LYRA Vernaccia di Sangimignano 2020 Il Palagione
| |||||||
リラ・ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ 2020 イル・パラジオーネ
《イタリア/トスカーナ/白/ヴェルナッチャ/辛口》
現当主ジョルジョ・コモッティ氏はミラノ出身。元々は自動車学校の経営に携わっていたそうです。トスカーナを訪れた際にブドウ畑の虜となり20年が経過。現在は醸造学を学んだ息子とともにワイン造りを続けています。ジョルジョが選んだ40haの敷地は、古代エルトリア人が生活した遺跡なども見つかるカステル・サンジミニャーノに位置します。海抜320m、ブドウ畑は10ha。他にオリーブや、クルミ、桜林がありそうです。サンジミニャーノも遠い昔は海底。貝殻と砂利の混じる砂地と、黄色い粘土質が特徴。1997年に初めての植樹、ミネラルが豊富な土壌はヴェルナッチャ栽培に適しているそうです。キャンティ・コッリ・セネージDOCGなサンジョヴェーゼ(・グロッソ)からなる赤ワインもリリースしていますが、本筋はやはりヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノDOCGとなりますね。現在4種類のそれをリリースしています。
このリラは、他の畑よりも標高が低く粘土も混じる畑で土壌は海底ではなかった区画となります。比較的穏やかな酸でまるみのある果実を持ちます。収穫したブドウハソフトプレスで圧搾、48時間のコールドマセラシオン。16度に温度管理されたタンク(トノー樽10%併用)で澱と接触させるシュールリーの状態で10ヶ月の熟成。週に一度はポンプオーバーとバトナージュが施されます。
DOC法のおさらい
シエナ県、サンジミニャーノ地区のDOCG。ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ(品種名)85%以上、その他、この県の推奨品種または許可品種のアロマ付きではない白ブドウ10%まで。リゼルヴァは収穫の翌年の1月1日から起算して1年(内、瓶内洗練4ヶ月)の規定。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
シンプルかつ清潔なラベルデザイン。ボルドー型瓶ですが、少しスラっとした形状でボトルネック部分も少し長め。コルクはディアムではありませんが、その手の圧縮コルクで5cm。冷蔵庫キンキン温度、グラスはシュピゲラウのディフィニッションのユニバーサル型。奥底に黄緑が射す黄色、柑橘の香りは、白い果肉果汁と相まって少しやわらかに感じます。一部トノー樽での発酵や熟成の恩恵もあるのかもしれませんが、樽の風味自体はほぼありません。いわゆるアーモンド的な、ナッツ類の香ばしさというよりも、オイリーな風味がありますね。少し桃のような風味もあるかな。ジンジンとするタイプの風味はありません。口に含みますと、穏やかな新鮮な酸味と、丸いミネラルと果実味があります。口の中を満たすというよりも、密度感のある塊を感じさせるタイプですね。膨大ではありませんが、重みは感じさせますよ。ちなみに表記のアルコール度数は13,5度ですが、相応のボディ感。新鮮さのあるクリアな冷え具合がとても心地良い。果実味が丸いと、どこか曇った冷え方をするワインがありますが、これはそうじゃない。一杯目から旨味もあって満足度も高い。
逆にこのワインの要素のひとつとして現時点では感じてないからこそ、クレソンのような苦味のある野菜も入れたサラダ、白身魚のフリット(もちろんレモンぶっしゃー)、レアな火入れのしらさ海老、イカ・タコなら、粘度のあるおいしいオリーブオイルとオリーブがあればいいな。
黄色と黄緑のハーブが溶け込む。密度感がありなめらかさがあります。重みもあるがとても飲みやすいワイン。余韻もとても長いですね。前菜だけではなく、セコンドまで使えそうなワイン。ああ、リボッリータとかもいいのかもしれませんね。温度が上がるとさらにやわらかな密度感が出てきます。応じて酸味は穏やかになりますが、一定レベルを保っているのと、温度が上がると苦味も出てくるので、複合的に引き締める要素があるのもいいですね。少し青リンゴの風味があるのもいい。今ならアスパラもいいかもしれませんね。白でもいいけど、緑でもいい。太ければ、太いほどいい。茹で上げたアスパラにおいしい塩とオイルだけでもいいし、マヨネーズもあり。
このワインを飲む前にロエロ・アルネイス(華麗にスルー)を飲んでるのですが、アルネイスというよりは、ヴェルメンティーノに近い香味があるかなあ。アルジオラスのイス・アルジオラスあたりが好みのお客様にはすんなりとハマるかもしれません。
二日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはシュピゲラウのディフィニッションのユニバーサル型。初日同様に柑橘と白い果肉果汁の二刀流が複雑さマシマシ。飲み口にいはミネラル、苦味も前に出てきました。初日よりも少し硬めに感じるのは温度なのかな。初日よりも少し温度が低いので、それが要因かもしれません。果実由来の甘味があり、やっぱり樽は、それが樽と言われればそう‥な程度な利かせ具合はこれでいい。少し温度が上がると白い花や、果実味にボディ感が出ますね。どのポイント(温度)が好みか‥探るのも楽しいワインです。ああ、やっぱり少しは温度は上げた方がいいですね。香りも味の余韻も長くなりますし、果実味たっぷりでとても良い。
TOPに戻る | ![]() |
イタリアワイン通販 nishino yoshitaka +plus
大きな地図で見る |
[運営] 株式会社ニシノ酒店(会社概要詳細)
[住所] 544-0032 大阪府大阪市生野区中川西2-12-4 [電話] 06-6731-7406(実店舗専用) [電話] 090-1899-4351(ネットショップ専用) こちらに掲載の商品に関しましては、上記携帯電話までお問い合わせ下さい。 [URL] http://www.nishino-yoshitaka.com/ [MAIL]nishino@nishino-yoshitaka.com [MAIL]ypsilon@bk2.so-net.ne.jp |
365日24時間ご注文受付。平均24時間(最長48時間)以内に正式な受注確認メールを配信いたします。毎週月曜日は定休日となっております。日曜の夕方から月曜日にご注文、お問い合わせの場合は、火曜日以降のご連絡となります。 | |
お買い物全般に関することで何か疑問がございましたら、まずは[総合案内所]をご確認下さいませ。様々なご質問に対する回答を掲載しております。 | |
|会社概要|プライバシーポリシー|特定商取引法|送料|決済方法|サイトマップ|お問い合わせ| |
TOPに戻る | ![]() |