Brunello di Montalcino Manachiara 1995 Silvio Nardi
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※あまりにも美味でしたので、再入荷時の輸入元さんにお願いして6本追加を頂きました。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ マナキアーラ 1995 シルヴィオ・ナルディ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ・グロッソ/フルボディ》
現在の当主であるエミリア・ナルディの父であるシルヴィオが興したのが1950年のこと。ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ協会の地図を見れば、シルヴィオ・ナルディのアジェンダがモンタルチーノ村の北西にポツンとたたずむ様はちょっと寂し気ですが、元々はカサーレ・デル・ボスコという名のアジェンダでもありました。もう少し東側には、同じくポツリとカスティリオン・デル・ボスコのアジェンダがございます(確かグッチかどこかが買収したような気がする)ので、ボスコ‥と名の付く地域なのでしょうね。大小織り交ぜて約36もの葡萄園を所有しますが、1962年から所有している古い畑であり単一クリュがこのマナキアーラ。ながら、このクリュは北西側ではなく、カステルヌォーヴォ・デッラバーテに近い南東側と対局に位置します。1985年頃からエミリアの時代となり、ナルディのフラッグシップとしてブルネッロ・ディ・モンタルチーノの単一クリュとなるマナキアーラを1995年ビンテージから醸しています。
海抜は300m付近、砂や石英、粘土が混じる土壌で、コルドンで仕立てられたサンジョヴェーゼの株密度はhaあたり4500本。手摘みでの収穫の後、28度〜30度に温度管理されたステンレススチールのタンクで醸しと発酵が約20日施され、アリエ産の新樽バリックで12ヶ月の熟成後、スロヴェニア産の大樽に移され18ヶ月の追熟成の後瓶詰めされます。
さて‥状態は、なかなかのヘヴィーボトルが気合いを感じさせますね。ラベルはほぼパーフェクトな状態ですが、紫色地ですので、少々の擦れはありますが気にしない気にしない。キャップシールの状態も良いながら、DOCGのピンクの帯封が裾に巻かれておりますので、くるくると回してはいませんが、揃って高い位置をキープする液面から考えても液漏れはありません。まだまだ濃いながらもややオレンジが射してきた深いルビー色で、澱はボトル差がありまして、ほとんど確認できない(たぶん固まっているだけ)ボトルもあれば、大きなゴロゴロとした塊が万華鏡の様に動く感じの澱が出ているボトルも‥いずれにせよモヤもなく、キレイに澄んだ液体で状態は文句ありません。ちなみに表記のアルコール度数は13.5度となります。
ヴェロネッリ誌2012年度版に紹介されているマナキアーラは2006年(95点)ですから、1995年だと10年超となりますね。そして、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ協会★★★★★の超優良年の1995年が初ビンテージとのこと。旨そうやなぁ。
ということで飲んでみた。
コルクはまぁまぁの質の5cm。お尻は真っ黒に近い紫色で染まっています。グラスはヴィノムのボルドー型を選んでみました。エッジにはオレンジ色が真っ先に‥ですが、すぐに鶏の眼のような赤から深く濃い暗黒色に‥。真っ先に鼻には深い樽香と、熟成香をまとう果実香が‥。2001年のマナキアーラと(ちゃんと)似てますね。思ったほど樽香は派手なものではないが、しっかりと果実と融合している。とてもピュアだなぁ‥サンジョヴェーゼ・グロッソが‥。口に含みますと、この時期の冷ややかな輪郭の内側にしっかりとミネラルが溶け込み、渋味の角の取れ様はこの上なく、毛先がQどころか、まるでコンパウンドの様。グラスに鼻を近付ける度の熟成香もとても上品で、完璧なまとまり‥そしてバランス。一体感のあるブルネッロな液体が終始静かに語りかけてくる。これは間違いないのないブルネッロ。ちょっとナルディを見直しましたよ。あまり展示会で飲んでもピンとこなかったマナキアーラ‥いや、でもマナキアーラこそが現代的≒洗練されたブルネッロで、古典や伝統的なブルネッロとはまた違った飲みやすさ、親しみやすさを感じます。ながら、外向的過ぎないのもマナキアーラの良い部分かなぁ。とてもキレイな瑞々しさを感じます。いやぁストレスがないわぁ‥角の取れ様、果実の熟れ‥いいワインがいい熟成を経ると、ほんとすんなりと舌を、喉を通る。いやぁ実に旨い。旨味もどこか上品で、とにかくこのまとまり様ったら‥やっぱり上品で端正な顔立ち‥まるで俺みたい。
ゆるりと時間をかけて飲む二杯目‥ああ、そう言えば甘味さえも上品だし、それを特徴的に感じさせないのはすべてのバランスが整っているがゆえかもしれません。バランスの良いワインというのは、全ての要素のまとまりは、どこか直球ストレートに感じさせ、決して単調という意味ではないストレートさ‥が持ち味で、複雑な香味ですら目立たせないのであります。まぁよくまとまってること。
二日目、グラスはまだまだヴィノムのボルドー型で大丈夫でしょう。ふぉっはぁうぅ‥初日よりもさらに香りがネリネリと開いてますね。って…口に含んでからのこのなめらかなめらかなめらかなめらか‥な舌触りったらもぉつぅふっぅ。まとまっとるなぁ‥初日よりも深く密度は114%な感じですなぁ。
うーん、めさくさめさくさめさくさめさくさ旨いな。
もちろんブルネッロ・ディ・モンタルチーノとしても美味ですが、赤ワインとして…ワインとしての完成度の高さが素晴らしい。密度の高さというのは、濃縮でも凝縮でも、過ぎるアルコールでもないので、飲みやすさも兼ね備える‥というのを実感していただけるはず。最後の一杯は澱が混じります。
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