Chianti Classico Riserva 2010 Capannelle
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※輸入元在庫僅少に確保済みの在庫本数をUPしておりますが、輸入元の状況により在庫本数は変動いたします。
キャンティ・クラッシコ・リゼルヴァ 2010 カパッネッレ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ、カナイオーロ、コロリーノ/フルボディ》
キャンティ・クラッシコ地区の南東部に位置するガイオーレ・イン・キャンティの小高い山の頂上にカパッネッレは位置します。ローマ在住の実業家ラファエル・ロセッティ氏が1972年にこの地の農家を買い取ったことから始まり1974年に興しました。1997年にホテル業界で成功したジェームス・B・シャーウッドが買収し現在に至ります。
丘陵地の頂上に建てられたアジェンダはクラッシックなまさにトスカーナの石造り。ながら最新の醸造設備が整えられています。
公式サイトにそんな石造りのアジェンダと畑の空撮、最新の貯蔵庫などの撮影した動画がありますのでぜひご確認下さい。http://www.capannelle.it/
カパッネッレと言えば、アヴィニョネジとのジョイントで生まれた"50&50"を思い浮かべる方も少なくないと思います。サンジョヴェーゼとメルロのハーフ・ハーフ(真央っぽく)で生まれますが、そのサンジョヴェーゼはこのカパッネッレなんですね。
IGTとしてソラーレも醸していますが、品種構成はサンジョヴェーゼとマルヴァージア・ネラなんですね。輸入元資料にはカベルネフランやメルロも栽培とありますが、それらを混醸した赤は見当たらないような気がするのですが見落としでしょうか。モダンなラベルや瓶型とは裏腹に国際品種は白のシャルドネだけ(?)かもしれません。
輸入元の情報ではサンジョヴェーゼにカナイオーロとコロリーノとの記載がありますが、公式サイトにはサンジョヴェーゼのみしか記載がありません。18から20日間の醸しとアルコール発酵の後マロラクティック発酵が施されます。熟成は16hlの大樽で18ヶ月となりますが樽材がオーストリア製というのが珍しいですね。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
カパッレッレは非常に特徴的なオジリナルボトルなんですね。樽を模したような楕円形のラベル貼付け位置は凹み、昔のボトルはビンテージがピンで穴を開けたようになっていましたが、現在はまるでそう見えるように黒い点で描かれています。ラベル正面の下に「JS」という凸モールドは現オーナーのジェームス・B・シャーウッドの頭文字Jですね。バックラベル上部には角が丸くなった長方形のシールには、瓶詰日の記載があり、2012年の6月18日とのこと。ひょっとすると同じビンテージでも瓶詰日の違うロットがある可能性がありますね。
コルクはビンテージの刻印のあるなかなかの5cm。最上級でなないかもしれませんが、カパッネッレは、コルクやボトルなどにもコストをかけれる生産者なんだと思うな。商品としてすごく大事な部分です。表記のアルコール度数は13度で、イマドキのCCRとしては貴重な存在かも?グラスはまずはオヴァチュアでスタートです(ヴィノムのキャンティ型を全部割ってからまだ買ってないのだ‥)。
色合いはまさにキャンティ・クラッシコらしいですね。エッジを見ても国際品種混醸は感じませんが、カナイオーロやコロリーノの混醸もあり得ると思わせるほど単一品種ながら複雑な香味があります。
香りは懐かしさすら感じるほど真っ当、これぞキャンティ・クラッシコなサンジョヴェーゼで、少しの土っぽさもあるんですよね。カパッネッレって瓶型ほか、デザインされている部分もあるし、50&50なんてスーパートスカーナにも関与していますからとてもモダンなスタイルと思われがちですが、とても真面目なサンジョヴェーゼの表現です。
青いという意味ではなく少し、茎とか葉とかそういうスミレの紫ではない部分の香りがありますね。キャンティ・クラッシコを「土っぽい」と感じるお客様(大抵は苦手と仰る)のその感じです。植物としてのスミレのすべて、チェリーやベリーなどの果実もありますが、完熟していないわけではないはずですが、どこか熟度85%な寸止め感があります(未熟という意味ではない)。そこがまたキャンティ・クラッシコらしさ‥少し懐かしい感じ。
口に含みますと、含み香にも往年のキャンティ・クラッシコらしさがありますね。でも野暮じゃない。酸味と渋味は豊富にして質が高い。もちろんまだ熟れの要素はあるが、雑味がなく角もの処理がステキ。厚みがあり、密度感十分なフルボディ。
旨い。
とても、とても、キャンティ・クラッシコ。
王道‥懐かしさをも感じるが、なにも古臭いわけではない。
抜栓したての一杯目ではあるが、時間とともに旨味も沸き上がるし、そこの酸味がまとわりついてジューシーでダクる。
旨い。
二杯目はグラスをサイズUPしてみる。ヴィノムのボルドー型。十分に耐え得るはずだが、耐えるかどうかが問題ではなくあくまでもCCRやサンジョヴェーゼらしさをこのグラスで計れるかが課題。
濃密な香り。まさにキャンティ・クラッシコ。イゾレ・エ・オレーナのCCにも感じるクラッシック、古典‥何か基準、どこが?と問われると困るのだが。ヴィノムのボルドー型でも十分でヌケはないし、これぐらいのサイズがいい。
サンジョヴェーゼのエロさ‥。うん、なかなかこれはエロいぞ。しっとりとまとわりつくようなスミレの香り。カベルネではないクラシカルなサンジョヴェーゼなヴェジタブル香とでも言うのかな。どこか鉄分もあるが、とてもまろやかでふくらみがある。
甘味もあるんです。まったくアルコール由来ではない果実そのものの‥もちろん過熟したジャミーな甘味でもない。キャンティ・クラッシコ・リゼルヴァとしてとても素直‥期待通りのサンジョヴェーゼであり、期待通りのCCR。レンテンナーノをモダンに感じるかもしれませんね。
いい酸味がある。まだ若さもあるけれども。だからこその熟成ポテンシャルも感じる2010年でもある。
二日目もヴィノムのボルドー型です。注いぐ最中からとても華やかな香りが広がります。モダンな樽香ではなく、杉など木質さが無骨。とても華やかなスミレと果実香が開いていますね。ほんと、見た目とは裏腹にとても真面目、ナンパじゃない。
口に含みますと穏やかにまとまり、輪郭に旨味…根を張るように酸味が隅々まで行き渡り旨味を引き連れてジューシーさを保ったまま余韻まで続きます。一連の‥そんな流れを感じますね。途切れないおいしさ。
まだ力強いですね。2010年のポテンシャルの高さかもしれません。酸味もまだまだ熟れを期待しますが、タンニンもたっぷりあります。今から飲める状態ではありますが、どうせ今飲むならそんなガシっとしたタンニンや酸味も良い意味で楽しんで欲しいですね。
三日目もヴィノムのボルドー型。果実香に土っぽさが牽引されてきます。ますます深まり立体的に感じますね。口に含みますと収斂性を感じる酸味が中心の核に向けてタイトに集中する。口先からまろやかな輪郭も感じますが、まだまだタンニンも豊富でしっかりとした酒質。
このビンテージからサンジョヴェーゼ100%となったようですが、単一品種にして複雑な香味を持ちますね。いいサンジョヴェーゼでありCCRです。リゼルヴァクラスでこの価格も嬉しいですね。
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