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Chianti Classico 2013 Volpaia

トスカーナ州の赤 > Chianti

	更新履歴 2016/02/27 情報 商品入れ替えにつきセール！ 通常特価 2,580円(税込) 販売価格 2,280円(税込) 在庫数 SOLD OUT
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キャンティ・クラッシコ 2013 ヴォルパイア
《イタリア／トスカーナ／赤／サンジョヴェーゼ90%、メルロ10%／ミディアム》


かつてイタリアで最高の印刷・製本業者と呼ばれていたラファエロ・スティアーニは1966年、ラッダ・イン・キャンティの北に位置するヴォルパイア村の美しさに魅了され小さな城を含む村の三分の二を購入しました。ラファエロの娘、ジョヴァンネッラがカルロ・マスケローニと結婚した1972年、その全てをお祝いとして託されます。当時若い二人は古い建物の改修と、醸造設備の近代化を図り現在に至ります。

家族経営の造り手ですがワイン醸造のみならず、アグリツーリズモとオステリアも営んでいるようですね。ワイン以外にオリーブオイルを生産しているのはトスカーナでは一般的ですが、こちらでは、アチェートも自家製で販売しているようです。またマレンマ地区からもプレリウスの名前でワインをリリースしています。

エノロゴにはロレンツォ・レゴーリ氏、コンサルタントにはリカルド・コッタレラ氏が就いています。このスタンダードなＣＣ以外にＣＣＲはを二種類、2010年からＣＣＧＳもリリースしています。

海抜350mから580mに位置する"PIANO AL PRATO""CAMPO A PITTI""PIAGGIA DEGLI ABETI""CASETTO""SANTA MARIA NOVELLA"の各畑からのブドウが使用されます。収穫されたブドウは除梗後、軽く潰され温度管理されたステンレスタンクにて天然酵母で約14日間の発酵が行われます。期間中は一日に二度のパンチダウンが施され、発酵後は澱と接触させたまま10日間ほどのマセラシオンが行われます。年を明けた頃にマロラクティック発酵が始まり、スラヴォニア産の15hlから35hlの大樽で14ヶ月熟成されます。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


そのリゼルヴァは黒地のラベルですが、このスタンダードなＣＣは白地のラベルです。バックラベルにはどこやらのビオロジックの認定うんたらかんたらありますが気にしない、気にしない。コルクはまあまあの質の5cm、グラスはヴィノムのキャンティ型。はてさて、スタンダードなＣＣながらトレ・ビッキエリな2013年や如何に？

サンジョヴェーゼには相性の良いメルロが10%を踏まえて、健全な透明度ある赤、スラヴォニア酸の大樽での仕上げですが、ほっくり炊いた小豆系の樽香、熟れたスミレの香りに、紫のベリー達。大げさな開きを感じるわけではありませんが、とてもバランス感覚良さげな印象です。

口に含ますと、ふむふむコッタレラを微塵も感じないのがいい（←怒られるで）。健全でピュアな果実味。濃縮や、過剰な抽出を感じさせない適度な濃さのおさまりもいい。バランス型ですなあ。優等生という表現を退屈に感じるかもしれませんが、現代のキレイに造られたＣＣのお手本のような酒質。ドが付くようなミディアムでとても飲み易い。でも、当たり障りなく印象に残らない‥という意味ではない。食中酒にいいですね。今回はコンビニで買った（サンクス）スパイシーあらびきサラミ‥。カル
パスよりはこれがいい。サラミの胡椒などのスパイス感、（干し）肉感がサンジョヴェーゼにパンチと補いを与えてくれる。

グラスも似合ってますね。二杯目はさらに複雑味が増してきます。ワイン自体のスパイス感が増しました。思ったほどメルロの要素は感じません。まるで単一品種的な構成ですね。

二日目もヴィノムのキャンティ型。香りに深み、立体感がありますね。スミレと小豆、決して甘過ぎる香りや、派手な樽香はありません。黒を主体としたチェリー。ミネラル。飲み口になめらかさ、ジューシーかつメリハリのある酸味。味わいにもほっくりとした小豆感、いいバランスですね。飲み飽きしない。ラッダらしい涼しげなミネラルも感じますが、ヴォルパイアの土壌を感じさせます。

三日目もヴィノムのキャンティ型。さらに初日以上に開放的。キレイなスミレに旨味、少しのスパイス、土壌由来のミネラル、酸味がジューシーですね。果実に甘味、うーんコッタレラらしくなくって凄く美味しい！（怒られるぞ）うーん、香味の開きとまとまり‥素直でストレスがない‥この三日目が一番の飲み頃だなあ。