Brunello di Montalcino La Mannella 2016 Cortonesi

トスカーナ州の赤 > Montalcino

更新履歴 2021/08/17
販売価格

5,980円(税込)

在庫数 SOLD OUT

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・ラ・マッネッラ 2016 コルトネージ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ/フルボディ》

当主はマルコ・コルトネージ。エノロゴはその息子であるトンマーゾ・コルトネージとなります。これまでの生産者名は土地の名前でったラ・マンネッラでしたが、近年、家族の名前であるコルトネージに改められました。

1970年代にはワインの醸造も行っていたようですが、コルトネージ家が瓶詰めを始めたのは1990年のこと。本拠地はモンタルチーノの北西部であるそこのアジェンダと大半の畑(ラ・マッネッラ)を持ち、南東部分にも土壌のことなる畑(ポッジャレッリ)を持ちます。自社瓶詰め当初はそれら二カ所から収穫されるブドウも大きな意味でブルネッロ・ディ・モンタルチーノのひとつの個性として混醸してきましたが、1998年より北西部のラ・マッネッラ地区のブドウから醸されるブルネッロはクレッシック・ブルネッロとして位置づけています。また、南東のポッジァレッリ地区からのブドウで作られるブルネッロは新しいブルネッロとしてリリースしています。

ラ・マッネッラ地区の土壌は石灰質が主体。対してポッジャレッリ地区は砂質が主体でガレストロも豊富。ことなる個性を持つブドウを個別に醸造します。ラ・マッネッラ地区から生まれるこのRDMやアンナータ、リゼルヴァは3,000Lを越えるスラヴォニア産の大樽との相性が良く、ポッジャレッリ地区からはアンナータのみをリリースしますが、フランス産のトノー樽で熟成させることにより新鮮さをも兼ね備えます。

2種類あるクリュ・ブルネッロ・ディ・モンタルチーノのひとつである「ラ・マッネッラ」。北西地区のラ・マッネッラブドウ園からのブドウのみで醸されます。もうひとつのクリュ・ブルネッロは、南東地区の「ポッジャレッリ」となります。ラ・マンネッラのクリュは、石灰質と粘土質が混じる土壌。収穫されたブドウは約15日間の醸し発酵の後、30hlのスラヴォニア産の大樽で36ヶ月の樽熟成。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

コルトネージのラベルは清潔感がありますね。純白のラベル地に、アジェンダの風景、シンプルで上品なフォント使い、筆記体も効果的です。コルクはロッソ・ディ・モンタルチーノ2019年もなかなかでしたが、さらに上質の5cmですね。コルトネージのコルクは弾力があり膨張率が高い印象(あら、羨ましい←誰が下ネタ挟めと)。グラスはヴィノムのブルネッロ型一択。表記のアルコール度数は14,5度となります。深く暗いルビー色ですが、決して濃い色でもなく、ロッソ・ディ・モンタルチーノと同等、ブルネッロだからって色が濃いわけではありません。

うっわー。やっぱり違いますわ。グーンと伸びのある果実香。スミレよりも複雑なチェリーが揮発、スパークするような果実香がとっても迫力ありますね。よりサンジョヴェーゼの熟れを感じる香りはさすが36ヶ月熟成のブルネッロですわ。少しバルサミっくで、スパイスもある。樽香もスラヴォニア産の大樽で間違いなし。力強く開いており、艶っぽい。延々と香りを嗅ぎ続けれますね。この香りを嗅げばコルトネージの凄さ、素晴らしさ、ご理解いただけると思います。やっぱりココ凄いですよ、ヤバいですよ。ちょっとモニカ・ラーナーの飲ませたい。決して古酒的なそれではありませんが、やはり36ヶ月もの樽熟成を経るととても心地よい酸化熟成を感じるサンジョヴェーゼの香りがあるんですよね。これは決してフレッシュさが損なわれているわけではありませんよ。

口に含みますと、口の中を満たすこの膨よかさと、密度の高さ、なのに‥なんで、こんなにスムーズな濃さ(語弊あり)なの!最後に少しのスパイスとどこかホットな感じがいいアクセントになってる。ホッコリ小豆は、よりネリネリされたこし餡になりつつある。甘味もあるんだけれども、ロッソ・ディ・モンタルチーノよりも控えめで上品。ひゃー旨い。やっぱり旨い、確実に旨い。ミネラル、土壌のニュアンスもありますし、果実香もあるんだけれども、非常にバランスがいいので、何か突出してないんですよね。それはまとまりとも言えますが、これはとてもいい、とてもおいしい。ちょっとゴー・キュッ・パーはないですよ。

ロッソ・ディ・モンタルチーノに感じた渋味の要素としてのイグサや畳もありますが、ローストというよりも生豆に近く、ローストした粉っぽさよりも生豆を挽いたオイリーさと、心地よい苦味を感じますね。心地よいスパイスもあるし、余韻も長いなあ。関心、関心。これはちょっと破格ですね。有名でない、著名なワイン誌で評価がない(低い)とかは別次元ですわ。

二杯目です。より深さを増したように思いますが、それよりもまとまりの良さが顕著ですね。まとまると飲みやすくなります。非常にスムーズ。これも14,5度は感じさせないし、いいようにしか作用させてない。まだまだ、穏やかな旨味と甘味、舌先からツーっとそして広がるように果実味が広がり、長い余韻を経て静かに収まる。もうワイン単体での完成度も高いですね。あーなんか渋味が甘いわ。

旨いな。マジで旨いな。思い入れ補正なしで旨いぞ。

二日目もヴィノムんブルネッロ型。ワインの価格差って何も中味だけではないのはコルクだなあ。RDMも比較的良いコルクが使われてますが、このブルネッロになると逆刺しするにちょっと入れ難いほどの膨張があり(あら、羨ましい←誰が下ネタ挟めと)、こういうとこにコストの差も感じますね。さて(気を取り直して)、共通項はありますよね。確かに。でもチャーミングではない、そこはやはり熟成期間の差や、同じ区画とはいえ、ブドウのポテンシャル差が出るのでしょう。香りから密度の高さが伺えるし、落ち着いた果実香はやはり少し熟成(老ねではないぞ)を感じますね。この奥深い香りはうっとりしますね、もうグラスの中に鼻が埋もれそうです。

初日よりも旨味マシマシ、まろやかさもマシマシ、大きくなってはないが、内側への深さが底なし。RDM同様に、酸味がしっかりと湧き出ていて、ダレないですね。RDMよりも甘味も控えめで、大きく、深く、密度がありますが、タイトさがあり、引き締まりますね。広く緩くダレるような酒質ではなく、スクリと端正な姿が美しい。どこかやわらかなコーヒー豆の香りが溶け込む果実味がありますね。酸味はあるんですが、そこに新鮮さを感じないのは樽熟成だけでも36ヶ月だし、大樽でゆったりと熟成させたからこそなんですよね。かといって、老ねや、過熟成感はありまんよ。

生産者も輸入元も良心的な価格設定にも程がありますね。コルトージのBDMは三種類。このラ・マッネッラの希望小売か価格は6,800円税別、畑違いのポッジャレッリは13,000円税別、リゼルヴァは19,000円税別なんですが、このラマッネッラの6,800円税別はちょっと異様に安いですね。それもこれも、著名なワイン誌の評価の有無か、ポイント次第だとすると、ちょっとツマンナイなあ。こんなにいいワインあるよって、モニカ・ラーナーに不幸の手紙でも送りつけたいぐらいの気持ちです。

樽がまた上品ですわ。スラヴォニア産の大樽で36ヶ月。ふむふむ。あくまでも果実の香味が支配的で、樽のニュアンスは上品。もちろん、まだまだ力強さを感じますし、まとまってるとはいえ、さらなるまとまりや馴染みもあるはずですが、ほんと今、飲んでとてもおいしい。レベルの高さを実感できる酒質。


三日目もヴィノムのブルネッロ型です。香りがほんとヤバいですね。三日目ですが、まだまだ香りが出続ける持続性、力強さを感じます。ロッソ同様に味わいにまとまりはさすがの三日目ですね。旨味にようやく甘味が馴染み、乗ってきたようにも思います。ねりねりとした果実味、くどくない粘性。全体的に熟成感は確かにあるんですよ。ロッソはまるでアンナータですが、このアンナータはまるでリゼルヴァ格の様。実は、ラ・マネッラを名乗るのは、ロッソ・ディ・モンタルチーノ2019年、そしてこのアンナータ2016年、実はリゼルヴァ2015年と三種類あるわけで、リゼルヴァはさらに樽熟成期間が12ヶ月延長された48ヶ月となりますが、希望小売価格ベースでこのアンナータの2,8倍の19,000円税別となりまして、さすがに、それはと(お取り寄せしまーす)。そういう意味でも、このアンナータの希望小売価格6,800円税別は破格で安過ぎます。いやあ、余韻も長いわ、どこか爽やかな香りもありますが、ぎっしりと果実香が長い。豊富なタンニンもしっかりと果実味に濡れ、酸味も非常に伸びやかで質が高い。いやあ旨味も艶やかだなあ。あっさりしながらもテリな甘味もいい。ロッソもめっちゃ旨いんだけどさすがに格上で、気高さがある。でもゴ・キュッ・パーとか、なんででしょうね。生産者も輸入元も良心的なのはとてもいいことなんですが、なんか悔しさもあるよ。実際。こいうジレンマとの戦いですね。コスパがいいとかいうのも褒め言葉にするのは失礼。こういうのはなかなかないよ。

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