Bolgheri Rosso 2014 Le Macchiole
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ボルゲリ・ロッソ 2014 レ・マッキオーレ
《イタリア/トスカーナ/赤/メルロ50%、カベルネフラン30%、シラー20%/フルボトル》
1997年までは「レ・コンテッシーネ」、2003年までは「マッキオーレ・ロッソ」と、名前だけでなく内容も進化してきた歴史を持つレ・マッキオーレのスタンダードラインがこの「ボルゲリ・ロッソ」。公式サイトには2004年が初ビンテージの記載となります。
レ・コンテッシーネも、マッキオーレ・ロッソもサンジョベーゼ主体のワインでしたが、2004年からボルゲリ・ロッソになってからは国際品種主体となります。近年では、サンジョヴェーゼもブレンドされることはなくなり、2009年あたりからメルロ、フラン、シラーの三種の混醸がデフォとなっているようです。
主な畑は1983年に植樹されたカーサ・ヴェッキア、1999年のヴィノーネ、2002年のマドッニーナから…と、2013年は記載しましたが、1993年のプントーネ、2002年のカーサ・ヌオヴァの畑が増え、1983年のカーサ・ヴェッキアの畑の名前は現在は記載がありません。四種類の畑から三種類のブドウ品種の混醸となりますね。
収穫されたブドウは15日間ステンレスタクでのアルコール発酵の後、マロクティック発酵が施されます。内80%は、225Lと、228Lのバリック(すべて古樽)で11ヶ月の樽熟成。残りの20%はコンクリートタンクでの11ヶ月の熟成後、ブレンドされて瓶詰めされます。
トスカーナはもとよりイタリアの国際品種混醸で3,000以下となると、このワインがファーストチョイスになるのは間違いありませんね。ビンテージによる出来不出来の落差もこのクラスだからこそ上手く調節されている印象、2014年も安心の選択です。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
すっかりお馴染みになった白地に筆で描いたような一本の糸杉。その糸杉の部分の印刷が2013年からグレードアップしているようです。
バックラベルには、"da uve Merlot,Cabernet,Syrah"と記載がありますが、公式サイとにはCabernet Francと記載されています。コルクはやっぱりもう少しがんばって欲しい4.5cm、グラスはヴィノムのボルドー型(久々に使うわ)、バックラベルのアルコール度数の部分がモトックスのバックラベルで隠れていますが、表記のアルコール度数は14度となり、2013年よりも0.5度低くなっていますね。
深い色合いですが、思ったよりもエッジは紫ではなく艶やかな赤。サンジョヴェーゼは入っていませんがスミレのような紫の花の香りが華やか。新鮮な黒と紫のベリー類の香り、香りにキレイな酸を感じますね‥ツーっと一本線が引いたような。シラーか、フランか‥由来のスパイスは豊かなメルロに包み込まれています。少し香ばしいコーヒー豆、フラン特有の青さは香りからは感じませんね。
口に含みますと、熟したベリー類に、シナモン‥を、感じるとあたしはフランらしいと思ってしまう。カーボンほど乾き切っていないタンニン、スパイスにはシラー由来の要素もあって楽しい。決して未熟さはなく、しっかりと熟度を感じます。豊富なタンニンの質は高く甘過ぎない。酸味も同様で、豊富ですが、歯茎やエラ裏筋を刺激するようなものではないのがいい。
ほう、2014年‥ヤルやないかい!
マッキオーレ・ロッソとして十分合格の酒質。ただでさえ、国際品種の取扱いは少ないわけだが、やっぱり3,000以下でセレクトするとこのワインになりますね。ボルゲリ、スヴェレート、マレンマにはそれなりにあるんだけれども。
新樽は使われていませんが、樽のヴァニラの風味はありますね。新鮮ですが、青さがないのもいい。グラスの中で少しコックりとした甘味が出てきますね。アルコール感も適切で、焼けるようなカロリー(熱量)を感じるわけではありません。濃さもありますが、キレイな酸味と適切なアルコールはとても飲みやすい。
余韻も長いし、味の伸びもいい。まったくネガティブな部分はありませんね。なめらかさに濃さを感じますね。決してエキスぃとまでは言わないですが、継ぎ目なく、不足のない密度‥ええ塩梅の濃さです。
二日目もヴィノムのボルドー型。よく開いています。香りにも濃過ぎるインキーさはありませんが、メルロやカベルネらしい果実香に力強さ、華やかさがありますね。そうインキーさではありませんが、未熟な香り(青さ)はやはりなくソツなく熟してますね。ボルゲリ・ロッソ、安定してるわあ。ハズさない。
口に含みますと、初日よりもなめらかな輪郭、密度も高く、重さも一割増で大きく感じますね。余韻もさらに長くなりとてもおいしい。
うん、2014年‥ヤルやないかい!(二日連続二度目)。
でも、キレイに飲みやすいんですよね。ほんと酸っぱく感じさせるわけではない酸が伸び伸びと通ってる。ミネラルの厚みもあるけれども、柔軟‥でも、ヤワいわけでは
ないのは、しっかりとしたタンニン、酸による構成感もヒシヒシだからだな。
ほんと、3,000円以下の国際品種ならピカイチですね(ひかる一平のことではない←年がバレるぞ←そもそも年は隠してない)。
三日目もヴィノムのボルドー型。まだ開きますか‥という開き。ミネラル香が溶け込んだ濃密な果実香は相変わらず。飲み口はさらにスムーズ。バランスを逸することもありません。濡れて乾いたタンニンが甘味ありますね。メルロのふくよかさ‥やわらかな濃さが心地よい。三日目でもオチず、ヌケず。やっぱりイイですね。
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