Blanc de Morgex et de La Salle RAYON 2009 Lu Cave du Vin Blanc de Morgex

Archives(過去にご紹介したイタリアワイン)

更新履歴 2010/09/01
販売価格

2,180円(税込)

在庫数 SOLD OUT

※輸入元価格改定につき、これまで2,580円(税込)で販売しておりましたが、400円値下げいたしました。

ブラン・デ・モルジェ エ・デ・ラ・サッレ・レイヨン 2009 ル・カーヴ・ド・ヴァン・ド・ブラン・ド・モルジェ
《イタリア/ヴァッレダオスタ/白/ブラン・ド・モルジェ/辛口》




西野嘉高は初めて、ヴァッレ・ダオスタ州のワインを経験し、目覚めたのが、この‥カーヴ・デュ・ヴァン・ブラン・ド・モルジェなんですね。しかも、今回は華麗にスルーした、スタンダードなブラン・ド・モルジェ・エ・デ・ラ・サッレ(←長いわ!!)だったのですが‥その上級となる「レイヨン」を経験してしまうと、戻れない‥^^;いや、確かにスタンダードなそれも良いのですが「レイヨン」は価格差を超えてなお素晴らしい出来栄。2009年‥ヴァッレ・ダオスタも良い作柄になったようですね♪

このワインと初めて出会ったのは何時だったか?ヴァッレ・ダオスタ州などマイナーな産地の白‥しかも、ブラン・ド・モルジェなど‥フランス語かよ!みたいなイメージながら‥飲めばびっくり‥とても綺麗なミネラルを持つ、モンブランの清流そのもの‥。それまでは、輸入元はヴィナイオータさんだったのですが、今回からテラヴェールさんの扱いとなりまして、晴れて安定供給が可能になるかな?

ピエモンテ州から国道を走り、アオスタの主要な産地を通り抜けて最後に辿り着く聖地ともいえるのがモルジェー村。モンブランを望む‥断崖絶壁に位置する畑は、最も高い標高で1200mにもなる僻地‥とも言えます。厳しい自然環境の中、それに耐えうる品種は限られることは、逆に土着品種が継承されてきた地でもあります。一年を通じて極端に気温が上がる事はないが、断崖絶壁という斜面に燦々と降り注ぐ直射日光だけではなく、残雪による白い山‥モンブランに反射した日射も葡萄生育に重要な役目を果たすそうです。

そんなモルジェー村で1983年に設立されたのが、この「カーヴ・ド・ヴァン・ブラン・ブラン・ド・モルジェ‥協同組合となります。ヴェロネッリ誌の情報では、合計20haの葡萄園を持ち、ブラン・ド・モルジェからなるスプマンテも二種類、スティルワインは畑違いなどで4種類‥ひとつデザートワインもあるようです。

こんな僻地での最大の問題は、春先の遅霜‥発芽準備に入った葡萄の芽は、霜によって全滅してしまう年もあると言うほどの厳しい環境。無事、芽を付けたとしても丁寧な摘葉、摘房をしてようやくその熟度を保てることとなる。最終的に、熟度が足りない葡萄を選別すると1haあたり3000本に満たない生産量となってしまうそうです。

そこで、この地で土着品種として息づくのが、このブラン・ド・モルジェ。フランスではプリエ・ブランと呼ばれる品種となります。ブラン・ド・モルジェは、少ない日照でも生育しやすく、発芽から完熟までの期間が短いために、この厳しい環境に適合した‥と言える品種となっています。冬の間の強風や、霜にに対して被害を受けないように、したては極端に低いペルゴラとなっていますが、低い仕立ての方が、熱を葡萄樹に取り込みやすいという利点も。また、急斜面である畑は、トラクターなどの農作機械が入れないために、毎日の畑仕事や雑草対策‥収穫を考えても、低い仕立ての方が良いそうです。

あまりの標高の高さは、カビや病原菌が繁殖し難いというのも地域的な特徴。よって除草剤や、防カビ剤も必要なく、銅や硫黄由来のものを若干量使用するに留まります。醸造責任者のジャンルカ氏はこう言います。「フィロキセラもここまではこれなかった訳です。生きている原種のプリエ・ブランの枝を地中に一度通し、枝を切り離さずに地面に付け、土を被せて根を出させ、その後、親樹から切り離して増殖させていく方法を取り、プレ・フィロキセラのプリエ・ブランを現在に残しています。」

新しい輸入元になって、スタンダードな「デ・ラ・サッレ」も輸入されていまして、そちらも毒味をしましたが、価格差を踏まえても、やはり「デ・ラ・サッレ "レイヨン"」を選択する方がコスパは◎と判断し、この上級の「デ・ラ・サッレ "レイヨン"」のみをご紹介いたします。実は、いずれもバルテア川を望むラ・サッレ地区とモルジェ地区の畑からの葡萄となり、その違いは、葡萄のセレクションとなり、特に醸造に関しては違いがないようです。1000mを越える位置‥最も標高の高い畑は1200mを越える畑からの収穫後は、16度〜18度に温度管理されたステンレスタンクでの低温発酵の後、そのままタンクで熟成を経て瓶詰めされます。

清く・正しく・美しく‥

それを地で行くワインです。




独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味




お馴染みのボルドー型瓶、キャップシールと同色のロイヤルブルー的な枠の中に、薄いキャラメル色地、文字もそんなブルーで真ん中に描かれた絵は‥誰の作品かは知らん。バックラベルに記載のアルコール度数は12.5度、コルクはスタンダードなデ・ラ・サッレよりも数段質のいい4cmで、お尻にもトップにもビンテージも刻印されています。冷蔵庫キンキン温度、グラスはオヴァチュア一択です。

色調は、スタンダードなデ・ラ・サッレと、そう大差ありませんが、それほど黄緑がかってはいない薄い麦ワラ色。デ・ラ・サッレよりも、粒子は少なく透明度があります。グラスからは、ミントや香草のハーブ香りと、シャリシャリの白桃のかき氷の香りで、思わず深呼吸したくなる香りですね。口に含みますと、輪郭から中心へ1cmのミネラルの透明度は非常にクリアで、瑞々しくフレッシュな洋梨の絞り汁。酸味の質は縁日の氷の上に割り箸に刺されて並べられる未熟なパイナップルを連想させる。

香草の香りと、それらの果実の香りが渾然一体となって、なぜか青リンゴ的にも感じるかもしれません。うっすらと蝋石のような香り、苦味はない。モンブランの岩清水で、白桃、青リンゴ、パイナップル、洋梨を冷やしていたら‥その下流にはそれらのフレーヴァ香る冷たい水が流れてきた‥系。酸味もミネラルも、高校野球の金属バット的な高音がクリア。余韻も、健気な白桃と‥洋梨。目立とうとしない、いや目立たない、白いワンピース、大きなツバの白い帽子、白いサンダル…長い髪の後ろ姿な女子にそよぐ風か、まったくエロに走らない白衣の天使のうなじの香り(だったらいいのに‥)。

口に含んだタッチは、ミネラルな硬質な趣きはクリアである‥ということだけで、実
はやわらかさ‥やさしさを持つ。サクサクとした新鮮な梨のほとばしるような果実を
感じていただけると思います。12.5度というアルコール度数も心地よい飲み口を実現
し、スルリとストレスのなく杯が進む。

二日目です。冷蔵庫キンキン温度‥グラスはオヴァチュア一択。白桃の香りと、柑橘の酸味で、スモモっぽく感じますね。口に含みますと、とてもやわらか‥優しい膨らみ。2008年と比較すると、果実の熟度が高い印象‥密度を感じ、継ぎ目がありません。酸味も美味しいですね。白ワインとしては旨味な酸味があり、なかなかジューシーで唾液誘発。温度が上がってからもダレずに、温度が上がった様も、なかなか旨味主体になって美味しいですね。嫌な酸味が出てくることはありません。

美味ですね。理想的なブラン・ド・モルジェです。山の果樹園な清流‥そんなイメージですね。この2009年は、初日から白桃や、柑橘とパインな酸味‥やわらかいミネラルを感じ、とてもイイですよ♪

三日目です。冷蔵庫キンキン温度、グラスはオヴァチュア。うん、落ちてないですね。旨味な酸味がギュギュっとした感じは、さらに美味です。

グラスをブルゴーニュ型に変えてみます。イイですねぇ。白桃の香りが蘇る感じ‥。酸もキレイに出ます。うん、どっちでもいいですね。ミネラルな感じがグラスで変わりますが、甲乙付け難い‥。

ブラン・ド・モルジェ‥イイっす!!

清く‥正しく‥美しくっ!!

ちょっと広めたいなぁ‥。



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