Sofi Schiava 2018 Franz Haas

トレンティーノ アルト・アディジェ州の赤

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更新履歴 2020/05/27
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ソフィ・スキアーヴァ 2018 フランツ・ハース
《イタリア/アルト・アディジェ/赤/スキアーヴァ/ミディアムライト》

アルト・アディジェ地方におけるワイン生産と言えば、比較的組合組織からなる生産者の銘柄が多いのですが、このフランツ・ハースは、1880年にモンターニャ・モンタン村で創業したという老舗の自社瓶詰めの生産者。代々その名である「フランツ・ハース」を襲名るという‥まるで歌舞伎な一家で、現在の当主は1986年から‥7代目のフランツ・ハースさんが取り仕切っています。。

アルト・アディジェらしく海抜240mから800mにも及ぶ高地な斜面に約30haのブドウ園を所有しており、その土壌は大きく二種類の異なる地質が複雑に入り組んだドロミテ峡谷独特の地質だそうです。少しずつ自社畑を増やしいますが、賃借の畑もあり、現在は合計50haのブドウ畑となりました。

アルト・アディジェの土壌は複雑。斑岩や石灰岩が複雑に入り組む粘土質土壌がゆえに様々な品種の栽培を可能にもしてきた背景があるそうです。アディジェ川の西側にあるコルタッチャ村近郊では、カベルネやメルロを。モンターニャ村や、エーニャ村のある東側はピノ・ネロの栽培に適しているそう。トラメーノ村を中心としたトラミネール・アロマティコはその名前の由来にもなっています。

所有(+契約)するブドウ畑はそんなアテジーナ低地のモンターニャ村とエニャ村のチソン山の斜面に点在しているようで、近年新しく購入した畑は800mを超える高地にあり独特のミクロクリマを持ちます。1982年から1986年にかけて仕立てをグイヨーに変更するのとともに、株密度をhaあたり6,500本から12,500本にまで高めたことはフランツ・ハースの品質の高さに繋がりますね。

他のアルト・アディジェの生産者同様に、赤であれば土着品種のラグレインのみならず国際品種であるカベルネやメルロ、そして絶品のピノネロを‥。白は、トラミネールや、ミュラートゥルガウ、リースリングなど、やはりドイツ圏の影響を色濃く受ける品種や、シャルドネなどを栽培しています。ボルツァーノは盆地‥昼と夜の寒暖差は大きく、しかも標高の差が激しいのでアルト・アディジェは栽培されている品種も多様になるんですね。

フランツ・ハース氏の愛娘、ソフィアの名前を冠したカジュアルライン。白はミューラー・トゥルガウとピノ・ビアンコの混醸、ロッソはラグレインとメルロの混醸、そしてロゼに近いこのスキアーヴァの三種類がリリースされています。海抜350mから400mに位置する畑から収穫されたスキアーヴァは、除梗した後、温度管理されたステンレスタンクでのアルコール発酵とマロラクティック発酵。5ヶ月ほどタンクで休ませてから瓶詰めされます。

飲んでみました。

あくまでも赤ワインであり、ロゼではない。ライトボディか?ボディとしては軽やかなワインであるのは間違いない。12,5度という(今どきの赤ワインとしては)低めのアルコールも軽やかさを演出しています。しかし、新酒的な軽やかさではない。ラズベリーやフランボワーズ、ワイルドベリーなフルーツ、さくらんぼやイチゴの風味もあれば、梅ジャムのような香りもある。ドルチェットやバルベーラとはまた違うスパイス感のある品種でもあり、思った以上に複雑さもあれば、軽やかながら、フルーツの香味がしっかりしているのもライトボディという枠に収まらない理由かも。余韻も長いんですよ。あ、書き忘れてましたが、冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのキャンティ型です。もちろん、冷やして飲むことを前提にしておりますが、グラスの中で温度が上がってきても十分においしいです。フランツ・ハースらしさかもしれない苦味もあるし、渋味、酸味もちゃんとある赤ワインとしてのバランス。そうそうスクリューキャップなのも嬉しいですね。こう見えて三日かけて飲んでますが、初日から三日目までトーンは変わらないしヌケもない。フリツァンテ推しもしてますが、夏の赤としてはスキャーヴァいいですね。やはり、生ハムを肴に‥とか、ロースハムたっぷりのサンドイッチなどの軽食もいいし、鴨のロースに合うような気がするんだけども、にしの家はモトカノが鴨が苦手なので試せないわ。モルタデッラのハムカツにウスターソースもいいはず。


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