Brunello di Montalcino 2010 Pian delle Querci

トスカーナ州の赤 > Montalcino

更新履歴 2016/01/17
販売価格

3,480円(税込)

在庫数 SOLD OUT

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2010 ピアン・デッレ・クエルチ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ/フルボディ》


元々は牛の飼育や農業が生業だったシエナ出身のピンティ氏が1975年にモンタルチーノ村の北側のシエナにほど近い畑を購入。ワイン好きの趣味が高じて…を地で行くアジェンダで、現在御年82歳のピンティ氏と家族で営む小さな造り手です。

所有するブドウ畑は小さなもので合計約8.5ha。その内ブルネッロ・ディ・モンタルチーノDOCG指定畑が6ha、ロッソ・ディ・モンタルチーノDOC指定畑が2ha、残り0.5haはサンタンティモDOC指定畑で、その他に小麦、スペルト小麦の畑を所有しています。

南東向きの250mから300mの畑。1997年にダブル・コルドーネ・スペロナートの仕立てで植樹されたサンジョヴェーゼが栽培されており2001年が初ビンテージとなります。1975年に畑を購入していますが、ほんとに趣味で造っていたのでしょうね。2001年が初ビンテージなんですから。

ブドウの成熟度によって区画ごとに手詰みで収穫。30度に以下に温度管理されたステンレスタンクでの醸しとアルコール発酵、マロラクティック発酵が完了するまで約3週間費やされます。樽熟成は50hl(5,000L)のスラヴォニア産の大樽でじっくりと36ヶ月。樽は3回使用したら新樽に入れ替えるそうですので新樽比率は25%かな。瓶詰め後は最低8ヶ月の熟成後リリースされます。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


ボトルやラベルの紙質、印刷に文句はありませんが、相変わらず洗練されないデザイン。品質の高いワインでもブランディングされなければ、こんな価格で流通しちゃうんだから有名にならなくてもいいと思いまあす!(モロモロ矛盾するが安くて旨いが最強なのだ)

コルクは並質で相変わらずBrunello di Montalcinoの刻印のみですが、2008年は4.5cmでしたが2009年、この2010年も5cmとなりました。グラスはヴィノムのボルドー型一択、バックラベルに表記のアルコール度数は2008年は14度でしたが、2009年、この2010年ともに14.5度となります。

相変わらずです。相変わらず注ぐ際には少し小豆色がかった赤が流れ込み、色濃くは感じさせないのがピアン・デッレ・クエルチ。グラスを翳せばしっかりと先が見透かせる明るさを持ちますが、その「赤」はなかなか深い(どっちやねん)。抜栓したて、注ぎたての状態ですが、すでに、すでに、旨味出汁を感じる果実香。2010年はなめらかな樽香も。しっかりと熟した果実は甘味を伴う旨味ある香り。スミレの紫とベリーの紫が熟れまたーりと混ざり合います。14.5度というアルコール感が突出することはなく、甘味に奥深さを感じさせますね。

濃密さの中に青さのないシナモン、甘味には少しカラメルの要素。醤油っぽさがあるわけではないが、上等な葛粉を溶かした粘土で団子にかけたくなるみたらし感ある甘味があります。

口に含みますと、やわらかな輪郭の内側、中心分にはしっかりと赤ワインらしいミネラル、熟れたタンニンと酸味による構成を感じ、ひとまわりの大きさがあります。まだ渋味には若さを感じ、ビンテージが遅れていた2008年と比較するとまだまだ旨味はこれから‥の段階ですが、時間が解決してくれるでしょう。

サンジョヴェーゼの小豆っぽさ、飲み進めるとグラスの液量が減り、ああ、やっぱり色合いは濃いワインではないのだと実感する。さすがの2010年というところか、リリース仕立ての現時点ではまだまだ旨味や出汁っぽさ、香りや味への開きが8分咲きとも感じる。

少し時間が必要。ゆったりと時間をかけての二杯目からは、まろやかさが出て来ました。それでも例年よりも渋味、タンニンを豊富に感じますね。そのホロホロとした渋味を支えるような旨味も出てきました。

ああ、旨い。

二杯目も少し時間を置くと、ようやく旨味とコク味を喉に感じる。ワインは舌先で飲むものではない(ここ重要)。グラスにもちびっと注いでいてはだめ、口にもそれなりの量を注ぎ込むべきであり、それこをワインの味わいを楽しむためには必須。

2010年ならではのポテンシャル感を感じる。まだ上り坂の途中であるが、時間さえかけてあげればグンと旨くなる。

二日目もヴィノムのボルドー型。香りに旨味が出てきたサインが読み取れますね。もう我慢できないので口に含みます。初日よりも甘味も増しました。健康な白いヴァニラも良く溶け込んでしますね。旨味も初日よりも5割増、ただし、まだまだムクムクと沸き上がるはずです。うん、まだ2010年、若さがありますね‥もちろん、そこにポテンシャルを感じ、あの2006年のようになるのには数年待たねば‥と言えます。2006年や2008年は数年ビンテージが遅れていたからこそ、初日からの旨味出汁全開だったのだとようやく気付きました。

果実香の中にまだ青い香りもあるんです。ただし未熟な要素ではなく複雑さに寄与しています。

旨いなあ。ストレスのない旨味の濃さ。そしてその旨味が伸びやかなんですよね。だから出汁系、深く華やかなカツオ出汁。

ああ、旨い‥グラスの中で、旨味が開いてきます。

三日目もヴィノムのボルドー型。2010年は例年よりも少しタンニン量が多いように感じますね。サラっとしたドライな渋味は香りからも感じます。三日目になってグラスからの香りにまとまり、口に含みますと甘味ある旨味の伸びがいい、うん、旨味と甘味の伸び、これぞクエルチですね。フカフカとした優しい口当たり、鉛のような重さはないが密度感あるフルボディ。

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