Langhe Nebbiolo 2016 Oddero

ピエモンテ州の赤 > Barolo

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オッデーロ

更新履歴 2019/02/26
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3,000円(税込)

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ランゲ・ネッビオーロ 2015 オッデーロ
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/フルボディ》


現存するバローロやバルバレスコの造り手として最も古い歴史を持つとされるのがこのオッデーロ。現在でも1700年代に建設されたというラ・モッラ地区のカンティーナでの醸造を続けています。最初の自社瓶詰めは1878年。それまではダミジャーナ(大きなガラス瓶)で販売していたそうです。

1960年代になりジャコモ・オッデーロ氏がジョヴァンニ・ガヤ(アンジェロの父)や、リナルディなどと共に後のDOCGの基礎となるバローロの法規制を作ります。第二次世界大戦後、荒廃したランゲの畑は農民から手放されて行くことになりましたが、ジャコモ・オッデーロは畑を買い足します。よって現在でも、ラ・モッラ、カスティリオーネ・ファレット、セッラルンガ、モンフォルテ、バルバレスコなどランゲ地区の幅広い地域に、最良の畑を所有しています。

オッデーロが所有する畑はブルナテ、リオンダ、ブッシア、ヴィレッロなど、各地域の最良の畑がズラリ。またバルバレスコにおいては、法律ではバルバレスコ地域で収穫されたブドウをバローロ内のカンティーナで醸造するとランゲ・ネッビオーロに格下げしなくてはなりませんが、オッデーロのみがバローロ内でバルバレスコ(しかもガッリーナ)のブドウを醸造しても、格下げせずにバルバレスコを名乗れる唯一の生産者。これは、法規制前から「そうしていた」ことで例外的に認められているそうです。

現在所有する畑は合計35ha。90歳を越える先代から1997年に栽培や醸造を引き継いだのが娘のマリアクリスティーナ。先代の時代は農薬が推奨された時代だったが1997年から徐々に有機栽培に移行、現在は全ての畑で有機栽培を実践しています。畑ではコンポスト(堆肥)と硫黄、極少量の銅のみが使用され、除草剤、防虫剤は一切しようしません。害虫(ティニョーラ)にはホルモン剤を使用。ホルモンを麻痺させることで交尾できなくなり自ずと害虫の数が減るとのこと。

とはいえ、畑は各地に点在し、畑のひとつひとつは小さな区画となりますので、隣の畑の影響も受けやすい。よって近隣の造り手とも協力して有機栽培を推進しているそうです。また、古くから所有すている畑は同じネッビオーロでもクローンは様々で現在は16種類ものネッビオーロのクローンが混在しています。

また、葉だけではブドウ樹の循環型自主生育。ツルをできるだけ切らずに自由に伸ばすことで葉を増やし、光合成を促進します。ツルを切ることでブドウを凝縮させる造り手が多い中、グリーンハーヴェストもほぼ行わないのは過度な凝縮を必要としないからだそうです。またグリーンハーヴェストを行う場合は、凝縮のためではなく畑の風通しを良くするためだそうです。

醸造は一時期はバリックを試したり、ステンレスタンクでの発酵も試みたようですが、現在はセメントタンクでの発酵に戻しバリックは破棄したそうです。セメントタンクで自然酵母のみでのゆっくりと、温度管理をしない発酵。マセラシオンはブドウの状態に合わせて20日から30日とこちらもたっぷりと時間をかけて行われます。

熟成はオーストリアはストッキンガー社の大樽。ストッキンガーの樽材は厚く、目が詰まっていることから酸素供給率が低い。またタンニンも少なく、樽による香り、口中での甘味がほどんど出ないんとのこと。また、DRCやパカレも使用しているフランスはグルニエの大樽も良い結果を出しており、1年目の樽はバルベーラと、2年から3年の樽はランゲ・ネッビオーロに。4年目からバローロの熟成樽として使用しているそうです。すべてバローロは醸造は同じ。クリュの違いが表現されています。

 ※醸造はすべて同じと記載しています(し、生産者であるピエトロもそう仰って
  ました)が、公式サイトのテクニカル情報はクリュによって違いもあります。

オッデーロのランゲ・ネッビオーロは、ラ・モッラ村にある海抜200m付近にある約2haのサンタ・マリア・ブリッコ・サン・ピアッジョで栽培される樹齢約15年のネッビオーロが使用されます。バローロよりもマセレーションは短めながら15日間の後マロラクティック発酵が施されます。様々な大きさの樽で12ヶ月から18ヶ月の樽熟成後ブレンドされ瓶詰めされます。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

伝統のALBEISAの共通瓶。ラベルもお馴染みのデザインですね。コルクは膨張率も高くなかなかの質の4,5cm、グラスはヴィノムのブルゴーニュ型。表記のアルコール度数は14度と2015年ど同じ。非常に艶やかで透明度のある赤色。若さも手伝ってか、それほどオレンジを感じさせず、色味だけならピノ・ノワールと答えそうな透明度のある赤です。ローズヒップティー的に、紅茶な茶葉が混じるバラの香り、微かな白胡椒、ミネラル香もありますが、硬さを感じさせるわけではない。とりあえず口に含みます。いい密度、口に中をキチンと満たすボディ、ふくらみがありますね。果実味にミネラルが溶け込んでいますが、そう、硬いわけではない。14度を感じさせることもない飲みやすさ。質の高いタンニンがあり、質の高い酸味がある。まだ旨味は前じゃないけれども、抜栓仕立てから飲める、飲みやすいスタイル。もちろん、やわらかさだけではない。オッデーロのバローロはもちろん、バローロらしく、もっとタニックだし、スパイスも多めなんだけれども、実はこのランゲ・ネッビオーロはネッビオーロをピュアに楽しむにはとてもいい。バランスもいいですね。

2015年ほどド真面目さを感じるわけではないが、揺るぎもない。でも、いい意味で遊びがないのは、オッデーロらしい。それにしても2016年はちょっとピノっぽさがあるなあ。ピノ好きなら絶対イケてそうな気がする。2015年の方がタンニンやミネラルの硬さがあったよね。もう少し近づきやすい果実味や、やわらかさが2016年にはすでにあってそれがとてもおいしい。「ちっとも甘味を感じない」とは感じさせない甘味がある。いいねえ。二杯目あたりは少し茶葉の枯れが出て来て尚更ネッビオーロを感じる。

グラスは二日目もグラスはヴィノムのブルゴーニュ型です。よーく香りが開いてますね。2015年よりも華やかに感じます。果実の香りもしっかりしてますね。イチゴやザクロの香りに深みが増しました。口に含みますと、やわらかな密度、一回り大きく深くなりましたね。二日目めっちゃおいしいです。オッデーロはバローロ・クラッシコと呼ばれる混醸かつスタンダードなバローロもクリュと比較すれば、お買い得感満載のいいワインですが、バローロDOCGの名前にこだわらなければこのランゲ・ネッビオーロDOCの方が、すぐおいしい、すごくおいしい。

グラスは二日目もグラスはヴィノムのブルゴーニュ型です。さらにまとまり、馴染みを感じます。甘味のあるタンニンが豊富で、旨味もありますね。オッデーロのクリュ・バローロも思ったよりも最新ビンテージでの飲めてしまうのですが、(モッタイナイという意味が一番ですが)今飲むならランゲ・ネッビオーロ(で十分‥という意味ではない)がイイんです。塩のヤキトン‥豚肉がいいかなあ。ある程度脂身が欲しいタンニンがありますね。樽の影響を感じませんが、焼いた風味もあるといいかも。

真面目なネッビオーロですが、クソ真面目でツマラナイことはありません。品種特性に忠実、オッデーロとしてのプライドを感じさせる仕上がりは2015年と同じ印象。上質のネッビオーロですね。

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