Roccato 1993 Rocca delle Macie

トスカーナ州の赤

更新履歴 2015/12/02
販売価格

6,980円(税込)

在庫数 SOLD OUT

ロッカート 1993 ロッカ・デル・マチエ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ50%、カベルネソーヴィニョン50%/フルボディ》


カステッリーナ・イン・キャンティに1973年に設立されたロッカ・デッレ・マチエ。創業者であるイタロ・ツィンガレリは、イタリア映画界のプロデューサーでもあり、レ・マチエ村に85haの土地を購入し、当初2haのブドウ畑からスタートします。1978年からワインをリリースし始めます。このロッカートはロッカ・デル・マチエを代表するIGTで1988年が初ビンテージ。当初からサンジョヴェーゼとカベルネソーヴニョンの50&50を守り続けています。別々に醸造と9ヶ月から13ヶ月のバリックでの熟成を経たモストはブレンドされてから35hlの大樽で3ヶ月熟成され瓶詰めされます。

さて…状態は、Rocca delle Macie のロゴやラベルデザインが60年代風というか、ちょっと懐かしい感じですね。VINO DA TAVOLAの文字もあり、スーパートスカーナ全盛時代を思わせます。ラベルに擦れや汚れ、染みなどあるボトルもありますが、まあ全体的に破れなどもなくキレイな状態です。ボトルも厚みのあるしっかりとしたボルドー型瓶が使われているのもスーパータスカン然としていますね。キャップシールも状態良く、すべてのボトルでくるくるとは回りませんが、液面も経年相応、液漏れはないはずです。液色はさすがにカベルネ混醸で暗いですね。ネックがボトルの凹み部分でもないと見透かすことができませんが、透明度ある良い状態です。瓶底凹みにはまったく澱が確認できないもの、経年を考えてもかなり澱が少ないもの、経年相応の澱が確認できるものがありますが、どうやら横に寝かせれていたボトルのように思います。瓶底に澱が確認できなボトルも実は側面に澱があるかもしれません。ただ、濁りやモヤりなどは皆無ですのでとても良い状態ですね。

ロッカ・デッレ・マチエは現在も正規輸入元があり、日本市場の現行は2009年で(遅れてると思います)希望小売価格は6,000円と、90年代の頃を思うと落ち着いた価格ですね。当時はもっと高かった思ひ出ポロポロ。1993年のトスカーナはなかなかのビンテージなのはご存知の通り。カベルネ混醸だからこそ飲み頃と見ました。価格も他の著名なスーパータスカンよりは熟れてるのも嬉しいですね。

飲んでみました。

グラスはヴィノムおボルドー型。キレイな甘味を持つ熟成香、華々しい開きではありませんが閉じも感じません。最近、熟成したカベルネを飲むと‥ああ、カベルネ実力って熟成してからやなあ‥と思います。あの独特の青さが赤くなってきましたね。でもその混醸比率はあくまでも半分、サンジョヴェーゼも素晴らしく健全な熟成を感じますね。

口に含みますと輪郭がまろやかです。クリアな旨味がすでにあり、樽のまろやかさとの馴染みがとても美味しい。とても穏やかで静かな酒質、タイミング的に少し大人しさも感じますが、とても美味しい。

するーっと沁みる。

一杯目注ぎたての熟成香はすぐに飛びますね。熟れた果実の旨味と甘味、とてもなめらかですね。これぐらいの段階‥古酒入門にもいいと思いますね。しっかりと果実がまだ存在し、酸味と渋味の角取れを感じる、なめらかさ、やわらかさ‥シルキーとかヴェルヴェッティという表現はやはり時間必要なんだなあと思います。

カベルネはあくまでも50%も実感できます。

うーん、黒トリュフだな。あーそだそだ。黒トリュフの香りに似てる。あ、でもサンジョヴェーゼが出てきますね。うん、サンジョヴェーゼとメルロの相性の良さは確かなんだけれども、サンジョヴェーゼとカベルネの相性もいいのよねえ。ちょっと離れた部分もあってより広さ、複雑さに寄与してる。

二日目もヴィノムのボルドー型一択ですね。注ぎたては少し酸化した熟成香が上がりますが、すぐに馴染み、甘味ある果実が前にきます。初日同様のやわらかなふくらみ。酸味が梁を這うように沸き上がってきます。疲れない濃さ。初日よりもカベルネの要素も熟れて、サンジョヴェーゼの熟れとの交差部分が増えたように思います。

この年になってもミネラルは感じる。最近はミネラル、ミネラルと連呼する傾向にあるが意識するかどうかで気付くかどうか‥なんでしょうね。

穏やかな旨味、ストレスのない酒質。華々しくもおおっぴらな開きでもありませんが、閉じていないという感覚がまたストレスを呼ばない。

決して、引く手数多な著名なスーパートスカーナじゃこの価格も無理かも知れませんね。決して派手な評価を受けてきた生産者でもないのですが、2000年前後にブームに乗っかった生産者よりも90年代の第一次ブームを作り上げてきた生産者のワインは‥案外信頼ができる。前者は止めちゃったり、代替わりした生産者、多いよね。

この手の甘味ある古酒は単品でも楽しめてしまいますが、なぜが今、駄菓子のビックカツを食べながら飲んでるんだが、悪くない。なお、最後の一杯まで澱は混ざらず飲めました。

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