Con Vento 2000 Castello del Terriccio【第一回販売分】

イタリアの白ワイン

更新履歴 2017/08/03
販売価格

3,980円(税込)

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コン・ヴェント 2000 カステッロ・デル・テリッチオ
《イタリア/トスカーナ/白/ソーヴィンヒョンブラン、ヴィオニエ/辛口》


カステッリナ・マリッティマ地区はボルゲリの北、ピサの南60kmに位置する丘陵地帯。当主であるジャン・アンニバーレ・ロッシ氏の母が皇族より購入した約1,700haにも及ぶ土地を所有しています。ブドウ栽培に適した小石、粘土質の土壌37haを開拓することから始まり80年代には醸造も開始します。90年代に入り「ルピカイア1993」をリリースするや一躍スターダムにのし上がりました。エノロゴはカルロ・フェリーニ、2007年にはイタリアソムリエ協会の「2007年度最優秀ワイナリー」に選出されています。

リリースするワインはカベルネ、ボルドーブレンドのルピカイア、そのセカンドとなるタッシナイアは有名ですね。近年はサードラベル的なカンパニーノもリリースしています。白は、シャルドネにヴィオニエを紺綬追うしたロンディナイアとこのソーヴィニョンとヴィオニエを混醸したコン・ヴェントをリリースしています。いずれも、ヴィオニエが混醸されているのがポイントですね。ボルゲリやスヴェレートなど、ティレニア海沿岸の地域は地中海品種としての南仏品種にも適正があるようで赤ならシラーが盛んなのと同様に、ヴィオニエも栽培、醸造する生産者もいるのが面白いですね。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


スラリとネック部分が長めのボルドー型ボトル。テリッチオらしいラベルデザインですね。冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのボルドー型です。実はお付き合いの飲食店さんと一緒に一本飲んでいますのでこれが二本目です。コルクは並質の4.5cm、グラスは、その時を考慮して大きめにしてみました。ちなみに表記のアルコール度数は13度となります。

きっとリリース仕立てはもう少し淡い色調だったのかもしれませんが、それなりに黄色は濃くなっています。白の古酒らしい熟成したニュアンスは微かにあり、どこか、甘酒や味醂のようなニュアンスがあると思うのですがどうでしょうか?酸化は感じますが、ミネラル香はまだ若い頃と大差がない。熟れた香りにどこか栗のペースト、レモンタルトのようなニュアンスを感じますが、おおまかな熟成したニュアンスは経年を思うと控えめ‥ほんと、いい状態の白の古酒なのが嬉しいですね。

ソーヴィニョンが主体のはずですが(詳細なセパージュ比率は不明)、それらしい青さはすでに皆無。そもそもの若いビンテージの経験があったか、なかったか‥ながら、ティレニア海に近い位置だとそれなりに熟れていたとも想像できる。

口に含みますと熟れた果実味にトロ味を感じますね。確かにソーヴィニョンらしい果実もありますが、熟れたヴィオニエの大人の華やかさがとてもいいんです。十分なミネラルと果実の旨味があり口の中を満たすボディに不足感やヌケがありません。

熟れた柑橘の風味は微かな苦味が複雑でまったりした味わいの強さは余韻の長さに繋がります。

うん。旨いですね。

終盤にヴィオニエの華やかさもある。白は熟成するとなし崩し的に構成が緩むこともままあるのですが、上質な酸味があり、熟成したニュアンスの香味を除けば2000年のワインとはとても思えない若さすら感じます。

二杯目以降は古酒感が希薄になる。これも実証済。きっと酸味が行き渡る感がそうさせるのだと思う。酸がイキイキとしてくるとソーヴニョンらしさも少し前になる。とはいえ青さはないし、ヴィオニエの華やかさ、ヴィオニエらしい甘味をほのかに感じます。

ミネラルと果実のやわらかさ。ほんわりとしています。そこにキチンした酸味があり全体を整える。二杯目以降は古酒とはわかんないかもしれませんね。

二日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはオヴァチュアにしてみました。そもそも古酒なのに初日から大きなグラスで飲むのも‥ですが、これは一度試飲してるから大丈夫という判断なんですね。で、二日目もヴィノムのボルドーでもよかったのですが、オヴァチュアクラスだとどうなるかな‥という感じです。

少し古酒感の中にヤクルトミルミル、柑橘の皮、果汁がそんな乳製品的なまろやかさが混じる。酸味は隅々まで行き届きとても質が高いもの。香味も複雑さがありますね。

2014年あたらいが今年リリースでもおかしくない年回りを思うとその差14年にもなる古酒ですが、古酒感がありながらも、かなり控えめ。ミネラルと酸の構成はちっともなし崩しになっていないのもいい。

三日目も冷蔵庫キンキン、グラスはオヴァチュア。少しミルミル感はありますがまさか14年追熟成を経たとは思えないほどフレッシュな部分もありますね。ソーヴィニョンの爽やかさ、ヴィオニエの華やかさ、でもミネラルは丸くなってます。高音のカランとした甘味も少しありアクセントになっていますが、不足ない酸とともに辛口の仕上がりです。

実は今回約100本ほどの仕入れがありましたが、弊社取引の飲食店さん向けにミニ試飲会などもしまして、結局残ったのがこの36本となりました。全ボトル検品しましたが、液面はびっちりと揃って高い位置をキープしており、液漏れも、濁りなどが発生しているボトルもありませんで、非常に状態が良いのも凄いですね。

そもそも、イタリアの白ワインの古酒は希少ですが、熟成感も感じさせながらも、まだまだ新鮮さも兼ね備えるクリーンな酒質、しかもこの価格はあり得ませんよ。

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