Barbera d'Alba Superiole Bricco Boschis Cuculo 2019 Cavallotto Bricco Boschis

ピエモンテ州の赤 > Barolo

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Tremilla Yen di Vino Italiano :イタリアワイン三千円

更新履歴 2024/02/08
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バルベーラ・ダルバ・スペリオーレ・ブリッコ・ボスキス・ククロ 2019 カヴァロット・ブリッコ・ボスキス
《イタリア/ピエモンテ/赤/バルベーラ/フルボディ》

カスティリオーネ・ファレットを本拠地とするカヴァロット。1928年から5世代に渡る老舗生産者のひとつで、古典派バローロの造り手としてもつと有名。現在は、地元では偏屈呼ばわりされるジュゼッペ氏(誰かさんと同じだな)。カスティリオーネ・ファレットのブリッコ・ボスキスの丘の上部に位置し、アジェンダを囲むように自社畑が広がっています。

通常、バローロの畑は相続で細分化されますが、現在ジュゼッペが所有するブリッコ・ボスキスはモノポールとも呼べるカヴァロットの単独所有。がゆえに、有機栽培なども導入できたとジュゼッペは語ります。1948年には現在の醸造所が完成し、「カヴァロット」の名前でバローロの生産・販売を開始しましたが、1967年には「ブリッコ・ボスキス」の畑名が認められたそうです。

バローロの中心にあるブリッコ・ボスキスは地質的に2億3千年前に期限を持つ青色マールと粘土石灰の混醸土壌。栽培を担当するアルフィオは地質学者でもありバローロの地質を研究しているそうです。「バローロ」と「ラ・モッラ」はトルニアン期(700万年前)に起源を持ち、砂質と粘土石灰の混合土壌は比較的軽い土壌。セッラルンガとモンフォルテはランギアン期(1,300万年前)の土壌で、マンガンや鉄分が多く含まれる重たい土壌とのこと。そんなトルニアン期の新しい土壌と、ランギアン期の古い土壌がぶつかる場所がブリッコ・ボスキスとのこと。収穫量は32hlから38hl/haと厳選されているように見えるが、これは樹齢の高さから自ずと収量が落ちることに由来する。

農民として手塩にかけたブドウをグリーンハーベストによって無駄にはしたくないという思いがあるようだ。グリーンハーベストを行うことで、確かに凝縮感を出すことはできるがそれはカヴァロットのスタイルではない。自生する雑草もある程度までは生やし、一定の高さまで育って初めて手作業で刈り取る。農薬も使用しないし、銅や硫黄以外の除草剤も使用しないが、そのまま畑を耕す事なく放置する不耕起栽培を実践している。

 「人為的に凝縮させて現代の嗜好に合わせても意味がない。
  カヴァロットのバローロの良さは色調が淡くても味わいに骨格があること。」

カヴァロットはバローロで最も早く有機栽培を導入したことでも知られているそうです。1960年代、農業の効率化が唱われ、農薬が全盛の頃でした。当時は有機栽培の畑は一カ所もなかった。トリノ大学とサン・ミケーレ研修所との共同研究で循環型農業を目指し、完全有機栽培を導入したとのこと。

思想の根底、ベースにあるのは「農民として」ということ。農民として自分たちの土地を健全に残してゆくことを考えての有機栽培の選択で、現在は除草剤は無論、殺虫剤、防カビ剤、ボルドー液も一切使用しないそうです。また、代換として使用されることの多い銅や硫黄も使用することはなく、海藻を感想させて水にとかしたものや、ヴィネガー、蜂蜜など。ベト病が発生しても、すべて天然の素材で対応しているそうです。

下草はある程度まで生やし、一定の高さまで育つと手作業で刈り取り、畑を耕すことなく放置しておく福岡正信が提唱した不耕起栽培を実践しています。

 「畑を耕す必要もない。土壌が活性化すればミミズやバクテリアの活動で、
  土壌は自然と酸素と窒素を得てバランスを取る。」

そんなカヴァロットのバルベーラ・ダルバ。もちろんブドウはブリッコ・ボスキスの区画の中で栽培されており、ククロと名付けられる南から南西向きの斜面にあります。例年、収穫は10月中旬で除梗後、温度管理されたステンレスタンクでのアルコール発酵。12日から15日間のピシャージュを行いながらマセラシオン。スラヴォニア産の大樽で24ヶ月もの熟成が施され瓶詰めされます。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

ALBEISAの共通瓶。ラベルデザインはピエモンテのワインだなあと思う伝統的なデザインですね。表ラベルに年号の記載はありますが、肩部分に別途、年号や商品名、ホトルナンバーが記載されたシールが貼られているのもなんかいいですね。バックラベルにモロモロ商品説明が記載されております。なお、この2019年の生産本数は6,720本とのこと。コルクはなかなかの質の5cm。グラスはシュピゲラウ、ディフィニッションのユニバーサル型です。ちなみに表記のアルコール度数は14,5度。

カカオ成分70%を超えるチョコの風味はタンニンに通じる香り。ブラックチェリー、熟した小さなベリー、シナモン、タバコ、黒胡椒のスパイス。少しの緑茶。なかなか複雑な香りですね。口に含みますと、チェリーの果実味がたっぷりで唾液を誘発する。密度があり、果実味がパッと鮮やか。渋味は豊富で、乾き、サラッとした渋味と、果実味に濡れた渋味。酸味は終盤までビシっとしてて構成感ありますね。そして鮮やかなフルーツ。14,5度はまったく気にならない。若さがおいしいと思える状態でとてもいい。

うん、鮮やかな果実の香味。この表現がとても似合う。旨味もあるんですが、グッと酸味が牽引する旨味でとてもジューシー。

二杯目。抜栓後一時間は経過してますね。一杯目すぐに感じたカカオ70%ながらチョコっぽさの部分はボディ。伝統的というほど、世もすれば伝統的というわけでもないが、もちろんモダンなわけではない。品種特性や産地に忠実でとても素直。素直なワインって大事。無理してないし、寄せてもこない。ソリッドなんだけど質素ではない。余韻はとても長い。

二日目もグラスはシュピゲラウ、ディフィニッションのユニバーサル型。注ぎたてのカカオはさらに比率を上げ、乾いたタンニンを思わせる香りがありますね。とはいえ、小ないながらも赤く新鮮なフルーツの鮮やかさは健在でメリハリがあります。飲み口にも乾いたドライな風味もありますが、果実味の旨味あるしっとりさとメリハリがあり広がりがあります。うん、基本的には旨味もあってジューシーな果実味主体なんだけど、根底にドライな要素がある。雑な部分がないのがさすが‥。気を衒わず、こういう完成度の高いワインとてもいい。飲み応えもあるし、複雑なんだけれども、これもすんなり飲めてしまう。

三日目飛ばしての四日目です。グラスはシュピゲラウ、ディフィニッションのユニバーサル型。果実香もしっかり出てますね。渋い香りはお茶っぽさが強くなってきました。飲み口も旨味は増してますが、酸味や渋味とのバランスは良好。鮮やかな果実味も健在でとても美味しい状態が続いています。さすがカヴァロットだなあと思いますね。非常に質が高いし、バランスがいい。

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