Langhe Nebbiolo Martinenga 2017 Marchesi di Gresy

ピエモンテ州の赤

更新履歴 2021/07/07
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ランゲ・ネッビオーロ・マルティネンガ 2017 マルケージ・ディ・グレシィ
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/ミディアム》

マルケージ・ディ・グレシーは12世紀から続くトリノの貴族、スイスの不戦条約にサインしたベネディット・ディ・グレシーを先祖に持つ名家。現在の当主はアルベルト・ディ・グレシィ氏で、1990年、彼の祖父の代に避暑と狩猟を目的としてバルバレスコの土地を購入したのが始まりで、1973年にマルケージ・ディ・グレシィを興し、バルバレスコを始めとするワイン生産を開始します。

所有するブドウ畑は合計35haで、バルバレスコ村のマルティネンガ、トレイゾ村のモンテ・アリバルト、カッシーネ村のモンテ・コロンボとラッセッラの4カ所となります。すべての醸造はその本拠地であるマルティネンガの醸造所で行われています。特にマルティネンガは著名な畑(区画)で、現在もグレシィ家の単独所有(モノポール)となります。

ランゲ・ネッビオーロはマルティネンガ区画の一番下の畑で標高280m、南西向きの畑。バルバレスコ認定の畑となりますが、比較的樹齢も若い樹が栽培されランゲ・ネッビオーロ用となっています。ビンテージによっては、マルティネンガや、ガイウン、カンプ・グロの両クリュのブドウが使用されるビンテージもあります。

収穫されたブドウは温度管理されたステンレスタンクで果帽で酸化を防ぎながら6日から7日間のマセラシオン。アルコール発酵時には適宜ポンプオーバーが施され抽出を促します。アルコール発酵後はマロラクティック発酵が施され、ステンレスタンクとセメントタンク併用で5ヶ月ほどの熟成後瓶詰めされます。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

グレシィはバルベレスコを含め基本ボルドー型瓶ですね(一部シャルドネはブルゴーニュ型瓶ですが)。このランゲ・ネッビオーロもボルドー型瓶。バルバレスコは茶封筒のような色合いのラベル地ですが、このランゲ・ネッビオーロは白地、茄子紺一色の文字やロゴは非常にシンプルかつ上品で質が高い(個人的に高得点です)。キャップスシールのシルバーも白地のラベルに似合ってます。コルクはディアム社製の4,5cm、表示のアルコール度数は14度と2016年と同じですね。ちなみにグラスはヴィノムのブルネッロ型です。

色調は明るさもあり、ボトル越しだとボジョレーっぽい感じですが、グラスに注ぐとそれなりに暗さもあります。色調の淡さとは裏腹に、果実香はしっかりと密度があり、甘味も感じますね。少しネッビオーロ特有のローズヒップティー的な香りもあり、少しロエロのネッビオーロを彷彿とする部分もあります。イチゴ、ラズベリー、チェリーなどの果実香があり、非常に親しみやすくピュアな果実香。ランゲ・ネッビオーロあたりは、樽熟成させているものもありますが、グレシィはあくまでもピュアにネッビオーロの果実の香味を表現するタイプ。香りから、青さは感じませんし、ある程度のボリューム感もうかがえますね。香りは躊躇なく開いています。

まずは口に含みましょう。うん、2016年同様、初日の一杯目から旨味が溢れます。輪郭も穏やかで酸味、渋味ともにイガイガしないのもいい。あくまでもミディアムの範疇ですが、十分な果実の密度がありますね。味わいも開いているので、なおさら満たされ感があります。この渋味は確実にネッビオーロらしい茶葉系で、その果実味とリンクさせるとやはりローズヒップティー、そこに赤い果実を添えた感じ。果実味に汚れはなくとてもピュアで素直にネッビオーロの良さが表現されています。これは、バルバレスコ地域らしさでもありますね。大人しいという意味ではなくエテガントですが、しっかりと親しみやすい香味がありとてもおいしい。

いやほんと、今おいしい。チャーミング系の果実の香味もあるんだけれども、そこまでカジュアルでもない。なんだかんだと酸味を感じているので、トマト系のソース、味付けがあればアッビナメントも成立しそうだけれども、ハンバーグに焼きトマトと、とろけるチーズのトッピングなんてイカしてると思うんだけどどうだろう。この甘味に関しては、牛脂あたりと合わせたい欲求もあるし、チェリーのコンポートと、塩気のあるチーズ、例えばゴルゴンゾーラとかどうだろう。ゴルゴンゾーダと生クリーム、ちょいバターで重過ぎないソースがあれば、パスタにしても、ローストしたチキンや豚肉にかけてもイケるような気もする。

二杯目です。樽を使ってない赤というのは、これからの季節(夏場)には好都合かもしれません。いわゆるミディムだし、十分に複雑な香味も持ち、密度感にも不足はないのですが、樽熟成をさせてないというどこか軽やかさと果実のピュアさは非常に飲みやすい。このワインの場合は、初日の一杯目から無理のない旨味もあり浸透するのでなおさらストレスがない。こういうワインは(も)いいですよねえ。14度のボリューム感はある程度あるんだけれども、飲みやすいしね。俺も歳食ったんだろうなあ、飲みやすいワインがすごく心地いい。

渋甘旨‥これだね。こういう感じ。とても飲みやすい。

二日目もヴィノムのブルネッロ型。ザルトのユニバーサルにしてもいいし、ヴィノムのブルゴーニュでもイケるはず。渋味をまとったバラ、チャーミングな赤いベリーやチェリーの香りがいいですね。甘過ぎないのはしっかりと渋味な香りがあるからでもありますね。案外、グラス内側を垂れる脚もあり、なんだかんだと14度なんですが、適度な甘味とボリュームに寄与しているのみで暑苦しいアルコールではありません。旨味もほどほどで、渋味、酸味とのバランスもネッビオーロらしい。比較的渋味がおいしいタイプなので、ボルドー型でいいかと思います。

ザルトのユニバーサルにも注いでみます。あ、このグラスもいいですね。少し小振りになった感じですが、まとまりはいい。このグラスの方が、酸味がツーっと上る感じもいい。渋味はブルネッロ型ほど目立たない。へー、やっぱりグラスによって変わるね。まあ、どっちのグラスでもおいしいですけど。

三日目はザルトのユニバーサル型で。非常にピュアに開いてますね。無理のないバラの香りと果実香。香りに渋味、飲み口は旨味と酸味、これぐらいのグラスの方が密度感が増しますね。いやあ、旨いねー。樽熟成させてませんが、何か不足があるわけではありません。果実味は素直でとてもいい。初日はある程度渋味のエッジが効いた感じですが(これはこれでいい)、二日目以降は旨味やふくらみがでて、やわらかに満たしてくれますね。ネッビオーロって、単一品種でも十分複雑さがあるので飽きないですね。ほんとおいしいです。

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