という澱の部分で一手間必要ですが、液面も高く上手に飲んでいただければ、ネッビオーロ古酒好きには堪らない一本となっていると思います。ラベルに記載の生産本数はフルボトルで6,740本。ナンバリングが施されています。720ml規格、表記のアルコール度数は13,5度となります。1970年はおいらの誕生年なんだー。
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