Fiore di Campo 2011 Lis Neris

イタリアの白ワイン

更新履歴 2014/07/05
販売価格

2,580円(税込)

在庫数 SOLD OUT

※希望小売価格3,456円税込→通常特価2,780円税込→広末涼子たん生誕セール!2,580円税込

フィオーレ・ディ・カンポ 2011 リス・ネリス
《イタリア/フリウリ/白/フリウラーノ85%、ソーヴィニヨン10%、リースリング5%/辛口》


フリウリはゴリツィア県、サン・ロレンツォ村にアジェンダを構えるのがこのリス・ネリス。南に流れるイソンツォ川との間には親戚のイエルマンが、西に10分ほど車を走らせればこれまた親戚のヴィエ・ディ・ロマンスが。そう、実はお馴染みの3つの生産者は親戚関係なんですね。

現在の当主は四代目のアルヴァーロ・ペコラーリ氏。転機は1981年、量よりも質の向上を目指し、畑では植え替えによる密植率の向上や厳しい剪定と収量を抑えてより高品質のブドウを収穫。醸造設備も近代化させています。リス・ネリスではグリス、ピコル、ユローサ、ネリスと呼ばれる特徴的な4つの畑を中心に各品種をステンレスタンクで仕上げたものと、樽発酵、樽熟成を施したものをも醸造していますが、リス・ネリス最上のワインのリスやコンフィニは混醸となります。赤はシンプルなカベルネソーヴィニョン単一と、メルロとカベルネを混醸したその名もリス・ネリスを。

ヴィエ・ディ・ロマンスのジャンフランコ・ガッロは近年、樽発酵やマロラクティック発酵を止めましたが、リス・ネリスのアルヴァーロ・ペコラーリは、完熟したブドウには樽発酵が必要かつ重要との考え、またマロラクティック発酵に関しても継続しておりお隣な親戚とはいえ、ワイン造りに対するアプローチやフィロソフィーは違うのも興味深いですね。

今回ご紹介するのは、混醸の白。前述の通りリス・ネリス最上の白は混醸モノとなり、「リス」はシャルドネ、ピノ・グリージョ、ソーヴィニョン。「コンフィニ」はゲヴェルツトラミネールを主体にピノグリージョ、リースリングとなり、いずれもフランス産のオーク樽での樽発酵と熟成が施されますが、この「フィオーレ・ディ・カンポ」は、フリウラーノを主体に、ソーヴィニョンとリースリングが混醸されステンレスタンクで仕上げたものとなります。海抜は60m付近、手詰みで収穫されたブドウは20度〜22度に温度管理されたステンレスタンクでの発酵。熟成は澱と接触させたまま8ヶ月。

マルヴァジアを主体にフリウラーノとリースリングを混醸するヴィエ・ディ・ロマンスのフロールス・ディ・ウィスもステンレス仕上げの混醸。お隣とは言え、品種構成も哲学も違いますので比較するのは酷ですが、どちらも混醸がゆえの利点を感じ、名前も似てますね(笑)。

フィオーレ・ディ・カンポ‥花の広場ですね。
敷き詰められた密度を感じて頂けるはずです。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


リス・ネリスは上級ラインはブルゴーニュ型瓶。このフィオーレ・ディ・カンポはボルドー型瓶となります。ラベルは最近少しデザインが変更になったようですね。マットな黒地に花火の跡のような黄緑と緑、赤の垂れ下がるラインがとても目を引きます。格付けはIGTで、バックラベルに表記のアルコール度数は13度。コルクは圧縮の4.5cm、冷蔵庫キンキン温度でグラスは迷いました(ステンとは言えフリウラーノ主体だし)。とりあえずオヴァチュアで。

ミネラルを感じさせる透明度もあるがしっかりと14金で薄らの黄緑が射しますね。その上級の混醸であるリスを飲んだ時を思い出させるのはソーヴィニョンの香りですが、リスほどソーヴニョンが強くはありません。ソーヴィニョンの緑のハーブの香りに、フリウラーノの果実‥黄桃と白桃。洋梨の果汁、トラミネールは混醸されてませんが混醸だとそれすらあるように感じる複雑さがステキですね。口に含みますととても穏やかながらググっと内側から湧き出るような酸味がありますね。しっかりとした果実味の隙間から湧き出るような‥。含み香にスパイス、フリウラーノとリースリングからくるオイルっぽさが厚みにも。美味しいですね。思った以上に力強さを感じるのは未熟なブドウではないということかな。ミネラルには硬度の高さも感じますが、どこか塩なミネラルもある。フリウラーノを主体に、ソーヴィニョンやリースリングを混醸することで、単調さがなくなりますね。

二日目も冷蔵庫キンキン、グラスはヴィノムのキャンティ型にしてみました。初日よりも、より黄色のフレーバーがしっかり出てますね。柑橘の皮と果汁。確かにソーヴィニョンな猫のおしっこ系の香りもありますが一段内側です。うーん、分厚いミネラルがキレイに冷えてますね。とても濃密で重さすら感じさせます。リス・ネリスのワイン達はしっかりと味が乗ってるんですよね。クリアな酒質ですが味は強めで決してサッパリ系ではありません。終盤にほんのりと苦み。酸味も初日よりも前へ前へ乗ってきました。とてもいいバランスですね。

三日目も冷蔵庫キンキン、グラスはヴィノムのキャンティ型。ああ、とてもやわらかいフリウラーノの果実香が前ですね。ようやく香りにオリーブオイルが出てきました。リス・ネリスのワインらしく香りの密度も高くしっかりと開いて感じますね。フリウラーノが前に出ると香りにも重さを感じます。口に含みますと二日目よりも苦みが序盤から感じますが、これがその重さをダレさせない。黄色と白の花のエッセンス、まだキンキン温度ですが、オイリーさも感じます。いやはや素晴らしいですね。しかも通常特価でも十分3,000円を斬るだなんてなおさらです。

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