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Dolcetto d'Alba Rossana 2004 Ceretto

ピエモンテ州の赤

	更新履歴 2015/10/17 情報 商品入替につきセール！ 通常特価 3,980円(税込) 販売価格 2,980円(税込) 在庫数 SOLD OUT
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ドルチェット・ダルバ・ロッサーナ 2004 チェレット
《イタリア／ピエモンテ／赤／ドルチェット／ミディアム》


1939年にリカルト・チェレットがアルバ地区に醸造所を興したことから始まります。1960年代には息子であり現当主であるブルーノ・チェレットと、マルチェッロ・チェレットの代になります。

彼等の代になってから元々はそれほど大きな生産規模ではありませんでしたがバローロ地区に20ha、バルバレスコに10haを含む合計約150haのブドウ園を所有し、現在でも一部の契約農家からの買いブドウからのワインも醸造しています。

それぞれの地域にそれぞれに醸造所を設けるのがチェレットのスタイルでバローロ地区にはブリッコ・ロッケ醸造所を置き、ブリッコ・ロッケ、ブルナテ、プラポ、カンヌビなどのクリュバローロを含むワインを醸造。バルバレスコ地区にはブリッコ・アジリ醸造所を構え、ブリッコ・アジリ、ベルナドットの二種類のクリュバルバレスコを醸しています。その他、ベルナルディーナ醸造所ではアルネイスや、国際品種からなるワインを。サント・ステファノ醸造所ではモスカートを醸造しています。

そんなチェレットが醸すドルチェットはこのロッサーナの一種類。粘土質が46%、シルト質が42%、砂質が11%の約8.65haの畑。初ビンテージは1969年ですが、植え替えされたのが1990年とのこと。醸造は発酵、熟成ともにステンレスタンクで行われます。

さて‥状態は、白地のラベルですので、汚れや擦れ、染みなどがあるボトルもありますが気にしない、気にしない。キャップシールの状態は良く、すべてのボトルでくるくると回ります。液面も揃っており液漏れはないはずです。長らく横に寝かされて熟成されたボトルのようですが2001年と比較すると澱は少ないですね。一部瓶底などでインスタントコーヒー状の澱がコロコロするボトルもありますが、安置すれば沈み、透明度ある液体でモヤりや濁りなく良い状態です。ちなみに表記のアルコール度数は13.5度となります。

お馴染みのチェレットのラベルデザイン。コルクは圧縮の4.5cm、染まりの状態がいいですね。染みはありません。グラスは迷ってまずはオヴァチュア、表記のアルコール度数は13.5度となります。

ムンとしたドルチェットらしい果実の熟成香がありますが健全ですね。とても状態の良い熟成で、老ね感はありません。枯れているのに濡れているシガー、ブラックチェリー。乾いたスパイス、甘味のある茶葉。お花、バラでもなければスミレでもないが色の赤から紫の花びらを持つ花の香り。

二日目に甘味ある香りが出てきた。ネッビオーロの古酒よりも断然お手頃価格なもので（その代わり球数は相当少ないけどね）、こんなドルチェットや、バルベーラの古酒って面白いのよねえ。持たない？案外、持ちます。もちろんモノよるのだけれども。

少しマラスキーノチェリーや、ブルーベリーのゼリー、微粉のスパイス、想像以上の複雑さを持ちます。この調子ならまだまだ熟成が可能‥でもありますが、この状態こそピークなのかもしれません（初日がこの二日目ならなおさらですが）。

ここに本当に枯れは複雑さのひとつとしてアリですが、老ね‥が入るとドルチェットという品種に似合わない要素だと思うんだなあ。

三日目は少し甘味あるシェリー香が出て来ましたね。酸化も感じさせますが、決して老ね香じゃないのがいいんです。味わいはより一層まとまりました。余韻も長いなあ。

ちゃんと状態が良ければこんなにも熟成後も美味しいだなんて‥。ドルチェット、侮れませんよ！