Rosso di Montalcino La Mannella 2017 Cortonesi

トスカーナ州の赤 > Montalcino

Tremilla Yen di Vino Italiano :イタリアワイン三千円

更新履歴 2019/07/04
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ロッソ・ディ・モンタルチーノ・ラ・マッネッラ 2017 コルトネージ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ/フルボディ》

当主はマルコ・コルトネージ。エノロゴはその息子であるトンマーゾ・コルトネージとなります。これまでの生産者名は土地の名前でったラ・マンネッラでしたが、近年、家族の名前であるコルトネージに改められました。

1970年代にはワインの醸造も行っていたようですが、コルトネージ家が瓶詰めを始めたのは1990年のこと。本拠地はモンタルチーノの北西部であるそこのアジェンダと大半の畑(ラ・マッネッラ)を持ち、南東部分にも土壌のことなる畑(ポッジャレッリ)を持ちます。自社瓶詰め当初はそれら二カ所から収穫されるブドウも大きな意味でブルネッロ・ディ・モンタルチーノのひとつの個性として混醸してきましたが、1998年より北西部のラ・マッネッラ地区のブドウから醸されるブルネッロはクレッシック・ブルネッロとして位置づけています。また、南東のポッジァレッリ地区からのブドウで作られるブルネッロは新しいブルネッロとしてリリースしています。

ラ・マッネッラ地区の土壌は石灰質が主体。対してポッジャレッリ地区は砂質が主体でガレストロも豊富。ことなる個性を持つブドウを個別に醸造します。ラ・マッネッラ地区から生まれるこのRDMやアンナータ、リゼルヴァは3,000Lを越えるスラヴォニア産の大樽との相性が良く、ポッジャレッリ地区からはアンナータのみをリリースしますが、フランス産のトノー樽で熟成させることにより新鮮さをも兼ね備えます。

コルトネージがリリースするロッソ・ディ・モンタルチーノはラ・マンネッラの記載がありますので、本拠地でもあるラ・マッネッラのブドウ園からの若樹からのブドウが使用されるか、もしくは、熟成途中に(いい意味で)ネガティブにセレクトされた樽がロッソ・ディ・モンタルチーノとなると想像します。公式サイトの情報はまだ2015年で、樽材はスラヴォニア産の大樽、樽熟成期間は6ヶ月、瓶熟成期間も6ヶ月を経てリリースされるようです。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


モンタルチーノな試飲会で2015年にビビっとキテ以来のコルトネージ。白地のアジェンダを中心とした風景が、シンプルかつ流麗な書体、色使いも下品じゃないのがいいですね。コルクは2016年は5cmでしたが、この2017年は4,5cm、ながら弾力のある良いコルクは変わらず。若干2016年よりも明るめの鮮やかさのある赤黒さ、テカりがおいしそうですね。もう健全、果実香がドーンと開いてるし、ほんとピュアなんですよ果実香が‥これがコルトネージのいいところだし、ロッソなのでなおさら果実香主体なのもいい。ラ・マンネッラを名乗る大樽での熟成ですが、6ヶ月とそう長くないのはこの果実の香味を大事にするには好都合。

甘味ある香りにまとうスミレと、熟したチェリー、ピュアなベリー系果実香がとてもいい。ロッソらしくすでにそれなりにまとまってる印象は香りからもうかがえる。甘味が蜜っぽさがあるので、阿闍梨餅系の餡子のこしあんの部分ね。ツルツルじゃないし、ザラザラじゃないんだけど舌に手応え、舌応えのあるサラっとした感じ。口に含みますと‥いいですね。ちょうどいい。ちょっと甘味を感じるけれども、それもいい。とてもピュアなミディアムなボディ感、行き届く酸味‥密度に不足はなく余韻も十分‥(まだ)目立たないけれども、上質のタンニン、いいバランス、一杯目からおいしい、閉じ感などない。14.5度は、その甘味かな‥ボディ感は2016年同様‥時間経過でもう少し増すと思いますけどね。

シロ・パチェンティのRDMと比較すると樽香はほとんど感じないほどフルーツ主体、ボディもよりミディアムに違いがその分、飲みやすい。でも、飲み応えがないという意味ではない。よりサンジョヴェーゼらしい酸を感じ、タンニンは穏やか‥。まあ、まだ一杯目ですけどね。旨味もあるのですが、まだ酸味が先頭。少し香ばしい風味も出てきました。グラスの中でさらに味が開き‥というか力強くなりますね。ブドウ、ブドウから派生した(植物学的にではない)フルーツ味の力強さ。

時間経過とともに、少しブドウ果皮の風味も出てきますね。となるとスパイス感も増してくる。RDMを侮れないおいしさ、どんどんと構成感もUPしてくると、ミディアムがミディアム・プラスになるから不思議です。

二日目もヴィノムのブルネッロ型です。果実香が濃密ですね。樽が上品な分、なお果実の熟度を感じます。基本的にはまろやかで、旨甘を感じるイマドキのスタイルともいえますが、タンニンもとてもシルキーかつ豊富なのがいいですね。若いうちから完成された飲みやすさがあるのがコルトネージのとても大好きなところ。やっぱりRDMは、すぐに使えるワインであってほしいと思うのです。この2017年は14.5度と、少しアルコール感もありますね。でも、ちっともストレスではありません。十分、今すぐにおいしいRDMです。もちろん、10年は余裕でおいしさは持続するとも思いますが。

二日目もヴィノムのブルネッロ型です。終始開きっ放し、かつ濃密果実香もいい。甘味、旨味もあるけれども、香ばしさとそれに近い苦味にも感じる渋味も美味。飲み飽きないバランス、なんだか、書くことがないんだな‥ほんとおいしいんだもん。知名度、認知度、それとも、ワインの点数評価か?コルトネージはほんと狙い目だと思う。

あと、この時期は温度がとても大事。(ウチの)セラーの温度だと少し低い(17度ぐらいだと思う)。でも、あまり温度が上がるともんわりする。そこがシビアなんだけれども、やっぱり白ワイン同様に低めの温度から徐々に上がる感じでお客様の好きな、そのワインにとって無理のないポイント(温度)を探してほしい。ちなみに、ローソンで買った「パリっと食感の腸詰サラミ」というのを肴に飲んでますが、これね、ちょっとハバネロの辛味がピリっとあって、どっちかというとビールを対象にしたようなサラミなんですが、お肉の部分(脂身は控えめです)はとてもおいしいのよね。皮もパリっとしてるし、赤ワインにもイケてますのでお試しを。

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