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Taburno di vigneti di Montagna 2014 Masseria Frattasi

イタリアの白ワイン

	更新履歴 2015/09/12 販売価格 1,980円(税込) 在庫数 SOLD OUT
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タブルノ・ダ・ヴィニェーティ・ディ・モンターニャ 2014 マッセリア・フラッタージ
《イタリア／カンパーニャ／白／ファランギーナ／辛口》


ナポリから北東約50kmほどの距離にあるベネヴェント県はモンテサルキオ村、タブルノ山の麓に位置するのがマッセリア・フラッタージ。火山性土質が中心でカンパーニャの土着品種を栽培。中でもファランギーナに注力しており樹齢の高い区画を所有しています。この一番スタンダードとはいえ平均樹齢は約45年と高樹齢で、上級クラスのファランギーナに至っては120年もの樹齢を誇るブドウも‥だそうです。

そんなファランギーナがご自慢のマッセリア・フラッタージのスタンダードなファランギーナがこちら。ファランギーナ・デル・サンニオ・タブルノという2011年に制定された新しいDOCを名乗っています。

と‥2013年は記載しましたが、この2014年は、ファランギーナIGP（IGT）となっておりDOCは名乗りません。DOCを名乗るコストの問題などもあるのでしょうね。

海抜300m〜450mの南東、南、南西向きの畑は火山砂を含む粘土質土壌で、ラッジェーラ及びテンドーネと呼ばれる（古い）仕立てで栽培されているそうです。収穫したファランギーナはコールドマセラシオンの後、約18度に温度管理された50hlのステンレスタンクでの発酵と3ヶ月ほどの熟成後瓶詰めされます。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


撫で肩瓶、キレイな黄緑色のラベルとキャップシールが目を引きます。コルクは圧縮の4.5cmなのも嬉しいですね。冷蔵庫キンキン温度、グラスはオヴァチュア、ちなみに表記のアルコール度数は2013年と同じく12.5度です。

ファランギーナらしいやや濃い目の黄色です。そうそうこの香り。ラムネやミントのような清々しい爽快な香りがバジルや、青いトマトのような青い香りを引き出してくれる。熟しきらないバナナと、熟したバナナ、少しの君たちキウィ・パパイヤ・マンゴー、パインな南国系フルーツの要素を重さに感じさせないのもそんな白いミントやラムネと緑のハーブやトマト。

少し蝋のようなミネラル、白い花の蜜のような甘いヒント。口に含みますと、まるでヴァニラ香にも似た白いスミレ、白い麝香も。芳香ですが化粧っぽさではない。まろやかさも兼ね備えるミネラルがあり、酸に刺々しさはない。旨味があり、旨酸っぱさに華やかな果実と花の香りがある。

まろやかさは2013年にヤクルトミルミルまたはマミーとした乳酸っぽさでもあるし、そこに柑橘の酸と旨味が重なる。相変わらず個性的ですね。こんなファランギーナは他にありませんね。

バジル、トマト、そしてどこかクリーミーさもあるのでやはりカプレーゼなんかとの相性が良さそう。もちろん、バジルソースにざく切りトマトのパスタ（冷製も可）なんてのもいいかもしれませんね。もしくは、お肉の付け合わせのサラダという立ち位置で使うのもいいかも。

二日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはオヴァチュアです。バジルやトマトはそこそこに、柑橘の風味がマシマシですね。そこに白い甘い香りの蝋、バナナがやや熟れてきました。ともすれば鋭角な部分もあったのかもしれない新鮮な酸をまろやかにするのはアルコールではなく、果実と、その白い蝋のようなもの。

2013年ほどではありませんが、どこか新鮮野菜的な青さが特徴的。畑からもぎたてのほとばしる瑞々しさある野菜。でも、それは未熟さじゃないのがいい。穏やかな旨味を終盤はキュっと引き締めてくれる酸味が引き立てる。余韻もやっぱりありますね。

三日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはオヴァチュア。輪郭部分にもクッキリとした酸を感じるようになりました。洋梨、和梨‥梨もありますね。あくまでも柑橘は酸味のでかたかなあ。うん、ファランギーナってつい、フィアーノやグレコと比較すると、多産で大味なイメージもあるかもしれませんが、これほど複雑で個性的なファランギーナはなかなかありませんね。

低い温度から香味は開いていますし、温度が上がってもダレないいいワインなんですよねえ。