Langhe Nebbiolo 2016 G.D. Vajra

ピエモンテ州の赤 > G.D.Vajra

Tremilla Yen di Vino Italiano :イタリアワイン三千円

更新履歴 2018/09/27
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ランゲ・ネッビオーロ 2016 G.D.ヴァイラ
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/フルボディ》


当主はアルド・ヴァイラ氏で、婦人のミレーナ、息子のジュゼッペとの家族経営。元々アルドの父親はワイン造りやブドウ栽培に従事していなかったものの、祖父が所有していた0.3haの畑と、樽の枠を相続しワイン造りを開始したそうです。転機は1986年、バローロ地区が雹害の影響でほぼ壊滅状態になった年、ただでさえ不況の真っ只中で多くの生産者が廃業する中、諦めずに借金をして畑を買い増したのが功を奏したそうです。

伝統的なスタイルでその理念も明白。


 「美味しいのは当然。"安全"で"清潔"。そして"美しい"ものでなければならない。
  そしてリンゴジュースを飲んだらリンゴの味しかしてはいけないのと同じように、
  バローロを飲めばネッビオーロの味がすべき。
  樽由来の甘味やタンニン、香も必要ない」


一部大樽を使用しますが、発酵は基本的にステンレスタンク。自然酵母でゆっくりと発酵を進めます。タンクのあらゆるところで糖分が二酸化炭素を作り、果帽を押し上げることが重要で1日に2回、櫂入れを行います。ネッビオーロはカベルネやメルロと違い、果汁にアントシアニンや色々な要素(香味成分も果皮に多い)を含まないのでこの櫂入れ(フォラトゥーラ)の作業を重要視しているそう。特に樹齢の高いネッビオーロは、収量が落ちるだけれはなく、果実そのものが小さくなる。小さい果実は、果汁に対する果皮の比率が若樹からのブドウよりも高くなる。よって一層櫂入れを行い、果皮からの香味成分などを引き出す作業が重要になる。


 「果皮比率の高い高樹齢のネッビオーロは多くの要素をワインに与える。
  高樹齢であれば角の抽出も必要なく、適度な櫂入れを施せばバローロ
  は偉大さを備える」


ヴァイラのランゲ・ネッビオーロにはバローロ村の若樹のブドウと、セッラルンガ・ダルバ村の下部に位置するシニオ地区のブドウ、そしてノヴェッロ村のブドウも混醸される。詳細なテクニカル情報なくてゴメーンね。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味



ALBEISAの共通瓶、G.D.ヴァイラらしいラベルデザインですが、ヴァイラの場合、バローロあたりの方がシリアスで遊びがないラベルですが、ランゲ・ロッソやこのランゲ・ネッビオーロは愛らしい花や草、ブドウなどもカラフルに描かれているのがいいですね。同じく4,5cmですが2015年よりも良いコルクに当たったようです。ここらへんは当たり外れがありますね。グラスはヴィノムXLのピノ型、バックラベルに記載のアルコール度数は2015年同様14度となります。

2015年よりも色味は少し濃く見えますね。とはいえ、先が見透かせる深い赤、土、岩のような土壌の香りがありますが、この2016年はとても香り高いローズヒップティーがとてもいいですね。少し砂糖も多めに入れたお紅茶の甘味を感じさせる香り、茶葉、そこに添えられたシフォンケーキに添えられたベリー。スイーツに例えていますが、ケーキのような香りではありません。キリトリ部分ですよ。香りからは甘味を連想させない酸味や、渋そうな香りも。

まずは口に含みます。しっかりと密度があり、ミネラルの硬さと果実のやわらかさが共存しています。チェリーとその皮のスパイス、ラズベリー、ブルーベリーの果実感。2015年同様にタンニンに肉付く果実味もしっかり。ミディアムを少し超えるの密度とボリュームです。14度という高めのアルコールが浮き足立つこともなく一杯目として十分に合格、とても親しみやすく、雑さのないネッビオーロですね。若いうちのネッビオーロの飲みやすさがあります。

渋みと酸味はシリアスで甘味という遊びはない。構成感があって、旨甘酸っぱい果実味もそろって、なるほどGDヴァイラの古臭くないスタイル(=モダンとは言わないが)が見事に表現されており、やっぱりネッビオーロを若いうちに飲むなら、こういうのがいいですよね‥も実感。

うーん、グラスの中で大っきくなってきた。渋みと酸味が旨いですねえ。ここでもやはり茶葉的な渋みが効いてくる。渋みが整っているとやはり構成感を感じユルさがない。もちろん、梁のように張り巡らされる酸味もたっぷりと肉付いた果実味をボトボトさせない。

いやいや、時間が経過するたびにどんどん良くなるよお。

二日目もヴィノムXLのピノ型です。ふーん、初日同様のローズヒップティー、そこに酸味を感じさせるオレンジの果汁、少しのフラボノイドをまとうラズベリーやクランベリー、フランボワーズのような小さな果実達。芳香な甘味ある香りがありますが、味わいはいたってシリアス。二日目ともなるとしっとりとして旨味も少し前に出てきましたね。ただ、最前線でもないし、乾いたタンニンがまだまだしっかり感じられます。この渋みはやっぱり茶葉系かな。とてもおいしい。

果実味も豊富ですが、負けないタンニンと酸味。食中酒として相乗効果が見込めるスタイルでもあります。渋みがうめーな。

三日目もヴィノムXLのピノ型です。香りは一貫していますね。ほんと、ちょっと甘味を感じるエキゾチックな果実とスパイス、紅茶とフルーツがとてもいい。でも、口に含むとドライな辛口だし、タニック。三日目にもなると、輪郭もさらにやわらかくなるし、旨味に艶っぽさもでてくるのでさらに飲みやすくはなるけれども、まあ、最新ビンテージはやっぱり三日目ぐらいがちょうどいいのよね。となるとバローロはやっぱり若いうちに開けるのはもったいない。じゃあ何年?となると、モゴモゴするが。若いうちならランゲ・ネッビオーロクラスで十分‥じゃなくって、若いうちはランゲ・ネッビオーロの方がおいしかもしれませんね。

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