Barbaresco Gaiun Martinenga 1995 Marchesi di Gresy
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バルバレスコ・ガイウン・マルチネンガ 1995 マルケージ・ディ・グレシイ
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/フルボディ》
マルケージ・ディ・グレシーは12世紀から続くトリノの貴族、スイスの不戦条約にサインしたベネディット・ディ・グレシーを先祖に持つ名家。現在の当主はアルベルト・ディ・グレシィ氏で、1990年、彼の祖父の代に避暑と狩猟を目的としてバルバレスコの土地を購入したのが始まりで、1973年にマルケージ・ディ・グレシィを興し、バルバレスコを始めとするワイン生産を開始します。
所有するブドウ畑は合計35haで、バルバレスコ村のマルティネンガ、トレイゾ村のモンテ・アリバルト、カッシーネ村のモンテ・コロンボとラッセッラの4カ所となります。すべての醸造はその本拠地であるマルティネンガの醸造所で行われています。特にマルティネンガは著名な畑で、現在もグレシィ家の単独所有となります。
グレシィが単独所有するマルティネンガブドウ園内のガイウンの区画は海抜230mから290mの南向きの斜面。8日から10日間のアルコール発酵の後、20日から30日間マセラシオン。マラセシオン中は毎日ポンプオーバーを施し香味を抽出します。マロラクティック発酵の後、フランス産のバリックで熟成。
さて‥状態は、一部ラベルに擦れ、汚れ、小捲れのあるボトルもありますが、全体的にはキレイな状態と言えるでしょう。シルバーのキャップシールも問題はなく、DOCGのピンクの帯封はシール裾を跨いで縦貼り。ピンク色も少しの褪せは見られますが問題ありませんね。裾を跨いでいますのでくるくるとは回しません。液面は揃って経年相応、やや低めかな。こちらも揃っているというのはなかなか重要。液漏れはないはずです。液色はネッビオーロらしいオレンジがかかる赤ですが、まだ深さもありますね。透明度もあります。瓶底の凹みには、やや細か目の澱や、塊になった澱などバリエーションもあり、右往左往しますが基本沈む澱で全体を濁らせる澱ではありません。澱の量は経年相応。安置し、ゆっくりと注いで頂ければ最後の一杯までは澄んだ液体を楽しんで頂けるはずです。ちなみに表記のアルコール度数は13.5度となります。
1995年のピエモンテは優良年のひとつですね。2018年度版のヴェロネッリ誌では、ガイウンは2.3haの畑で8,400本の生産(2013年は94点)となっています。そろそろ現行比20年になりますから十分に飲み始めて頂いていい頃合いと思います!
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