Paleo Rosso 2009 Le Macchiole
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パレオ・ロッソ 2009 レ・マッキオーレ
《イタリア/トスカーナ/赤/カベルネフラン/フルボディ》
1989年の初ビンテージからこの2009年で20周年となることを記念して、オリジナルのラベルをデザインしたトスカーナのデザイナーがオリジナルラベルに忠実に手書きでデザインを起こしたものだそうです。"Paleo"の文字もオリジナルラベルで使用していた書体となっています。
また"Paleo"の名の由来ですが、初めて収穫を迎えた時、マッキオーレのブドウ畑にはパレオ=雑草類が異常に生い茂っており収穫の邪魔になったほどだそうで、そんなパレオとの格闘を忘れないために名付けされ、デザインされたそうです。
haあたり5000〜10000本の株密度で、haあたり25〜40hlの収穫量。土壌は肥沃な粘土質となります。ステンレスタンクと、セメントタンクを併用するアルコール発酵の後、バリックに移されてマロラクティック発酵。コンクリートタンクで3ヶ月の熟成後、新樽比率70%(他二年目25%)のフランス産の樽(バリック90%、ハーフバリック10%)で14ヶ月の樽熟成後、無濾過で瓶詰め、17ヶ月以上の瓶熟成後リリース。この2009年の正式なアルコール度数は14.91度となり、生産本数は24000本。ちなみに、ガンベロロッソ2013年度版トレ・ビッキエリ獲得、ヴェロネッリ誌2013年度版★★★95点(G.B/D.T)、ワインアドヴォケイト誌93点。
飲んでみました。
数年前まではパレオ、スクリオ、メッソリオの単一品種三種は木箱で納品されたものですが、この数年で仕様が変更になり6本入りダンボール箱となります。重さや大きさを考えると輸送時のコストダウンになりますからね‥これもエコの一環ということで。そんなダンボール箱のデザインも、20周年記念ラベルと共通のもので細いペンでデッサンされたような柄がシック、ながら赤いPaleoの文字が栄えてとてもいいですね。ラベルの赤文字の部分はちょっと光沢があり凸モールド的に浮き上がってたりして‥これは画像では伝わらないなぁ。ぜひ手に取って下さいね。ボトルは従来のバレオと同じかと思いますがネック部分が長めのデザインなんですよね。昔のようなちんちくりん丈のキャップシールではないのですが、それが若干短いからそう見えるのかな?バックラベルには"1989-2009 VENTI ANNI DI PALEO"と控えめに記載されていますね。ロット番号は"L.PR09"となってますので、単純にPaleo Rosso 2009の略のようです。残念ながら輸入元のバックラベルが誰も使わないスマホアプリ用のブドウマークが幅を効かせるがゆえに大型化し、オリジナルのバックラベルを覆うという不格好すぐるのが残念ですがJANコード(バーコード)が本国仕様と、日本での輸入元が割り振るコードが二種類露出していては‥という配慮なのかもしれませんがんなこたー知らん。よっとバックラベル右下に記載されているはずであるオリジナルのバックラベルのアルコール表記が見辛いのですが、まるでエロ本の黒塗りを見るように透かして確認しましたところ14.5度の表記のようです。なお、6本入りのダンボール箱には2009年ビンテージのテクニカル情報とこのラベルをデザインしたAntonio Sannaが紹介される文言他が記載された一枚の紙が入っております。そんな紙には、16ヶ月の樽熟成と12ヶ月の瓶熟成と記載されていますが、輸入元発表の資料とは期間に食い違いがありますね‥よくあることですので気にしない、気にしない。なお、正確なアルコール度数は14.91度となります。なお、この正確な‥というのは輸入時に提出または検査した成分分析表に則ったものとなっております。
コルクはまぁまぁの質の5cm、やや硬めに感じます。お尻と頭に年号が印字されていますが特別なものではありません。グラスはヴィノムのボルドー型。新樽バリックの香りも漂いますし、その度数に応じたアルコール感もありますが、しっかりと熟したカベルネフランはあの(フラン)特有の青っぽさとスパイスもありますが、ドライフルーツたっぷりのフルーツグラノーラ、インクな鉄分、どこか乾いたスパイスもありますが、全体的にはしっとりとした風合い。ああ、やはり樽香がクリーミーで甘味を感じますね。
口に含みますと、うーん口の中を満たす液体に粘度を感じるぞ!!
ドロドロではなく…ト ロんとしてます。とてもとても薄いあんかけ的に感じますが、飲み口は決してアルコールが強過ぎるとは感じませんね。口のなかで上顎を押し広げる系の大きさを感じるフルボディというよりも舌に乗る液体に非常に密度と粘度の高さ、それら由来の重さを感じますね。カベルネフラン特有のスパイス感はありますが、雑さは皆無。とても深いですね‥余韻までその深さと粘度感が持続します。
スモーキさはあるが曇っていない。
ローストした香味はあるが焦げていない。
二杯目です。一瞬、ふわりとカベルネフランらしい野菜香がしたかな?と思ったらそんな緑はすぐに黒紫で濡れてしまう。口に含んだ印象がグラスからの香りにもリンクしてくる‥トロンとした香り。口に含みますと、濃いだけじゃない酸がベアリングのようにその濃く濃縮した果実味をスムーズに、滞留しないように流してくれるんですね。濃厚なんだけれども、飽きないんだよなぁ。カルベルフランというブドウの完熟したフルーツを純粋に楽しませてくれるよね。
とても濃厚なんだけれども、歯茎や舌に刺すようなタンニンや酸味は皆無でとてもマイルドな果実味を持っています。ほんと薄らと餡かけ状態にも感じるほどトロリとした舌触りですね。とても美味しいですわ。
二日目もヴィノムのボルドー型一択。香りのボリュームが二割増。まずは、新樽バリックなヴァニラな樽香‥の中に一陣の風のような杉な木質の香り。いい意味でのアルコールたっぷり感‥ほろっとアマローネ的な干しブドウの甘味と皮のニュアンス。口に含みますと…
oh…
濃いんですよ‥ええ、確かに濃いワインですが‥うわぁ凄いなぁ。含み香に石灰的ミネラルもあるのですが、甘過ぎない甘味あるフランの果実味がたっぷり‥。めっさくさ旨いですね。旨味、濃縮された深み‥樽香に至るまで、すべてのバランスが整ってるんだな‥いやぁ参ったわ。2009年めさくさ旨いです。
時間経過とともに‥フランらしいほろ苦さ、スパイスの風味が出て来ましたね。
三日目もヴィノムのボルドー型一択。このクラスになると二日目と三日目では大差ないわけですが、よりまとまり感はありますね。二日目サイコー!と思ってましたけれども、三日目さらにサイコー!ですね‥一体感ありまくり‥。残念ながらカベルネ・フラン100%になった2001年を所有していませんが、もちろん熟成ポテンシャルはありながらも、いやいや、今すでに美味しいし‥と思うよねぇ‥うんうん。
2009年のパレオ‥めっさ旨いですわ。
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