Brunello di Montalcino 2008 Pian delle Querci

トスカーナ州の赤 > Montalcino

更新履歴 2015/05/12
販売価格

3,480円(税込)

在庫数 SOLD OUT

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2008 ピアン・デッレ・クエルチ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ/フルボディ》


元々は牛の飼育や農業が生業だったシエナ出身のピンティ氏が1975年にモンタルチーノ村の北、シエナにほど近い畑を購入。ワイン好きの趣味が高じて…を地で行くアジェンダで現在御年82歳のピンティ氏と家族でアジェンダを営んでいます。

所有するブドウ畑は小さなもので合計約8.5ha。その内ブルネッロ・ディ・モンタルチーノDOCG指定畑が6ha、ロッソ・ディ・モンタルチーノDOC指定畑が2ha、残り0.5haはサンタンティモDOC指定畑で、その他に小麦、スペルト小麦の畑を所有しています。

南東向きの250mから300mの畑。1997年にダブル・コルドーネ・スペロナートの仕立てで植樹されたサンジョヴェーゼが栽培されており2001年が初ビンテージとなります。

ブドウの成熟度によって区画ごとに手詰みで収穫。30度に以下に温度管理されたステンレスタンクでの醸しとアルコール発酵、マロラクティック発酵が完了するまで約3週間費やされます。樽熟成は50hl(5,000L)のスラヴォニア産の大樽でじっくりと36ヶ月。樽は3回使用したら新樽に入れ替えるそうですので新樽比率は25%かな。瓶詰め後は最低8ヶ月の熟成後リリースされます。

ボトルを光に翳しますと、クエルチのブルネッロらしい淡い赤ですね。瓶底にいくつかの小さな塊の澱がありますが、残念ながらロットの解読ができず瓶詰め年がわかりませんが、フィルターの加減(無濾過かな)他も影響しているのかもしれません。決っして低温劣化系の澱ではありませんのでご安心下さい。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


ボトルはしっかりとしたモノですが、ラベルはまあまあ、洗練されないデザインというか(失礼)、でも、この見た目をもう少しなんとかすれば、もっと価格も上げれるかもしれないんですけどね。コルクはBrunello di Montalcinoの刻印のみ。並質の4.5cmで、生産者名が入ってないってことは、コルク屋さんが他にも卸してる感じかもしれませんね。ちなみにバックラベルに記載のアルコール度数は14度。グラスはヴィノムのボルドー型一択です。

香りが開いていますね。一週間程前に2006年を飲んでいるのですが、印象に大きな差はなくピアン・デッレ・クエルチらしい果実香。色もそう濃くはない。果実の甘味がすでに出ていて、旨味も出てると想像するのは容易い状態。グラス内壁を垂れる脚もゆっくりで、これはしっかりと旨味出汁が出ているはずで、それこそがピアン・デッレ・クエルチの特徴でもある。こういうと何ですが、いいネッビオーロや、いいピノ・ノワールとどこか似てるですよねえ。

少しのスパイスと、少しの若さ、少しの力みを感じるのはやはりまだ開けたてだからかもしれませんね。年号的には2010年が今年リリースされてもおかしくない時期。樽熟成もイマドキの生産者のアンナータよりもじっくりな36ヶ月だし、リリースだって急いでいないんでしょうね。

口に含みますと、そうです。このやさしいフカフカの膨らみです。でも、しっかりと密度がありきめ細かい。旨味と酸味がしっかりと溶け込んでいてとてもスムーズな重さがある。少しロースト、微かなスモーク。蒸した小豆、あああ、旨味が旨い。

一杯目から旨い、すでに二杯目のことを考えながら一杯目を飲んでいる。すでにしなやかで、やわらかだ。もちろん、渋味や酸味の馴染みや、溶け込みはさらに期待できるが、もうこの状態でもいいとすら思う。

二杯目、(控えめな)三杯目と杯がススム君はクエルチならでは。旨味ある密度はまさに出汁系で、飲み飽きない重さがゆえですね。2005年や2006年よりも若いがゆえに硬いか?確かに、奥底のミネラルや、渋味や酸味の構成に硬さにもにたものも感じなくはないが、すでにやさしくやわらか戦車。

二日目です。グラスからの香りがしなやか‥やわらかですね。少しチョーキーな石灰系ミネラル香が混じりますが、果実香はとてもやわらかい。果実が海藻ならば‥的なフルーツのヨード香(ああ、このニュアンス難しい‥ごめん)。熟した甘味ある香りもありますね。唇、舌先にソフトタッチな輪郭、膨らみ‥というよりも、深みですね。決して「体」が大きくなるわけではありませんが、羽毛のような輪郭、深みがあり、とても密度がやわらかい。

一体感もあります。継ぎ目、段差がない。甘味はもうひとつ壁を越えると増幅しそう。そこはまだ若さが残るのかもしれませんが、すでにおいしい状態であるのは間違いない。

三日目もグラスはヴィノムのボルドー型。最後に無濾過的な澱が混じるかもしれませんので寸止めで。二日目同様の石灰系の香りがふわりの後に、よく熟れた果実香が。さらにまとまり、一点(核)に集中する。

安かろう、旨かろう。

やはりこの価格は信じられませんね。

相変わらず無名な生産者ですが、本質的な部分を思うとこれでいいし、これがいいのですよ。

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