Chianti Classico Riserva Le Baroncole 2013 San Giusto a Rentennano【第二回販売分】

トスカーナ州の赤 > San Giusto a Rentennano

更新履歴 2016/10/09
販売価格

6,980円(税込)

在庫数 SOLD OUT

キャンティ・クラッシコ レ・バロンコーレ 2013 サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ97%、カナイオーロ3%/フルボディ》


2013年は春と初夏に激しい雨もありましたが、9月には天候も安定し、完熟したブドウのフェノールは丸みを帯びたビンテージとなります。

2013年は10月の4日から10日の収穫。醸しと発酵は15日間行われ新樽比率20%のフランス産のバリックと5hlの中樽で20ヶ月の熟成後、2016年の1月25日と26日に瓶詰め。この2013年はフルボトルが12,712本、マグナムボトルが60本詰められました。スタンダードなキャンティ・クラッシコの初ビンテージは1981年の記載がありますが、リゼルヴァの方が早いようで1975年との記載があります。その横にレ・バロンコーレとしては2000年が初ビンテージとも付記されています。ラベルに表記のアルコール度数は14度ですが、実際のアルコール度数はもう少し高い14.27度となります。

公式サイトによる飲み頃は2016年から2023年とのこと。スタンダードなCC2014年に対して2年延長のみの熟成ポテンシャル表記はどうなんでしょうね。個人的にはレンテンナーノのCCはもちろんカジュアルで若い内に気軽に、かつ本格的に飲めるCCで、そういう意味でも熟成ポテンシャルはCCRよりも明らかに低く、熟成させる必要はあまりないと考えいます。対してCCRはいまでも90年代を所有していますが、まだまだ旨い‥熟成ポテンシャルという点での差は大きいと思います。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味(2017年2月)

CCRは、レ・バロンコーレを名乗らない時代からこの芥子色のラベル地ですね。"Riserca le Baroncole 2013"の書体が、CCの年号の書体と統一してくれると嬉しいんだけれども。レ・バロンコーレを名乗る2000年になってからキャップシールはロイヤルブルー。コルクはあからさまに、スタンダードなCCよりも質が高く、長い5cm。一時期よりもコルクに刻印される情報が多くなりましたが、たぶんこの感触と匂いはいつものコルクメーカーのもののはず。表記のアルコール度数は前述の通り14度、レンテンナーノも2000年に入ってからアルコール度数がアゲアゲだったわけだが、2010年前後からはそのコントロールも納まりが良くなった印象。グラスはヴィノムのブルネッロ型、ボルドー型は割って以来調達していない。2014年のCCが例年よりもスミレ色の強さが感じたが、CCRは変わらない。しっかりとした果実香に、キチンと樽香が寄り添う。赤や紫の要素もあるが黒い。ブラックチェリーにブラックカラント。ヴァニラ香に負けずのバランスが素晴らしい。

他の造り手のワインと比較すると閉じ気味に感じるかもしれないが、レンテンナーノの作品としては抜栓直後からよく開いている印象。少し木質な気質もある。とてもまとまってますね。

口に含みますと、うーん、これまたまとまり様が素晴らしい。スタンダードなCCよりも大きく、深い。高い密度がある。ミネラルを伴う甘味、アルコールに頼らない。一口目から感じる旨味、まったく触らない酸味、研いだような渋味は上質。

文句なし。

一杯目から悶絶する。

14度もいい。14.5度じゃないのがいい。余韻に少しチャコール、焦げではない。赤い果実の紅々とした赤が眩しく黒になる。CCとの差は歴然で価格差は納得、そしてこの価格から下げる理由がないと正直思ってる。でも、ずーっと4,000円斬りを守ってきた歴史はご存知の通り(古酒は除くやで)。税込4,000円の贅沢やねん。この価格で、この品質が買える‥イタリアワイン、トスカーナワインの優位性やな。

紅々しい。

どう読むのかわからない。字面だけの造語だから。

赤過ぎて黒く感じる。太陽…コロナの様。力強さは簡単に解放されっぱなしなわけではなく、内に秘め、溜め込むような力強さ‥でも、それは放たれないというストレスを感じさせるものではない。

二杯目。さらなるまとまりと、深み‥そう、レンテンナーノは外へのベクトルではないのだ。内へ、内へ‥奥へ、奥へ、深く‥深く‥。

スタンダードなCCと比較すると、その凝縮感、エキスぃな部分も感じる。もちろん過剰なものではない。

はあ、書くことないや。

完成度が高い。CCRの見事なお手本。もちろん、CCもそしてIGTとしてのペルカルロも飲んで欲しい。そうやって、各クラスの、そのクラスらしさや特徴が理解できるはず。

甘旨渋酸‥五味にするには何を足すべきか?五味に留まらないのにまとまっている。

二日目です。グラスはヴィノムのブルネッロ型。初日同様のヴァニラ香をともなう、しっかりとエキスを感じる果実香は、鉄分などのミネラルと絡み、少しインキーにも感じるほど。うん、少し墨汁的で、ローストをほぼ感じさせない(コーヒー)生豆果汁っぽさのヒントがある。酸味を連想させる香りに少しスパイス香が混じり、ヴァルサミコっぽさもある。

飲み口はやわらかく厚みがある。CCとの密度、厚みの差は歴然としてるし、価格差が真っ当‥安い方が不味いわけではないが、高い方が良質であるのは間違いない。ただし、TPOだから、スタンダードなCCを否定することはない。

豊富な果実味、溶け込みながらも要所で顔を出す酸味とタンニン、いつもの‥馴染みのレンテンナーノのCCRの姿を逸脱はしない。期待通り。

うーん、旨いなあ。文句ねーや。

三日目です。グラスはヴィノムのブルネッロ型。樽香、果実香、スミレ香がまとまり、甘味が増幅される。白いミネラル香が一陣の風、旨味も出てますが、甘味もある渋味が旨い。ジューシーな酸味があって、さすがCCRは、密度、熟度の高さを感じ旨いです。うん、渋味と酸味がおいしいね。果実ばかりが前じゃないバランス。

やっぱり旨い。当然のように旨い。

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