Chianti Classico Riserva 2015 Bibbiano

トスカーナ州の赤 > Chianti

Tremilla Yen di Vino Italiano :イタリアワイン三千円

更新履歴 2020/01/10
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3,000円(税込)

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キャンティ・クラッシコ・リゼルヴァ 2015 ビッビアーノ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ100%/ミディアム》

ビッビアーノ家がアジェンダを興したのは1865年。現在は5代目となるトンマーゾとフェデリコ・マッロッキエージ・マルツィが運営しており、カステッリーナ・イン・キャンティの海抜270mから300mの丘に約23haの畑を所有します。栽培するのはサンジョヴェーゼ(・ピッコロ)とサンジョヴェーゼ・グロッソ、少量のメルロとコロリーノとなります。近年は、トレッビアーノや、マルヴァジアからの白、サンジョヴェーゼのロゼなどもリリースしています。

ビッビアーノと言えば、かのジュリオ・ガンベッリ氏が手がけていたことでも有名ですね。1925年、ポッジポンシに生まれたジュリオ・ガンベッリ氏は14歳の頃からトスカーナ最大の生産者であった「エノポリオ・デ・ポッジ・ボンシ」で働き始めました。

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの基礎を築いたタンクレディ・ビオンディ・サンティに才能を見いだされ、サンジョヴェーゼの研究も行います。1942年、ジュリオ・ガンベッリが17歳の時に初めて手がけた生産者がこのビッビアーノだったんですね。ジュリオ・ガンベッリが1950年にモンタルチーノから移植したクローンを栽培し、ビッビアーノの土壌に合うように改良されてきたそうです(つまり出所は‥)。2012年に没後は2000年から参加した若きエノロゴ兼アグロノモのステファノ・ポルチナイ氏が継いでいます。

スタンダードな(ブラックラベル)キャンティ・クラッシコ、そしてこのキャンティ・クラッシコ・リゼルヴァ、クリュ名の付くリゼルヴァ、モンテルネッロも近年グラン・セレツィオーネに格上げした模様。ヴィーニャ・デル・カパッニーノのクリュ名の付くグラン・セレツィオーネもあり、CC1種類、CCR1種類、CCGS2種類の合計4種類のキャンティ・クラッシコをラインナップします。

クリュ名の付かないこのCCRは2014年が初ビンテージとなります。アルコール発酵と醸しは、ステンレスタンクとセメントタンクの併用で23日間。熟成はフランス産のトノー樽とセメントタンク半々の併用で18ヶ月の熟成後、アッサンブラージュされて瓶詰めされます。ちなみにワイン・スペクテイター誌は96点だそうです(えらい高得点やんか)。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

近年のビッビアーノのラベルデザインを踏襲していますが、スタンダードなCCがブラックラベルだとすると、このCCRはホワイトラベルと呼びたい白地のラベル、シンプルながらチープではないのがいいですね。真紅のキャップシール、コルクはまあまあの4,5cm、グラスはヴィノムのブルネッロ型にしました。ちなみに表記のアルコール度数は14,5度。スペック的に現状2015年ということで1年ほど遅れてるように思います(ラッキー)。色調はビッビアーノらしく、エッジ部分からの赤から黒へのグラデーションがいいですね。決して真っ黒というわけではない深みのあるルビー色です。香りもビッビアーノらしい旨甘味を感じるもので、派手ではないが甘味ある香りに奥深さ、つまり立体感を感じます。少し温度が低めですが、香りに閉じ感はありませんね。とりあえず口に含んでみましょう。ふんわりとなめらかな輪郭、スタンダードなCCよりも密度の高さ(深さ)は明らか。しっかりと果実味に溶け込む樽、スミレもベリー系果実味に溶け込んでますね。すでに旨味があり、チクチク、イガイガする果実味や、酸味、渋味ではありません。まだ、初日一杯目ですが、一体感すら感じます。終盤に少し木質な気質がありドライ。

旨いじゃないですか‥。

このCCRはサンジョヴェーゼ・グロッソではないはずですが、ブルネッロに似た果実味のわかりやすさがありますよ。膨大で旨味たっぷりの果実味がありますが、中心にはしっかりとミネラル、酸味、渋味による構成感があります。いいポジション。スタンダードなCCと、CCGSとの価格的にもいいポジション。スタンダードなCCよりも明らかに密度も高い(深い)ですが、CCGSよりも明らかに親しみやすい。いい意味でなんてことはなくいいワインと感じるのは2015年の好バランスさゆえ。14,5度も感じさせないですね。「濃い」ワインとはまた違うんですよね。「深み」があり「複雑」だから、濃さを求めなくても十二分に満足感がある。

旨甘味だけではなく、渋味はキメ細やかでサラっとしてていいですね。甘過ぎないのもいい。やっぱビッビアーノおいしいですね(だから扱ってるんだけど)。トンマーゾ、そろそろ来阪してくれないかなあ。それにしても、旨いなあ‥このスタイルってほんとわかりやすい。キャンティ・クラッシコのサンジョベが得意じゃない方にも、そしてキャンティ・クラッシコ大好きっ子にもオヌヌメできるのがビッビアーノ。

二日目はザルトのユニバーサルで飲んでみます。旨甘味はやはり香りから。木質な気質は爽やかさに一役、しっとりと馴染む二日目の旨味。ながら、旨味、甘味推しではなく、しっかりと渋味があり、渋味にローストっぽい苦味も連想させる要素もあるんだな。味わいはしっかりドライで、甘過ぎない。ボディ感もスタンダードなCCよりも、厚みも深みもあるが、フルボディに近いミディアムに感じさせるのは、14,5度を感じさせないアルコール感による飲みやすさですね。

三日目はヴィノムのブルネッロ型に戻します。こっちのグラスの方がいいかな。ということはヴィノムのキャンティ型よりも、ブルネッロ型や、なければボルドー型の方がいいかもしれません。三日目になると旨味もグンと深くなりますが、やはり渋みが効いてますね。甘味を目立たなくさせるカカオ70%以上のビターチョコ的なポリフェノールを感じる渋みがおいしいです。

CCではなく、CCRは少し大人のキャンティ・クラッシコに仕上がってますね。今飲んでも、すぐおいしいのは、1年遅れてるからの恩恵もあるかと思います。3,000円税込ポッキリ、いいですよ!


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