Flors di Uis 2017 Vie di Romans

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ヴィエ・ディ・ロマンス

チョメチョメ先行案内対象ワイン(VDR)

更新履歴 2019/07/17
販売価格

3,980円(税込)

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フロールス・ディ・ウィス 2017 ヴィエ・ディ・ロマンス
《イタリア/フリウリ/白/マルヴァジア・イストリアーナ57%、ースリング・レナーノ35%、フリウラーノ8%/辛口》

フリウリ州‥スロヴェニアとの国境沿いの街、ゴリツィアの西に位置するマリアーノ・デル・フリウリ地区はイソンツォDOCエリアとなります。祖父の代から100年もの間、ガッロファミリーの手によって守られたその土地は、水はけのよい平らな土地で、海と山の両方から吹く風に恵まれるミクロクリマを持つテロワール。

17歳で家業を継いだ現オーナーのジャンフランコ・ガッロ氏は、同地区のみならずイタリアの生産者が一目置き、イタリア最高の白ワインの生産者として最も尊敬され信頼される‥「北の巨人」と形容される人物です。ジャンフランコが三代目‥次は息子さんが四代目となるそうです。

創立以来「ガッロ」と名乗っていたものの、カリフォルニアの大規模なワイン生産者である「(EJ)ガッロ」との商標権の兼ね合いで1986年に名称の変更を余儀なくされたそうで、現在の「ローマ人の道」という意味のヴィエ・ディ・ロマンスになったそうです。

彼の考えるテロワールとは「人間、土地、気候、ブドウ品種」であり、その中でも最も重要なのは「人間」であるとのこと。また「テロワールに最も適したブドウを栽培すること」「凝縮したブドウを作ること」「完熟期を迎えたブドウを最高のタイミングで収穫すること」な、当たり前のことを当たり前に‥に向かって邁進する生産者。

流行の醸造法や、市場に流されることなく、彼がその地で得た知識、経験を元に毎年生み出されるワイン達。何度かご一緒させて頂きましたが、本当に偉大さを感じる人物ですね。そこには包容力もあるわけですが、自身の目標や探求へのストイックさをヒシヒシと感じます。とても几帳面でブレない‥見習いたいものですね。

2009年からの樽発酵やマロラクティック発酵の廃止、リースリングレナーノ単一のプリン・フリートや、メルロからなるロゼのチャントンスの生産終了もあり、転換期にあると言え、それまでのスタイルとの差異は少なからず感じて当然ですが、思想としては進化をたどっているはずなんですよね。

イソンツォDOCエリアは北緯45度から46度、日本でいうと最北端である稚内あたりとなります。この地区は平地で海抜も30m前後ながら「北」であることや、大陸性気候と地中海性気候の両方を併せ持つこの地区だからこその要因も多数でそのひとつにロシアから吹き付ける冷たく乾いた風"ボーラ"が平地ながら滞留を興さずに冷涼な気候を保っています。

イソンツォ川の南部は粘土質や石灰質が多い土壌で、畑での仕事量は半端ない。グリーンハーヴェストは二度行い、一本の樹から収穫されるブドウは600g、一本のワインを造るに1000gのブドウが必要と言われているので、そのためには二本の樹から収穫したブドウを使うことになりますね。

また徹底的に酸化を防ぐ醸造も彼ならでは。除梗の段階から極力酸化を防ぎ、発酵が始まるまではドライアイスの粒を混ぜることで酸素を寄せ付けません。またタンクには窒素を充填することで酸化を防ぐ徹底ぶる。酸化を防ぎきった果汁は、ブドウの粒の中味と同じ色、香り、味を持つそうです。


 2017年のビンテージ情報

 2017年ビンテージは、2016年に似た気候となり晩熟なブドウ品種でもしっ
 かりと収穫を待てる気候となりました。春にはほとんど雨は降りませんで
 したが、4月下旬に訪れた氷点下3度の寒波を乗り切るために畑で火を焚く
 など、緊急措置を施したおかげで被害は最小限に抑えることができました。
 以降は安定した気候が続き7月下旬から8月上旬は例年よりも寒暖差が少な
 い非常に高温な日が続きましたが、8月中旬からは例年通りの理想的な寒暖
 差が続き、収穫時期も雨に困ることはなくブドウはしっかりとフェノール
 熟成ができ、香り高いワインになったビンテージです。

 ヴィエ・ディ・ロマンスの熟成樽に関しての追加情報

 西野嘉高もテクニカル情報を書きながら気になっていたのが熟成樽の容量の
 情報なんですね。225Lと228L‥その3Lの違いに何があるのか?輸入元さんか
 ら回答が来ましたので追加情報として記載しておきます。

 樽の製造メーカーによってブルゴーニュタイプである228L容量の樽と、ボル
 ドータイプである225Lの樽のが異なるそうです。元々ヴィエ・ディ・ロマン
 スではブルゴーニュタイプの228Lの樽を使用したいたそうですが、樽メーカ
 ー(ダルジュ、バロン)がブルゴーニュタイプ(228L)の樽の製造を止めて
 しまい、以降はその樽メーカーからボルドータイプ(225L)の樽を購入する
 ことになったので、熟成に使用する樽の容量が複数あるようです。

 なお、現在ヴィエ・ディ・ロマンスのワインの熟成に使用されている樽のメ
 ーカーとタイプは下記の通り。なお、3Lの差はワインに及ぼす影響はないと
 のことです。

 ・タランソ  :ブルゴーニュタイプ
 ・セゲンモロー:ブルゴーニュタイプ
 ・ダルジュ  :ボルドータイプ
 ・バロン   :ボルドータイプ

「フロールス・ディ・ウィス」とは「花の香り」という意味。単一品種からなる個性と、らしさ溢れる酒質が魅力のヴィエ・ディ・ロマンスのラインナップの中でドゥトゥンと、このフロールス・ディ・ウィスのみ混醸となります。このフロールス・ディ・ウィスに混醸される品種は三種類。セパージュ比率はビンテージによって異なる可能性がありますが、マルヴァジア・イストリアーナを主体にリースリング・レナーノ、フリウラーノが混醸されます。この2015年は2014年とセパージュ比率は同じですね。

合計の畑の面積は3.88haとこれまでと同じ。1987年、1995年、2001年に植樹されたブドウとなり平均樹齢23年のブドウ樹は、ボキス、チャンパニス、ヴィエ・ディ・ロマンスの畑で栽培されており、砂利や、小石を含み、鉄分を多く含む赤味がかった砂質のシルト質土壌だそうです。海抜は29mから34mの畑で収穫されたブドウで醸されます。

収穫は9月の3日、11日、22日で例年フリウラーノ→リースリング→マルヴァジアの順番に収穫されます(収穫日にそれなりの差がありますね)。ブドウは約8度でのコールドマセラシオンの後、16度から19度に温度管理されたステンレスタンクで澱と接触さ
せたまま18日から22日間のアルコール発酵。マロラクティック発酵は行われずにステンレスタンクで澱と接触させたまま約8ヶ月の熟成後、2016年の9月10日と13日に瓶詰めされ10ヶ月の瓶熟成となります。

アルコール度数は2008年が14.4度、2009年が14.86度、2010年が13.9度、2011年が14.4度、2012年は14.42度、2013年は14.00度、2014年は12,60度、2015年は13,10度、2016年は14度、この2017年は13.5度となります。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

お馴染みのラベル、2017年は三本目ですが、例年よりも少しコルクが荒く硬い印象。いや、悪くはないんだけどね、コルクメーカーも数社と付き合いその年に良かったものをと聞いておりますが、今年は弾力感はあまりない感じです。グラスは昨年はヴィノムのブルネッロ型でしたが、今年はザルトのユニバーサルでスタートします。もちろん冷蔵庫キンキン温度、表記のアルコール度数は前述の通り13,5度、2016年とのセパージュ比率の違いは誤差の程度ですね。

明るく、クリアですが昨年よりも一段黄色が濃く感じます。今年はピエーレもそうですが、非常に華やか、果実香も香りからしてジューシーに開いています。決して芳香剤的ではありませんが、黄色の花の香り、微かなスパイス、あっさりとした蜜香、熟した八朔、ダイダイ過ぎないオレンジの果汁、少し柑橘の重心は低め。口に含みますと、やわらかながらハリのあるミネラルが溶け込んだ果実味の密度が深い。すでに旨味もあり、新鮮さと広がる酸味が、膨大な果実味をダレさせない。飲み口にはフリウラーノやリースリング系のオイリーさがあり新鮮な酸味の近くに苦味、苦味を感じると、グレープルルーツなどの柑橘の皮に近い風味にリンクする。この数年重心の低さを感じているようですが、確かにある酸味がいい仕事しています。飲み進むにつれ、その酸味はクッキリともしてきますね。香りも味も、神々しく開いておりより大きく、より深く感じますね。

こうなるとワイン単体で楽しむのも一考。実は、逆に何にあうのか?となるとサラダ系かなあ‥でもベビーリーフだけ‥ってのは面白いくない。せっかくなので、八朔とかグレープフルーツを散りばめたいし、オイルと柑橘果汁か、ワインビネガーなドレッシングもいいけれども、それにまろやかな白いドレッシングも散らしたい。胡桃や松の実も散らしたいし、せっかくなので、イカ・タコか、エビもお願いしたい。そうだな、サンタルチアで食べる擦り下ろしタマネギとハチミツのドレッシングもええんちゃうかな。

鼻に抜ける部分にも少し苦味があり、そこは乾いて感じるんだけれども、やはり2017年のピエーレ同様にとてもジューシーな果実味が特徴。

二日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはザルトのユニバーサル。白い花と、洋梨、幸水梨の果汁がぶっしゃー!ですね。飲み口には旨味も出てきましたが、小気味好い酸味もしっかりありダレません。新鮮な酸味もまだまだありますね。低い温度でもしっかりと香味を感じるのも嬉しい。終盤にほんのりとした苦味‥。ハーブ系の余韻が長いですね。芽ネギとかどうだろう。柑橘プラスで、白身魚と。
温度が上がると旨味が増幅されますね。うーん、品種間もいい感じで馴染んできて一体感があるなあ。おいしいです。

三日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはザルトのユニバーサル。そうそう、甘味ある果実香がちょっとトラミネール系にも感じますね。そこはリースリングから派生する感じなんだろうか。飲み口にはそう感じないんですけどね。熟れた幸水梨の果汁感がやっぱりおいしい。2017年は果実味が豊かですね、果実の放たれる勢いを感じます。最後はしっかり酸味も感じ、ドライで引き締まるので、ダレ感がないのもいい。やっぱりフロールスもいいですねえ。ベクトル的にやはり同じ2017年のピエーレと同じ。2017年らしいフロールス、楽しんで下さい。

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