Passobianco 2019 Passopisciaro

イタリアの白ワイン

アンドレア・フランケッティ

更新履歴 2022/03/08
販売価格

4,580円(税込)

在庫数 SOLD OUT

パッソビアンコ 2019 パッソピッシャーロ
《イタリア/シチリア/白/シャルドネ/辛口》

テヌータ・ディ・トリノーロを率いるアンドレア・フランケッティ氏のシチリアプロジェクトであるパッソピッシャーロ。彼が醸す唯一の白ワインはシャルドネなのです。2013年まではその区画名である「グアルディオーラ」を名乗っていましたが、2014年から「パッソビアンコ」に変更となりました。赤は「パッソ・ロッソ」に2013年から変更済です。

2007年が初ビンテージ。アンドレア・フランケッティ氏の鬼才と呼ばれる元凶は、その実験魂かもしれません。結果、シャルドネが‥商品化されましたが、シチリアに畑を買った当初はヴィオニエなども栽培していた‥と聞いておりましたし、今でも、色んな品種を実験的に植えていたはずです。

植樹時は4haでしたが、現在の畑面積は5ha。昨年の情報よりも1ha増えております。標高850mから1000mというエトナ火山の山肌に位置します。深さ30mの溶岩灰は非常にミネラル分が高く、元々の肥料に富む土壌。haあたり12,300本という高い株密度で、列と列の間隔、ブドウの樹同士の間隔はいずれも約90cmとなっています。ネレッロマスカレーゼは樹齢の高さからそれほどの密植ではありませんが、こちらは樹齢15年、そもそもフランケッティの計画で植樹されていますので、これだけ高い樹齢となっているようです。

地面から約60cmの地点でのグイヨ仕立てでシャルドネが栽培されています。もちろん、ネレッロ・マスカレーゼやネレッロ・カプッチョの樹齢の高いブドウ樹が栽培されているグアルディオーラの区画ですが、そんな火山性土質のミネラル豊かな土壌はシャルドネにも‥という判断かと思われます。樹齢は19年。散布されるのは、プロポリ、銅、硫酸塩となります。

収穫されたブドウは収穫後5度に冷やされた部屋に運ばれ醸造が始まります。低温で圧搾されたマストは、23度に温度管理されたステンレスタンクで20日間の発酵後、セメントタンクと大樽の併用で18ヶ月の熟成後瓶詰めされます。2021年の3月に瓶詰めされました。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

お馴染みのラベルデザインですね。そしてお馴染みの重量級の分厚いブルゴーニュ型瓶です。コルクはなかなかの質の4,5cm、冷蔵庫キンキン温度、グラスはシュピゲラウのデフィニションのボルドー型です。なお、温度は7,6度となっています。2014年から2016年まではアルコール度数は13度、2017年と2018年は扱ってないので不明でsが、小公式サイトには記載があったと思います。黄色味、ゴールドが深く見えますね。いつからかはハッキリしませんが、この数年で熟成期間が長くなりましたし、どこかで造りに変化があったかもしれません。パインや、アプリコットなど黄色味のハッキリした果実の果汁に、爽快なミントのヒント、暑い年だったそうですが、焼けたようなニュアンスもないし、エトナらしい黒い土壌というよりは、シャルドネに似合う白い土壌のミネラルの風味。ミネラルの風味もありますが、シャルドネらしい果実香もしっかりとしています。思ったよりも樽香が控えめなのは例年と同じ。

口に含みますと、軽くカスターディな風味がありますが、味わいにもパインや柑橘の風味が主役。冷涼なミネラリーさもありますが、密度もあり、重さではなくボディは程よくある。酸のレベルも適切で、程よい旨味といいバランスですね。少し蜜の風味ある甘味がありますが、味わいはしっかりとドライ。セメントタンクと大樽の比率は不明ですが、ほんと邪魔な樽はない。ミネラル香が出てきましたね。とはいえ、火山っぽさは少なめですが。冷涼なミネラル香。口先からほどよい厚みがあり、そのミネラルの厚みも表面張力のように感じられます。注ぎたての二口とそれ以降とでちょっと違いますね。より良くなってきました。一応温度を測ると8,8度。これはもう少し上げた方がいいのかもしれませんね。温度が上がると、エトナらしい火山性土壌の風味が少しスモーキーな感じで上がってきますね。あくまでもシャルドネの果実の香味は保ったままですので、複雑さが増してくる感じです。10,6度、うん、温度はまだ高くてもいいかもしれませんね。旨味も出てくるし、強くはないけれども樽の風味も、シャルドネ感がマシマシです。

二日目もシュピゲラウのデフィニションのボルドー型です。温度は13,2度。樽ドネとしては樽香も大人しい部類ですが、ステンレスじゃないのは感じとれる。とはいえ、冷涼なミネラルもあるから尚更樽ドネ感推しではない。口に含みますと、これぐらいの温度だと、粘性も感じられるし、旨味もしっかりしてますね。十分なボディもありますが、キレイに酸味が通りますし、13度というアルコールが飲みやすい。

三日目もシュピゲラウのデフィニションのボルドー型です。温度は12,8度。より飲み口なめらかで、程よい粘性がありしつこくなんだけれども、まったり感もあっておいしい。まあ、これぐらいの温度にはした方がいいし、三日目が一番好きかな。うん、旨味しっかりしてて、密度の高いシャルドネを満喫できる(濃いわけではないぞ)。いやあ、これは三日目まで引っ張って欲しい(そして、12度以上で)。基本的なエトナの標高の高さやミネラルを感じさせつつも、このシャルドネ進化してますよ!

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