Chianti Classico 2019 San Giusto a Rentennano【予備品】

トスカーナ州の赤 > San Giusto a Rentennano

更新履歴 2021/10/10
販売価格

2,880円(税込)

在庫数 SOLD OUT

キャンティ・クラッシコ 2019 サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ95%、カナイオーロ5%/ミディアム》

CCに使用されるブドウはおおまかに三種の土壌区域に分けることができます。すべて石灰質土壌となりますが、その構成は異なります。ひとつめは、アジェンダから北(モンティ)方向への一番遠い区画で粘土質を主体とした土壌。ふたつめは地中の2メートルから5メートル砂と丸石を主体としたで、5メートルよりも深い地中は完全な白い粘土層の土壌。みっつめは、いわゆるキャンティ・クラッシコ地区らしいアルベレーゼ(石灰を多く含有する片岩)、ガレストロ(海底に沈殿したシルトが長期間高圧縮下に置かれ形成される年度片岩)土壌で、となります。

2019年は春に降雨が多く、6月までは気温も低い状態。7月は雹害で一部ダメージを受けた樹もあり、ブドウの成熟は例年よりも少し遅れ、剪定により調整しました。収穫時期は2019年の9月30日から10月10日と例年よりも遅れましたが、収穫hまでにブドウはゆっくりと成熟し、完全な状態で収穫できましたが、剪定のために収量は少なくなりました。

最高27度に温度管理されたセメントタンクで13日間の醸しとアルコール発酵中は、暑いビンテージはフレッシュさを保つために、アルコール発酵二日目に、セメントタンクの上層部にブドウを敷き詰め、タンニンや酸の抽出スピードを遅くする技法を取り入れています(ヌフ・デュ・パフの生産者から学んだそうです)。アルコール発酵後はセメントタンクでのマロラクティック発酵、2年から4年使用したバリックと、500Lのトノー樽、3,000Lの大樽の併用で約10ヶ月から12ヶ月の樽熟成。2021年の3月3日から11日に瓶詰め。フルボトルの生産本数は46.560本と、2018年の51,600本から10%の減産となりました。表記のアルコール度数は2016年から2018年は14,5度ですが、この2019年は14度となります。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

お馴染みのラベルです。表記のアルコール度数は14度ですので、2016年から2018年の14,5度よりも0,5度低い表記。コルクはなかなかの質の4,5cm、グラスはとりあえずヴィノムのキャンティ型です。きっとバロンコーレよりも明るいのだと想像はつきますが、深みもある暗めのルビー色、艶やかな色合いで、上からだ底がギリ透ける感じはいつもと一緒。スミレの香りと、赤いチェリーと、カジュアルではないイチゴ、リキュールっぽくないマラスキーノチェリー。樽の風味はほんの僅かで、果実香がほとんど。このグラスということもありますが、開放的な開きではありませんが、閉じ感はなく、落ち着いた香りですね。果実香に甘味や、少しのアルコールも感じさせますが、レンテンナーノらしい、クラッシックではないがモダンでもない洗練されたスタンダードさは、2019年も健在です。果実香に未熟さもありませんし、過熟感もない。

口に含みますと、やわらかな輪郭があり、口の中をしっとりと、そしてやや低めの重心のミディアムボディな果実味が満たします。酸味や渋味の質は非常に高く、角が取れてるかと思わせるほどしっとりとしています。なめらかさがありますが、旨味はまだまだこれからの印象。「体(てい)」といしてはミディアムボディで間違いありませんが、2019年はもう一段深みがありますね。飲み口も暴れないし、チャラさは感じない。いわゆるサンジョヴェーゼ、キャンティ・クラッシコらしい果実の香味はあるんだけれども、やっぱり落ち着きがありますね。うん、2019年もいいし、2019年はなかなかスクっとスタイリッシュ。余韻は香り、味ともにしっかりありますね。でも、クドくはないし、疲れない。やっぱり疲れないのはとても大事ですね。いや、やっぱレンテン旨いな。

二杯目はグラスをサイズアップしてみましょう。ザルトのユニバーサルです。おお、やっぱりグラスが大きくなると香りの量も増えますね。少し香りにスパイス、ああ、飲み口はミディアムのままなんだけれども、ヴィノムのキャンティだと少し狭かったのか、肩の力が抜けたように無理がない。ただ、ヴィノムのキャンティは座りがいいので、どっちでもいいぞ。十分な密度感はそのままに、口の中での広がりや満たし方に余裕が生まれますね。二杯目ということもあり、少し旨味と酸味でジューシーさも出てきました。これは二日目のつゆだく具合も期待ですね。

ワイン単体でもこの完成度は十分ですが、いかせんイタ専なので酸味に寛容。やはりここはお食事との相乗効果を狙いたいと思いますが、アマトリチャーナ、あっさりめの牛すね肉のボロネーゼ、あたし、タコのボロネーゼ自作したことあるんですけど、タコとトマトの関係と合うんじゃないかなあ。どっちにしてもオリーブオイルは惜しげなく。だんだんとワインも酸味がおいしくなってくる。キャンティ・クラッシコを酸っぱいと感じるイタ専じゃないワイン好きは少なくないんだけれども、やはり、ぜひ、食事と合わせて欲しいですね。

二日目はザルトのユニバーサル型です。初日よりも120%開いて感じますね。バロンコーレと同時毒味ですが、バロンコーレが樽香もしっかり感じるのに対し、スタンダードなCCはあくまでも果実香が支配的。よってスミレの風味もこのCCの方が謙虚かなという印象です。初日よりもフルーツの甘味な香りも広がりますが、スタンダードなCCとはいえ、未熟さがないのがいいんだなあ。そして汚れがない。なんてピュアなサンジョヴェーゼなんでしょうね。口に含みますと、エアリーでストレスフリー。味わいもピュアで汚れがない。旨味推しではありませんが、旨味と酸味、渋味のバランスも良好、高いレベルでの均整をしっかりと感じます。

やっぱりレベルが高いですね。レンテンナーノのCCはもう少しカジュアルと感じた時期もあるのですが、ひょっとするとロゼを造り出してから、スタンダードなCCでさえ‥きっとそうだと思いますよ。それでロゼも旨いんだから、すんごいよね。

いやあ、丸くまとまってる。二日目らしいですよね。しっかりと空気を含んだこの感じね。継ぎ目がなくふわっとしてるんだけれども、密度感は十分ある‥と。ミディアムですよ、ミディアムなんだけど、フルに近い方のミディアム。

三日目は、ヴィノムのキャンティ型に戻ります。ザルトもユニバーサルでもいいのですが、三日目ならこれぐらいが座りがいいですね。いい収まりで香りにも密度感があります。グラスからの香りは揮発性の部分は三日目になると大人しくなりますが、うまいこと馴染み、深さが美味しいのも三日目ならではですね。二日目同様に、まとまり感があり、このグラスだと、口先からすわーっと低い部分から広がっていきますよ。いい渋味と酸味は健在、バランスもいいですね。初日からおいしく、三日目はなおおいしい。スタンダードなCCのあるべき姿ですね。でも、決っしてカジュアルではないなあ。ミディアム以上でもないけれども。レンテンナーノ気質っていうのかな。ほんとおいしい。

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