Barolo Boscareto 2007 Ferdinando Principiano

ピエモンテ州の赤 > Barolo

更新履歴 2015/09/15
通常特価 12,960円(税込)
販売価格

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※2015年9月18日8時30分更新:18本追加しました。

バローロ・ボスカレート 2007 フェルディナンド・プリンチピアーノ
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/フルボディ》


その昔は最先端のモダン・バローロの生産者でもあったフェルディナンド・プリンチピアーノ。あの全盛期から10数年‥モダン・バローロのカテゴリーにいた生産者達に自我が生まれたとも言え、そのカテゴリーから抜ける者、派生した者、さらに突き詰める者‥それは人それぞれで、誰かを肯定するわけでも、誰かを否定するわけでもない。

フェルディナンド・プリンチピアーノは、2005年にバリックでの使用を中止。短期間での抽出をすることで凝縮した果実を生んだロータリーファーメンターも売却し、そのお金でスロヴェニア産の大樽を購入することになる。

どこかに違和感を感じてたようです。フェルディナンドは30年前のようなバローロ‥繊細で長い余韻を持つ「偉大」と言えるバローロが目標となったそうです。

畑でも除草材などは使うことも止め、SO2も最小限の添加に留める。ただし「自然なアプローチはその為に重要。ただ僕は自然なワインを作りたいわけじゃない。醸造も自然酵母だし、余計なことはしない。SO2も最小限。でも醸造所にカビが生えてはいけないし、埃まみれではいけない。偉大なワインには清潔感が必要。何もしないことは良いことではないんだ」

いいねえ。気に入ったよ。

「現在では茎を取り除くけど、昔の農民は茎ごと発酵させないと発酵がスムーズに進まないと行っていた。その通りだった。」

凝縮感やタンニン量が偉大さではない。若いうちからもフィネスを感じさせ、熟成によりさらに深みを増すようなワインが目標だそうです。

プリンチピアーノが醸すバローロは三種類。ひとつはモンフォルテ・ダルバに所有するラヴェラのクリュ。そして本拠地であるセッラルンガからは若樹からのブドウを使った村名ものと、フラッグシップのなるこのボスカレートのクリュ。

ボスカレートのクリュは、セッラルンガ・ダルバを代表するカッシーナ・フランチャの真下の畑。バローロ・エリアの境界線に位置します。標高は一番低い場所でも320mでカンヌビやブッシアよりも高い。高いところで400mを超えます。

「バローロの境界線がゆえに森と隣接している。よってここには鹿や猪も住んでいてブドウ以外の生態系が存在する。実はこれがブドウにとってもっとも重要なこと。」

石灰比率が高いのも特徴で畑の横から湧く井戸は石灰が白く凝固していた。上部は石灰と砂質が強過ぎて、痩せているため時々鶏糞を巻く事もあるが(鶏ふん!)、基本的には自家製の枝とヴィナッチャ(ブドウの搾りかす)から作られる堆肥のみ。

除草剤を使わなくなった畑では色々な植物が自生します。豆が窒素を与え、行き過ぎれば小麦が窒素を吸収するというバランス。

ボスカレートの中でも南西向きの約1haの畑。樹齢は40年を超え、早くても10月の初旬までネッビオーロの完熟を待つ。除梗せず、収穫したブドウは縦置きしたトノー樽に入れ足で踏みつぶす。ブドウは酸化防止剤や、酵母の添加は行わず自然酵母のみで発酵。ブドウの状態により醸し発酵は40日から90日にも及ぶこともあるとか。

30hlのスラヴォニア産の大樽で30ヶ月の熟成を経たあと瓶熟成させられる。年間生産本数は約4,000本。

大樽での熟成も、瓶熟成もたっぷりと時間がかけられるワインで、現行ビンテージはようやく2009年。今回ご紹介するのはピエモンテも作柄のよかった2007年と2年ほどのバックビンテージってのもポイントですね。蔵で健全に長期熟成されたわけで、ある意味すでに飲み始めていいはず。もちろん、さらなる熟成も楽しみですけどね。

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