Pian del Ciampolo 2015 Montevertine

トスカーナ州の赤 > Montevertine

更新履歴 2017/11/04
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3,000円(税込)

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ピアン・デル・チャンポロ 2015 モンテヴェルティーネ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ90%、カナイオーロ5%、コロリーノ3%/フルボディ》


キャンティ・クラッシコ地区の中でも比較的標高の高いラッダ・イン・キャンティにアジェンダを構えるモンテヴェルティーネはご存知の通り。1921年生まれで、それまでは鉄鋼メーカーで働いていたセルジオ・マネッティ氏が1967年に別荘として、海抜425mのその地を取得。1971年ビンテージからワインを醸造し始め、重鎮ジュリオ・ガンベッリの力もあり枠に囚われないサンジョヴェーゼの造り手として一躍トップに。2000年からは息子のマルティーノ・マネッティ氏の時代となり、父や尊敬する師の教えを守り続けています。

当時のDOC法にあったキャンティに白ブドウをブレンドすることを嫌い、1977年に古木から収穫されたサンジョベーゼ100%でのみ醸造、当時VDTととしてリリースされたのが、このレ・ペルゴレ・トルテです。その後もDOC法に捕われないワイン造りを追し1985年にはキャンティ・クラッシコ協会からも脱退してしまいました。

そんな革新派であるモンテヴェルティーネではありますが、その酒質は今となってはクラシカルに感じるほどブドウ品種‥サンジョベーゼの個性を素直に表現した作品に仕上がっており、キャンティ・クラッシコよりもキャンティ・クラッシコらしい‥という皮肉な結果をもたらします。

良くないと判断したビンテージにはこっそりと違う名前で詰めたレアボトルがあったり、甘口や、サンジョヴェーゼの白など遊び心のあったセルジオさんとは違い、後継者であるマルティーノは真面目過ぎて少しおもしろくないのでいつか言うてやろうと思います。

ラインナップ的や価格的にキャンティ・クラッシコの他の生産者と比較すれば、スタンダードなCC格になるであろうピアン・デル・チャンポロ。植え替えた区画を含め比較的樹齢の若い樹からのブドウが使用されるはずで、スラヴォニア産の大樽で12ヶ月の樽熟成と、6ヶ月の瓶熟成を経てリリースされます。モンテヴェルティーネの他のワインよりも樽熟成期間が約1年短く、リリースビンテージも1年若いものとなります。

さて‥ここから重要。ピアン・デル・チャンポロに関しては気付いたのは2013年ですが(2012年は扱ってなかったかと思います)、モンテヴェルティーネのワイン全てに発生していた「澱」のよううで「澱」ではない白いモヤっとしたもの。ブログなどではタンパク質の塊かも?と記載していたアレの件ですね。特に味には影響するものではなかったですが、なんかちょっと気持ち悪いですね。生卵の白いヒモのような、あれ「カザラ」と呼ばれるそうですね。そんなあれです。2014年は華麗にスルーしておりますのでその存在は不明ですが、この2015年はバックラベルがあるんですね。そしてそこには‥

This wine is not filterd or clarfied.
It may contain a small amaunt of natural sediment.

と記載されています。やっぱり世界中からクレームがあったのでは?と、想像します。この2015年は正規輸入元さんからも「今年は大丈夫ですよ」と先に連絡されました(笑)。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


お馴染みのラベル。お馴染みのちんちくりんのキャップシール。コルクはもっとがんばって欲しい14.5度。2012年が13度、2013年が12.5度、2014年は毒味をしておりませんが、この2015年は14度の表記となります。2013年のグラスがヴィノムのブルネッロ型でした。14度ですしね。同じグラスで挑みます。

深さと暗さ、若いモンテヴェルティーネらしい色合いがあります。注いでいる途中からチェリーやベリーの香りがとても開いていますね。穏やかな樽香は果実の邪魔をすることはありません。石灰なミネラル、若い青さがほんの少しありますがこれは時間の問題でしょう。スミレだけではないし、果実香とのバランスもいい。14度は香りからは感じないですね。例年通り、アカラサマ、おっぴろげな開きではありませんが、閉じではありません。力まず、自然体の開き方なのです。

口に含みますと、非常に輪郭からしてなめらかです。やさしい甘味を伴います。濃さではなく密度の高さ、しなやかに詰まる果実味にここちよい渋味と酸味がとてもいい。とてもキレイなミディアムボディなんですよね。飲み口にも14度という高いアルコー
ルを感じさせない。もちろん、まだ若く、酸味や渋味に熟れも期待するし、二日目以降の馴染みはきっとさらなる深さをもたらすはずですが、初日の一杯目から十分楽しめる。他の造り手にも言えることですが、2015年はバランスの年なんですよね。何かが突出する個性ではない。

微かにヨードっぽさ、サンジョヴェーゼらしい昆布出汁、旨味とも言えますね。非常によくまとまってます。

二杯目、じっくり飲めるなあ。開いていないという意味ではない。すでに十分な旨味があり、すべての要素がまとまりつつ‥集中しつつあるのを感じる。そういう意味で外側ではなく内側へ深く旨くなるタイプ。

赤を中心とした果実達はとても艶やか。イチゴではなくチェリー系主体。なおさら酸味もおいしい。

モンテヴェルティーネがモンテヴェルティーネらしい。モンテヴェルティーネのおいしさ、これなんだよな。アルコールのコントロールは完璧に近い。

なんか、「あのモヤモヤとした澱のような何か」の件で、少しモンテヴェルティーネ好きであることや、収集していることにもモヤモヤしてたんだが、これを飲むと払拭される。そういう意味で、安定しない何か要因があるのかもしれない。セルジオではないマルティーノの代となった2000年以降、セルジオ同等のワインが造れているのか?まだまだ疑問だし、モンテヴェルティーネは熟成しても旨い、熟成しないと経験できないモンテヴェルティーネ味があるのを知ってしまうと、マルティーノの作品達がそれを表現できているのか不安。でも、この2015年のピアン・デル・チャンポロはいい。14度というアルコール度数はモンテヴェルティーネらしくないが、現時点ではこれでいい。

まだ初日、やわらかさもあるが、そりゃあ強さだってある。二杯目はゆっくりと飲んでいるが、そうグラスの中で変化があるわけではない。でも、それにしても旨い。

二日目もヴィノムのブルネッロ型。ああ、少し甘味のあるモンテヴェルティーネらしいサンジョヴェーゼの果実香。この2015年は澱、モヤりもないのは事前確認済なのでなおさら果実味が「ピュア」に感じますね。元々華々しいタイプでもないがこの二日目のすっかり落ち着いたまとまりもモンテヴェルティーネらしい。これまでもピアン・デル・チャンポロよりも確実に密度の高い果実味は実感して頂けると思う。近年では抜群の出来栄も保証する。

口に含むとまろやかで、なめらかで、スミレとチェリー、ベリーの果実味がキレイにまざったスムージー。まさか果肉のツブツブ感な雑味はない。そこにアルコールの皮膜、ボディもあるが押さえつけているわけではなくコントロールされている。こんなに口の中を満たすような感じだったかなあ。ブラインドなら、ピアン・デル・チャンポロではなくモンテヴェルティーネと答えそうだ。上質の酸味、渋味、旨い旨い。

旨味、果実味に伸びがある。いいビンテージならではかな。そのまま余韻の長さに続く伸び。途切れず、擦れず、しっとりとしたまま。まだ二日目ですが、もっともっとおいしくなると思う。じっくり、そしてゆっくりと飲めるタイプ。

三日目もヴィノムのブルネッロ型。いやあ、まさかヴィノムのキャンティ型に落とす(語弊あり)ことなくは以外だったかもしれない。さらにまとまったその先には‥とても可憐なスミレの香りがありました。無理のない密度、無駄もないんだよね。着飾らない。口に含みますと、とてもやわらか、エアリーなボディ感が素晴らしい。

旨い。2010年のピアン・デル・チャンポロも旨過ぎでストックを持ってますがそれ以上かもしれません(かも、じゃなくて確信)。もちろん、旨さのタイプが違う。この2015年、今すでにおいし過ぎます。もちろん、今おいしくないものが、熟成に耐えるわけでもありませんが、2010年はリリース時にこれほどおいしいとは思わなかったなあ。グーット上がって行く感じ。でも、2015年はいきなりMAXの状態の旨さがある。

こんなにもピアン・デル・チャンポロって‥やっぱりブラインドだとモンテヴェルティーネって答えちゃうぞ。

酸味が前になることが決して悪いことではありませんが、まあ、CCや、CCRあたりで、三日目ともなれば、もちろん旨味と酸味ジューシーつゆだくながら、酸味がやや前に、果実味は終息する前兆を感じるはずなんだけれども、ピアン・デル・チャンポロの2015年にそれは微塵もない。一応、四日目のためにグラス半分残しておく。

四日目です。さほど残してもないのでグラスをオヴァチュアあたりにしようかと思いましたが、ヴィノムのブルネッロ型で通します。それにしても変な澱、モニョモニョがないのは嬉しいですね。やっぱり、あかんと思うんです。そういうの。

四日目、香りは三日目とさほど変わらず、飲み口はいい感じでヌケてきたようにも、弱くなってきたようにも思いますが、まだまだ伸びのある酸味、十分に残る果実味があり、問題ない。普通においしく飲めてるし、まさか四日目的ではない。

2015年のピアン・デル・チャンポロはあまりにもおいしい。例年のひとクラス、ふたクラス格上の酒質。それがピアン・デル・チャンポロの「らしさ」を削ぐことなく。良いビンテージであった。それだけではこの酒質にはならない。きっと色んなことが
ピタっと合ったんだろうなあと思います。ピアン・デル・チャンポロでこの酒質だと、来年リリースのモンテヴェルティーネ2015年、レ・ペルゴレ・トルテ2015年は恐ろしいことになっているかもしれない。でも、このピアン・デル・チャンポロで十分、そう言われちゃうと困るけど、もう、これだけでモンテヴェルティーネの「良い時」を満喫できてしまう。

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