Gattinara 1967 Nervi
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ガッティナーラ 1967 ネルヴィ
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/フルボディ》
ガッティナーラ地区最古の生産者であるネルヴィ。1906年にルイジ・ネルヴィが興ししたアジェンダで、今なおバローロやバルバレスコと比較すれば知名度は低いながらもガッティナーラを牽引してきた老舗生産者になりますね。所有する畑は25haほとですが、ガッティナーラ地区の約30%の生産量も誇ります。それだけ小さな地域ということでもありますけどね。
ポデーレ・デイ・ジネプリや、モルシーノ、ヴェルフェラーナなどのクリュ・ガッティナーラもリリースしていますが軸となるのは村名ガッティナーラDOCGですね。ではDOCG法のおさらい…。
ヴェルチェッリ県のガッティーナラ地区。ネッビオーロ(スパンナ)90%以上。ヴェスポリーナ、ボナルダ・ディ・ガッティナーラ合計10%まで。最低熟成期間は3年で、うち木樽熟成は1年イ壽應。リゼルヴァは4年で、うち木樽熟成は2年以上の規定。
当時のテクニカル情報はありませんが、現在は村名ガッティナーラでも大樽で5年もの熟成の後、セメントタンクで1年、ボトルで1年の熟成がほどこされています。
さて‥状態は、ボルドー型瓶ですが非常に古いデザインのボトルやラベルはとても趣があります。ラベルに擦れなどもないわけではありませんが思ったよりもキレイな状態。キャップシールの状態は経年相応ですべてのボトルで回りませんが液面も経年相応。堅く締まった巻きで液漏れはないはずです。バックラベルにはガッティナーラの歴史がつらつらと記載されています(たぶん)。
古い茶色瓶越しの液体は明るくオレンジがかったまさにネッビオーロの赤色で透明度がありますね。瓶底には細かい澱や、塊の澱などがあり、一部は動かすと舞う澱もありますが安置すればすぐに落ちる(沈む)澱ですね。飲まれる際には縦置きで澱を落とした後、パニエに移して安置して下さいね。当日で大丈夫だと思います。
バローロやバルバレスコではこの年代がこの価格はあり得ませんよね。しかも1967年は優良年のひとつになりますよ。ネッビオーロの古酒、しかも、しっかりと熟成した古酒を試してみるにも手が出る価格ですね。
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