Etna Rosso 2017 Terre Nere

シチリア州の赤 > Terre Nere(Marc de Grazia)

テッレ・ネレ

更新履歴 2019/03/02
販売価格

2,680円(税込)

在庫数 SOLD OUT

エトナ・ロッソ 2017 テッレ・ネレ
《イタリア/シチリア/赤/ネレッロ・マスカレーゼ95%、ネレッロ・カプッチョ5%/フルボディ》

シチリア島はカターニャ県に属するエトナ火山の北側、ロンダッツォ地区の居を構えるのが、このテッレ・ネレ。バローロ・ボーイズを率いたことで一躍イタリアワイン業界で名の知れたマルク・デ・グラツィア氏と弟のセバスティアン・デ・グラツィア氏が2002年に初ビンテージをリリースしました。

近年注目されているこのエトナ近辺は、フィロキセラに侵されていない非常に高樹齢の樹が残っていることや、標高の高さ、複雑な土壌‥まだまだ様々な可能性を持つ未開拓な地がイタリアにはあるんですね。そしてこの地の土着品種であるネレッロ・マスカレーゼ種はもう日本のイタリアワイン好きならご存知。シチリアの赤‥ネロ・ダヴォラ同様に、知名度も上がりましたね。

テッレ・ネレとは「黒い土壌」という意味だそうです。岩石がゴロゴロとした火山灰土壌が黒いことから命名されたようですが、この土壌はエトナ火山の50万年以上に渡る噴火活動の結果、非常に多様で特殊な土壌が広がり、単一畑=クリュを名乗ることもしばしばなど、その畑の条件は様々だそうです。

そんなテッレ・ネレの最もスタンダードなネレッロ・マスカレーゼが「エトナ・ロッソ」。スタンダードクラスとなりますので樹齢は5年と植え替えを含めて若い区画からのものも含まれますが、50年以上の高樹齢のブドウも使用されています。白と同じく2005年が初ビンテージとなります。エトナ火山の北側斜面で、海抜600mから900mのミネラル豊かな火山灰土壌で収穫されたネレッロ・マスカレーゼ95%に、ネレッロ・カプッチョ5%のブレンドで醸されます。なお比率は樹齢の古い畑は混植されていることがほとんどで、性格な数字ではなかもしれないとのこと。

収穫されたブドウは、25度から28度に温度管理されたステンレスタンクでの発酵後、10hlから30hlのフランス産の大樽でのマロラクティック発酵と16ヶ月の樽熟成後、澱引きと酒質の均一化のためにステンレスタンクに移され1ヶ月休ませてから瓶詰めされます。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

お馴染みの撫で肩のブルゴーニュ型ボトル。やはり生産者側もピノ・ノワールやブルゴーニュを意識するんでしょうね。となるとこのスタンダードなエトナ・ロッソはACブルゴーニュ的ポジションかもしれません。

"ECOGRUPPO( http://www.ecogruppoitalia.it/ )"なるビオの認定期間のマークは、2014年はなし、2015年は復活してましたが、この2016年はなくって、この2017年はまた付いてます。まあ、どっちでもいい。表記のアルコール度数は2013年が13度、2014年が14度、2015年と2016年は13.5度、この2017年は14度となります。コルクは安心のディアム社製の4.5cmの圧縮コルク。グラスはヴィノムXLのピノ型です。

2016年よりも一段黒味のある深い赤。決して見透かせないような濃さではなく、あくまでもネレッロ・マスカレーゼとしては‥という意味。カランとした高音のイチゴキャンディの甘味が「らしい」ですね。リンゴ飴のアメの部分、グレナデンの風味でもあります。微粉のスパイスがあり、2016年ほどエトナらしい火山性土壌由来の焼けた鉱物的硝煙反応は強くありませんが、「ある」。香りに閉じを感じるわけではない開きがあり、今すぐおいしい状態であろう、スタンダードなエトナ・ロッソらしさを感じますが、もちろん、どこかエトナらしい硬さ感じている。

口に含みますとテッレ・ネレらしいネレッロマスカレーゼ味が素直。2016年よりも少しアルコール度数は高めですが、特に違和感があるわけではない。十分のボリュームがあり、ヌケのない密度もとてもいい。少しほろ苦さを感じるタンニン、これぐらいの大振りなグラスでも十分耐えるしおいしい。余韻も十分、酸味もいい溶け込みです。

おいしいなあ。安定しておいしい。ビンテージごとの個性はきっと飲み比べればハッキリとするんだろうけれども、ビンテージが変わったからってガラっとイメージが変わることはない。ひとつひとつの要素もいつものテッレ・ネレのエトナ・ロッソである。

ふくよかさがあり、若さを含めた力強さがある。決してまとまってないと感じているわけではないが、これから馴染むと旨味も出てきそう。そして、だんだんと火山性土壌、エトナらしいミネラルの香味が出てきますね。

二日目もグラスはヴィノムXLのピノ型です。イチゴ系ベリーの果実香が中心(核)ですが、スミレのようなバラのような、花の香りも顕著。カステラの甘いとこのような蜜な甘み、土壌由来のミネラル香はその後ろに控える。香りからも密度を感じますね。飲み口はよく馴染み、まとまっています。とても艶っぽい果実味の濡れがとてもいい。旨味もほどよく出てきてうまいですねー。鼻に抜ける香にエトナらしさ‥。テッレ・ネレの良さはこの価格で上質なネレッロ・マスカレーゼを、エトナを楽しませてくれることだと再確認しますね。

三日目もグラスはヴィノムXLのピノ型です。馴染みと旨味が増す正統進化。イチゴキャンディー、ザクロに、やはり黒い土を思わせるミネラル香は硝煙反応。エトナらしさ目一杯でこの価格、やっぱりお買い得ですね。

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