Lepus Pinot Bianco 2013 Franz Haas

イタリアの白ワイン

更新履歴 2015/07/29
販売価格

3,000円(税込)

在庫数 SOLD OUT

レプス・ピノ・ビアンコ 2013 フランツ・ハース
《イタリア/アルト・アディジェ/白/ピノ・ビアンコ/辛口》


アルト・アディジェ地方におけるワイン生産と言えば、比較的組合組織からなる生産者の銘柄が多いのですが、このフランツ・ハースは、1880年にモンターニャ・モンタン村で創業したという老舗の自社瓶詰めの生産者。代々その名である「フランツ・ハース」を襲名るという‥まるで歌舞伎な一家で、現在の当主は1986年から‥7代目のフランツ・ハースさんが取り仕切っています。。

アルト・アディジェらしく海抜240mから800mにも及ぶ高地な斜面に約30haのブドウ園を所有しており、その土壌は大きく二種類の異なる地質が複雑に入り組んだドロミテ峡谷独特の地質だそうです。少しずつ自社畑を増やしいますが、賃借の畑もあり、現在は合計50haのブドウ畑となりました。

アルト・アディジェの土壌は複雑。斑岩や石灰岩が複雑に入り組む粘土質土壌がゆえに様々な品種の栽培を可能にもしてきた背景があるそうです。アディジェ川の西側にあるコルタッチャ村近郊では、カベルネやメルロを。モンターニャ村や、エーニャ村のある東側はピノ・ネロの栽培に適しているそう。トラメーノ村を中心としたトラミネール・アロマティコはその名前の由来にもなっています。

所有(+契約)するブドウ畑はそんなアテジーナ低地のモンターニャ村とエニャ村のチソン山の斜面に点在しているようで、近年新しく購入した畑は800mを超える高地にあり独特のミクロクリマを持ちます。

1982年から1986年にかけて仕立てをグイヨーに変更するのとともに、株密度をhaあたり6,500本から12,500本にまで高めたことはフランツ・ハースの品質の高さに繋がりますね。

他のアルト・アディジェの生産者同様に、赤であれば土着品種のラグレインのみならず国際品種であるカベルネやメルロ、そして絶品のピノネロを‥。白は、トラミネールや、ミュラートゥルガウ、リースリングなど、やはりドイツ圏の影響を色濃く受け
る品種や、シャルドネなどを栽培しています。ボルツァーノは盆地‥昼と夜の寒暖差は大きく、しかも標高の差が激しいのでアルト・アディジェは栽培されている品種も多様になるんですね。

レプスはラテン語で野うさぎを意味するそうです。この2013年が初ビンテージのようで、リカルド・シュヴァイツァー氏デザインのラベルが愛らしいですね。フランツ・ハースでは標高400mから800mの三ヶ所の畑でピノ・ビアンコを栽培していますが、このレプスに使用されるのは600mから800mの標高の高い区画のもの。

収穫されたブドウの70%は温度管理されたステンレスタンクでの発酵、残りの30%はバリックで発酵が行われます。アルコール発酵が施されたワインの一部はマロラクティック発酵も行われ、熟成もステンレスタンクとバリックが併用され澱とともに約5ヶ月間熟成され、ブレンドして瓶詰めされます。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


ジャケ買いです。このレプスのラベルがとても可愛いんですよね。虹からブドウ粒がグラスに落ちてくる感じね。なぜかキャップシールは真っ白なんですけどね。コルクはまあまあの4.5cm、冷蔵庫キンキン温度、グラスはオヴァチュアです。なおバックに表記のアルコール度数は13度。

微かに黄緑が射す透明度ある金麦色。よく熟したグレープフルーツ果汁に白い花の蜜、黄色の花、ミネラル、香りはよく開いていますね。口に含みますと標高の高さを感じる涼し気なミネラルと酸味。シャープさもありますが、旨味とよく辛味、旨酸っぱさが良質です。微かなチョーク、火打石、岩のような鉱物的ミネラルに透明度がありますね。いい硬さがありますね、バランスを保つためのミネラルの硬さと、酸味という梁。派手な要素はありませんが、こういう高バランスのワインを飲むと納得してしまいます。

ミネラル主体ですが、初代バーチャファイターのようなカクカクのポリゴンのような平面の繋がりではありません。輪郭には丸みも感じますし、少しの温度上昇で沸き上がる旨味がまろやかに感じます。緑のハーブではなく、白いラムネのような爽やかな香りもありますね。温度が上がっても良質の酸のおかげでダレないし、旨味を強過ぎると感じませんね。なるほどとてもいいワイン。

バナナの葉、ほんの少しオイリー。濃密さがそう感じさせのかもしれません。しっかりと味が出ており余韻も長いですね。飲んでて飽きないワインってほんといい。

二日目も冷蔵庫キンキン、グラスはオヴァチュアです。軽いレモンキャンディー。少しチョーク、初日よりも塩っ気は控えめ。鉱物的ミネラルはやはり丸みがあるが、密度はしっかり。ほどよい苦みも清涼感のひとつ。旨味もあってとても美味しい。うん、やはり好バランスなんですね。低価格帯のピノ・ビアンコに未熟さや、チュビーなニュアンスを感じることもありますが、これはないですね。

二日間で飲み切りましたので三日目の毒味はありませんが、とても質の高さ、好バランスを実感できるピノ・ビアンコです。

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