Pepestrino 2017 Felsina

イタリアの白ワイン

更新履歴 2019/11/20
販売価格

2,280円(税込)

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ペペストリーノ 2017 フェルシナ
《イタリア/トスカーナ/白/トレッビアーノ70%、シャルドネ15%、ソーヴニョンブラン15%/辛口》

ドメニコ・ポッジャーリ氏がカステルヌォーヴォ・ベラルデンガのワイン荘園を購入したのは1966年のこと。友人であった故ルイジ・ヴェロネッリ氏の紹介で、フランコ・ベルナベイ氏をエノロゴに雇い入れ、1983年にリリースしたのがフォンタッローロと、キャンティ・クラッシコ・リゼルヴァ・ランチャ。このふたつのワインで一気にフェルシナの名声が高まることになります。ポッジアッリ家の所有となりますが、現当主は、娘婿であり1982年までは哲学博士として高校で教鞭をとっていたというジュゼッペ・マッツォコーリン氏。

フェルシナが位置するのはシエナの北、キャンティ・クラッシコ認定地域最南端のカステルヌォーヴォ・ベラルデンガ地区で、一部はキャンティ・コッリ・セネージ地域となり、境界を跨いで畑を所有しています。ランチャはキャンティ・クラッシコ地区内の単一畑、フォンタッローロはキャンティ・コッリ・セネージ地区のブドウも混醸されてますので、キャンティ・クラッシコを名乗ることはできないんですね。

カステルヌォーヴォ・ベラルデンガ地域は土壌は石灰を含む岩と薄板状のマール土壌が主体で、僅かに砂質とシストが混じり込みます。この複雑な土壌は感想しがちでブドウ樹は地中深くの粘土層まで根を生やさないと十分な水分を得られません。現在ではビオロジックを採用してブドウ栽培を行っていますが、ブドウのみならず様々種の植物をブドウ畑に隣接させることでミツバチや、動植物との共存を進めているそうです。

 「有機的な栽培だけでは十分とは言えない。サンジョヴェーゼはマッサル
  セレクションによって色々なクローンの最良の樹を増やしてきた。
  更に森や動植物との共存を進め、次世代に僕達の伝統を残していきたい。」

  また、同時に、

 「自然な栽培環境とワインの美味しさは関係ない。」

  とも言い切るところに共感を覚えます(まったくその通りだよ!)。

現在リリースしているキャンティ・クラッシコは四種類。CCベラルデンガ、CCRベラルデンガ、CCRランチャ、CCGSコローニア(高過ぎです)。サンジョヴェーゼ100%からなるIGTのフォンタッローロにカベルネソーヴニョンのマエストロ・ラロ、シャルドネのイ・シストリ、ヴィンサント。近年はスプマンテにも挑戦しています。

ここまでテンプレ

このワインも元々はフェルシナが所有している「カステッロ・ディ・ファルネテッラ」のアジェンダ名でリリースされていた歴史があるはずです。ながら、ファルネテッラの公式サイトにもフェルシナの公式サイトにも掲載されていない謎アイテムとなっております。海外のサイトでは、フェルシナの‥という表記がほとんどですので、現在はフェルシナブランドと思われます。ということでバックラベルをチェックしてみましょう。「Bianco Toscana」の「IGT」。瓶詰め業者表記は「Felsina」の表記となっております。また「Origine」の表記もありますので、フェルシナ所有自社畑になるはずです。とはいえ、フェルシナのワインは基本的に、表ラベルに堂々とフェルシナの生産者名や紋章的な何か、カステル・ヌーヴォ・ベラルデンガの産地名などが記載されてますが、このワインには表ラベルには記載されてませんので、そんなフェルシナとしても、フェルシナ・フェルシナしてない感じのカジュアルラインという感じなんだと思います。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

表ラベルは筆記体のワイン名とイロトリドリの鉛筆の削りカスのあような花のような幾何学模様にも見えなくもない何かしらの「画」が描かれているだけのシンプルなもの。バックラベルには上記のような記載があり、URLもメアドもフェルシナのものが記載されていますね。決して輸出されていないというわけでもありませんが、生産本数もわかりませんし、国内というかトスカーナの一部市場が中心だったのかもしれません。もちろん、国内でも輸出先でもフェルシナがリリースしているトスカーナらしいカジュアルな白ワインという立ち位置のはずですね。コルクはまあ、ワインの価格なりの質の4,5cm、せっかくIGTなんだしディアムとまでは言わないが、圧縮コルクでいいのにね。冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのキャンティ型です。

色は結構しっかりとした黄色。香りはまだ控えめですが、柑橘と繊細はハーブがありますね。とりあえず飲んでみましょう。ミネラリーでもありますが、あっさりとはしていませんね。思ったよりもミネラルや果実味にほどよい厚みがあり、フラットではない。シャルドネの果実味が混じるトレッビアーノらしさ、ミントやハーブの爽快さはソーヴィニョンかもしれませんね。ながら、ソーヴニョンの個性的な香りが前面ではありません。クリアな健全、終盤に微かな苦味と、程よい果実味のボディ感を邪魔しない酸味があり、すんなりと飲める。ほどよい密度感、重くはないけれども、あっさりではないサッパリ感。12度というアルコールも無理がなく、いわゆるトスカーナらしい白、イタリアらしい白で、お料理を邪魔しない食中酒としての白ですね。フレッシュですがぷちぷちしているわけではない。落ち着いた新鮮さがあります。

12度、このスタイルはコワイですね。もう2.5杯目で半分になっちゃったよ。時間経過、温度の少しの上昇で、酸味も果実味に負けじ劣らずクッキリとしてきますね。酸味とともに、ミンティ、ハーヴィーな風味も少し前に来たように感じられます。いわゆるお野菜主体の前菜、もう冷やしトマトでええねんけど‥。なんならオリーブの塩水漬けだけでもええねんけど‥と究極はそうなりますけどね。イワシなど青魚や、白身魚のカルパッチョ、おいしいオリーブオイルとおいしいお塩ととものに。

二日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのキャンティ型。初日よりも少し甘味を感じる果実香が開いてきましたね。シャルドネっぽさかな。味わいも初日よりも開いてますよ。なめらかなミネラル、フラワリーさがありますね。終盤にトレッビアーノとソーヴニョンを感じます。なかなかトスカーナのトレッビアーノだとチープなイメージがあるかと思いますが、そこをシャルドネやソーヴィニョンブランを混醸することで、リッチに仕上げていますね。ミネラリーで、やっぱり終盤の苦味とミント、ハーブっぽさが爽快。新鮮さを酸に頼るわけでもなく、ほどよい旨味、ミネラルがフラットにさせないのもいいですね。この価格なら十分なコスパもあるし、試しやすく、使いやすい。とりあえず白の一杯目に丁度いい。

三日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのキャンティ型。初日からグラスからの香りはやや大人しめですが、味わいを含めて閉じてる感じでもない。三日目でもユルまず、よく冷えた状態の軽い苦味と、12度の飲みやすさがいいですね。いい意味で、いわゆるトスカーナの白。シャルドネ・イ・シストルは外向きですが、このワインは国内消費向けとまではいいませんが、イタリアの日常が伺えるようなワイン。決して質が低いわけではないカジュアルさが持ち味ですね。enjoy!

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