イタリアワイン通販［にしのよしたか］大阪のイタリアワイン専門店｜イタリア好きが毒味してセレクトした厳選ワインを販売！

Brunello di Montalcino Manachiara 2001 Silvio Nardi

トスカーナ州の赤 > Montalcino

	更新履歴 2012/01/08 販売価格 6,980円(税込) 在庫数 SOLD OUT
	この商品について問い合わせる 　この商品を友達に教える 　買い物を続ける

※完売時はご入用本数を明記の上メールでお問合せ下さいね。実店舗在庫その他から捻出できる場合は先着順でなんとかさせていただきます。


ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ マナキアーラ 2001 シルヴィオ・ナルディ
《イタリア／トスカーナ／赤／サンジョヴェーゼ・グロッソ／フルボディ》


現在の当主であるエミリア・ナルディの父であるシルヴィオが興したのが1950年のこと。ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ協会の地図を見れば、シルヴィオ・ナルディのアジェンダがモンタルチーノ村の北西にポツンとたたずむ様はちょっと寂し気ですが、元々はカサーレ・デル・ボスコという名のアジェンダでもありました。もう少し東側には、同じくポツリとカスティリオン・デル・ボスコのアジェンダがございます（確かグッチかどこかが買収したような気がする）ので、ボスコ‥と名の付く地域なのでしょうね。大小織り交ぜて約36もの葡萄園を所有しますが、1962年から所有している古い畑であり単一クリュがこのマナキアーラ。ながら、このクリュは北西側ではなく、カステルヌォーヴォ・デッラバーテに近い南東側と対局に位置します。1985年頃からエミリアの時代となり、ナルディのフラッグシップとしてブルネッロ・ディ・モンタルチーノの単一クリュとなるマナキアーラを1995年ビンテージから醸しています。

海抜は300m付近、砂や石英、粘土が混じる土壌で、コルドンで仕立てられたサンジョヴェーゼの株密度はhaあたり4500本。手摘みでの収穫の後、28度〜30度に温度管理されたステンレススチールのタンクで醸しと発酵が約20日施され、アリエ産の新樽バリックで12ヶ月の熟成後、スロヴェニア産の大樽に移され18ヶ月の追熟成の後瓶詰めされます。2001年はブルネッロ・ディ・モンタルチーノ協会発表では四つ星のビンテージとなりますが、2001年のトスカーナは間違いありませんよ。



独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味



底の凹みも彫りが深い頑丈なボルドー型瓶、ラベルはマナキアーラらしい茄子紺とエンジのような茶色の組み合わせ。輸入元のシールでアルコール度数が隠れていますが、輸入元の表記では14.5度。コルクはなかなかの質の5.5cm、グラスはヴィノムのボルドー型で。エッジの色合いがやわらかくグラデーションし、中心部に向い深いルビー色ですね。果実香がとてもこなれて来ておりますが、醤油や紹興酒的な熟成香はまだながら、練り練りとこなれた果実香がたっぷりで、樽香も穏やかに溶け込んでいる様ですね。グラスの内壁を垂れる脚も細くゆっくりとした感じ。

口に含みますと、非常に密度の高いですねーっ!!しっとりと濡れたタンニン、じゅわじゅわと口の中を満たす酸味が果実味と果実味の間をすわすわーっと駆け抜けます。軽くインク、濡れたカーボン、うっひゃぁ〜果実味も複雑でこれはレベル高いわっ!!この2001年はリリースされた際に毒味をしたのですが、あまりにも固くて華麗にスルー‥。実は、2001年のマナキアーラってまだまだHOLDなんじゃねーの？と、恐る恐る開けたのですが、まだ若さ、（崩れていないという意味での）固さも残しながらも、それはアルデンテなええ塩梅。めっちゃ旨いわぁ。樽熟成が旨く作用してる‥そう感じますね。いい膨らみ、厚み‥真っ当にフルボディ。軽く、ほんとに軽くコーヒー豆っぽさ、大納言小豆、三温糖的な香ばしい甘味ながら、ひつこくないのな‥。喉越しにコックりとした飲み応え‥余韻は長くもう言うことなし。2001年‥やっぱりええやん‥実はブルネッロ・ディ・モンタルチーノ協会のビンテージチャートでは★★★★なんですが‥。

二杯目、たぷーりと注いでみる。香りには確かに熟成したニュアンスはもちろん感じますけどね。その強弱のバランスがいいのですね。スミレの香りが炭とともに。とてもなめらかで、ああああ、スミレの香りが上がってきたらまことしやかに素晴らしい。余韻や、鼻に抜ける香りにもスミレの花束が‥ふぅ。とてもシルキーな酒質。

これは唸るっ!!

めさくさ旨いっす!!