Chianti Classico 2012 Bibbiano

トスカーナ州の赤 > Chianti

更新履歴 2015/05/15
販売価格

2,080円(税込)

在庫数 SOLD OUT

キャンティ・クラッシコ 2012 ビッビアーノ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョベーゼ95%、コロリーノ5%/ミディアム》


ビッビアーノ家がアジェンダを興したのは1865年。現在は5代目となるトンマーゾとフェデリコ・マッロッキエージ・マルツィが運営しており、カステッリーナ・イン・キャンティの海抜270m〜300mの丘に約23haの畑を所有します。栽培するのはサンジョヴェーゼ(・ピッコロ)とサンジョヴェーゼ・グロッソ‥少量のメルロとコロリーノとなります。

ビッビアーノと言えば、かのジュリオ・ガンベッリ氏が手がけていたことでも有名ですね。1925年、ポッジポンシに生まれたジュリオ・ガンベッリ氏は14歳の頃からトスカーナ最大の生産者であった「エノポリオ・デ・ポッジ・ボンシ」で働き始めました。

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの基礎を築いたタンクレディ・ビオンディ・サンティに才能を見いだされ、サンジョヴェーゼの研究も行います。1942年、ジュリオ・ガンベッリが17歳の時に初めて手がけた生産者がこのビッビアーノだったんですね。ジュリオ・ガンベッリが1950年にモンタルチーノから移植したクローンを栽培し、ビッビアーノの土壌に合うように改良されてきたそうです(となると出所は‥)。

2012年に没後は2000年から参加した若きエノロゴ兼アグロノモのステファノ・ポルチナイ氏が継いでいます。

新しい規格であるキャンティ・クラッシコ・グラン・セレツィオーネや、クリュであるモントルネッロという上級CCもありますが、ビッビアーノをスタンダードなCCはブラックラベルと呼ばれており軸になるワインでもあります。

このスタンダードなキャンティ・クラッシコは上級二種類の共通セカンド的な位置づけでもあり、ビッビアーノが所有する畑合計25haの全てからのブドウが使われているようです。

なお、植樹は1966、1998、2000、2002、2005年のもの。畑は南西と、北東向き、すべての畑が対象ですが基本的には若い樹からのブドウが使用されます。この2012年は9月の20日に収穫が始まり、コロリーノはもう数日経ってから。

セメントタンクでの醸しとアルコール発酵が約18日間。その後マロラクティック発酵が施され、しばらくはセメントタンクでの熟成後、スロヴェニア産の大樽で約3ヶ月の樽熟成の後瓶詰されます。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


表ラベルデザインはDOCGの文言がなくなっただけで相変わらずのブラックラベルにアッズーリな帯。バックラベルには「Zero Emissioni CO2」との記載がありCO2の排出量はゼロってことはなんだろうな。あくまでもCO2の話でSO2ではありませんので悪しからず。2011年は新しいデザインのDOCGのシールにガッロネロも印刷され、シール裾に横巻きでしたが、この2012年は、ガッロネロのマークがシンデザインになりラベル正面部分のシール裾に丸いシールが。DOCGの帯封はその裏側に縦貼りになりました。ロット番号はL.2/14とありますので2014年の2月の瓶詰めの模様。コルクはまあまあの質の4cm。グラスはオヴァチュア。表記のアルコール度数は2011年よりも0.5度低い13.5度となります。

透明度があり、エッジは淡いグラデーションから深みあるルビー色。少しメタリックな甘味ある果実香。熟したイチゴ、フランボワーズ。赤いチェリーとメタリックに感じるのはブラックチェリーの皮の部分。ほんのりとしたジャム、ブルーベリージュース。満開というわけではありませんが、スミレの香りがよくこなれてます。

口に含みますと2011年のような熟度ではありませんが、未熟さも感じません。ほんの少しの塩気を含むミネラルがあり、それがまだ少し硬さにも感じる。口の中を満たす「体」は決して小さくはないが、均整が取れていますね。まだ初日の一杯目‥これからも感じさせますが、十分においしい状態でもあります。

うん、バランスは悪くないですね。渋味、酸味ともにまだ熟れの期待もあるが、十分な質と量です。CCも多様ですから、これが基本とまではいいませんが、キャンティ・クラッシコとしてのサンジョヴェーゼの表現としてはとてもスタンダードで、やっぱり基本ですね。もっといいものもあるし、もっとわるいものもある。ただし、そこはコストが絡んでくると思うとこの価格でこの品質を基本とすれば、今後採点はとても厳しいものになる。

その少しの塩気を感じさせるミネラルは少し硬度を感じる水であり、真っ白な石灰の様でもある。鼻孔をくすぐる石灰に粉っぽさがないわけではないが、飲み口はしっとりとしている。

二杯目になるとより深みが出ますね。決してエキスぃではないのは13.5度の成せる業かな。上々のバランスとともに、適度なアルコールが飲みやすさに寄与していますね。

二日目もオヴァチュアです。まとまっています。水っぽいという意味ではない瑞々しいミネラルがあり飲みやすい。スレミと愛らしい果実の香味はまさに楽しいキャンティ・クラッシコですね。

酸に旨味も乗ってきてなおさら良い。2011年よりも完熟感は控えめですが、青さはありません。真っ当なミディアムで、心地よい酸味とタンニンは食中酒にもとても良い。

三日目もオヴァチュア。とてもなめらかにまとまる。ひとまわり膨らみがあり、一段深みがある。旨味が前面でめちゃくちゃ旨い。酸味はもちろんジューシーでつゆだく。甘味にも深さが出て来ましたね。とても美味しいです。

あれもこれも値上げの昨今、ビンテージ変更でも同じ価格を貫いてくれたのは素直に嬉しい。2,000円ちょいでこの品質だともう‥これ最高!

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