Rosse in Bianco 2010 Castello di Torre a Decima

イタリアの白ワイン

更新履歴 2012/01/15
販売価格

1,180円(税込)

在庫数 SOLD OUT

ロッセ・イン・ビアンコ 2010 カステッロ・ディ・トッレ・ア・デチマ
《イタリア/トスカーナ/白/サンジョベーゼ/辛口》


日本市場に初登場したのが2008年ビンテージ。昨年2009年をご案内し、今年は2010年‥ながら、この2010年をもってこのワインともサヨナラとなってしまいました。現地では醸され続けられるようですが、現在の輸入元さんがこのカステッロ・ディ・トッレ・ア・デチマを所有するシチリアのマウリージ社との契約が終了したことにより、新しい輸入元が決まるまで‥さてどうなるんでしょうか。いや、この2010年も本来は輸入されなかったのかもしれませんが、サンジョヴェーゼの白などというキワモノ快く受け入れてくれる皆々様へ‥今回の輸入分が最後となりました。2008年、2009年と相当な数を販売させて頂きましたが、そう‥これが最後です。キワモノを越えた美味しさ‥

最後の大人買い‥お待ちしております。


元々はシチリアでワインを生産しているマウリージ社が、トスカーナに進出したアジェンダが、このカステッロ・ディ・トッレ・ア・デチマ。正直に言うと、トスカーナのどこなのかすら情報もなくってすみません。本拠地であるシチリアでの話も割愛しますが、2002年に植樹を初めたというこのトスカーナのアジェンダでは、フラッグシップとしてチンクアンタというラベルにデカデカと「50」と書かれた‥どこぞのワインのパッチもんみたいなワインを醸すも、トスカーナのサンジョヴェーゼ50%に、シチリアのプチヴェルド50%という変態ぶりは華麗にスルーするとして‥このマウリージのトスカーナプロジェクトで最も興味あるのは、ヴィニフィカート・イン・ビアンコ‥そう、サンジョヴェーゼからなるブラン・ド・ノワールなのでございます。

サンジョヴェーゼを白に仕立てる必要性は?かのビオンディ・サンティは植樹している葡萄はサンジョヴェーゼ・グロッソのみ‥ながら、自家消費用として白的な何か‥の必要性からそれを白仕立てで醸しロゼを作っています。その理由は定かではありませんが、サンジミニャーノで著名なテルッツィ&ピュトーもサンジョヴェーゼから白を醸しています。北イタリアに行けばピノ・ネロを白に仕立てる生産者も少なくないが、本来ならば赤ワインにすべき葡萄で白ワインとして醸す‥その理由は様々かもしれませんが、イタリアには、そんなヴィニフィカート・イン・ビアンコというカテゴリーがしっかりとあったりするのですね。

いや、そんな理由すら考えていないのもきっとそう。結果、非常に楽しく美味しいワインにしちゃったのが、当主フランチェスコ・マウリージ氏。しかも、価格もお手頃。海抜200m、南向きのサン・ピエトロ葡萄園からのサンジョヴェーゼをヴィニフィカート・イン・ビアンコとして白ワインに仕立てたのがこのロッセ・イン・ビアンコ。醸造は、発酵・熟成ともにステンレスタンクのみで、仕上げられます。そのロゼときっと畑も同じなんだろう‥との想像は覆され‥ビアンコになるのは、サン・ピエトロ畑からの葡萄‥ってのがまた、この価格にしてのコダワリ様がやっぱりキワモノですな。

ヴィニフィカート・イン・ビアンコ‥普通の白とはちょっと違う(ゼンジー北京風で)。白なのに赤ワインっぽい厚みや、ほのかに渋味(タンニン)を感じる酒質‥温度が上がるとその特徴はなお顕著に‥元々は赤でした‥まるでオカマのセリフですが、ヴィニフィカート・イン・ビアンコは…赤なのに白‥いや、白なのに赤‥なオカマちゃんなのかもしれません。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


価格は2009年と同じですが、相変わらず価格帯を越えたなかなかのボルドー型瓶が使用されていますし、お馴染みの茶色地に白抜きのシックなデザイン、しかも紙質もいいのが嬉しいですね。この安っぽくないのが、飲食店さんも大人買いしちゃう理由かもしれません。キャップシールは2009年の途中で変更になったデザインが踏襲されています。表記のアルコール度数は2009年は12度でしたが、この2010年は2008年同様に12.5度となります。コルクはお馴染みの真っ黒のシリコン製なのもキワモノだなぁ。冷蔵庫キンキン温度、グラスはオヴァチュア。

これまでで一番黄色みが強いかな‥透明度は十分なのは言わずもがな。キンモクセイの花の蜜、黄桃の缶詰の甘味控えめのシロップ。フレッシュなパイン、ほろっとしたスパイス香。口に含みますと、お‥お‥重いじゃねぇか‥。これまでで最高レベルの密度とボディ(≒重さ)。どこか鉛やカッパーなメタリックな要素はヴィニフィカート・イン・ビアンコやピノ・グリージョ的。この2010年は輪郭にも厚みがあり、とても重厚‥これ‥白ですよ。そして、2008年、2009年と比較しても渋味‥タンニンははっきりと感じられますね。酸味はジューシーで果実のしっかりとした味わいがとにかく‥美味しいっ!!はっさく、グラープフルーツの柑橘の酸味はどこか穏やかさとシャープさ、そんな柑橘の袋が乾いた感じが、白や黄色の花のスパイス香と交差する。

うおっほ…2010年も‥いや、2010年‥これまで以上に旨いではないかっ!!

2008年、2009年同様にそれほどスワリングしてもグラスから放たれる香りは強くはない味吟醸タイプになるかもしれませんが、これまで以上に香りも開き、強めに感じますし、酸味がまた旨いっすねー!

今宵は大阪もかなり冷え込みますので、なかなか温度があがりませんが、例年、このワインは冷やさずとも‥いや、冷やさないからこその香味もあり、やはり普通の白とは楽しみ方が違うのかもしれません。どこか赤ワインの要素を探しながら、そのヴィニフィカート・イン・ビアンコ特有の個性‥楽しいんで下さいね。純粋にワインとしての出来を1180円(税込)で計れば相当なコスパ‥ここに、面白さ‥が加わるのですから無敵キングです。うん、確かに‥重さやボディを感じますね。どこか酸味や果実にメタリックで金属的に感じるのはヴィニフィカート・イン・ビアンコやピノ・グリージョっぽいですが、缶詰っぽさと比喩すればわかりやすいかな?でも、決して人工的な‥嫌な要素ではなく、どこかシャープさや、引き締めるを演出する要素だと考えています。

二日目は冷やさず‥まぁこれだけ寒いとそれなりに冷えてますけどね。グラスはオヴァチュア。やわらかな桃系の香り、ほのかな柑橘とそのスパイス香が心地よい。口の中では相変わらず、白ワインながら、白ワインじゃないボディを感じます。酸味、渋味(にも似た苦味も)も、どこか白ワインっぽくない部分があるのが、ヴィニフィカート・イン・ビアンコの特徴です。

うーん、やっぱり旨いな‥ほんと最後なのが残念です‥。

ドーンとケースでどうぞ♪

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