Le Cupole 2011 Tenuta di Trinoro

トスカーナ州の赤 > Tenuta di Trinoro

アンドレア・フランケッティ

更新履歴 2014/01/21
販売価格

3,480円(税込)

在庫数 SOLD OUT

レ・クーポレ 2011 テヌータ・ディ・トリノーロ
《イタリア/トスカーナ/赤/カベルネフラン66%、メルロ20%、カベルネソーヴィニョン7%、プチヴェルド7%/フルボディ》


為替の影響で2011年は値上げとなりましたが‥

 3980円でも安いですね。
 4980円欲しいくらい。
 5980円もらえまへんか?

2001年の初赤ラベルの頃は、5980円ぐらいだったよね。
その当時の品質に迫るのがこの2011年なんすよ!


 もはやクーポレを越えたクーポレ!
 この数年ではピカイチの出来栄!

 久しぶりに言いますよ!

 トリノーロを1本買うなら‥
 クーポレを5本!これ間違いじゃない!


セパージュ比率は下記にも書いているが、カベルネをひとつにまとめると‥

 【2010年】カベルネ系(45%+15%=60%)、メルロ35%、プチヴェルド5%

 【2011年】カベルネ系(66%+7%=73%)、メルロ20%、プチヴェルド7%

いずれにせよ、2011年はカベルネ系が勝るビンテージで、フランの比率が高い。2010年には2010年のバランス感覚があり素晴らしい出来で文句はない。

 なぜ2011年を旨く感じるのか?

実は、輸入元の試飲会の優良試飲(300円でしたけどね)で飲んだテヌータ・ディ・トリノーロ2011年の旨さに衝撃を受けた。正直、一本を通して飲むなど贅沢極まりないので、たったグラスに少し注いでもらった程度で判断はできないが、2011年のカベルネ系で96%(内フラン90%)の特徴が良く出ていたし、すぐに旨かったんですよね。

 で、このクーポレ2011年‥最初の一杯目でビビビっ!とキマしたよ。
 こ、これはまるでトリノーロではないか!と。

もちろん、横に並べて飲めばきっとその凝縮度、密度、複雑さ、余韻‥負けちゃうんでしょうが、これはまさしくフランケッティが醸すワインであり、トリノーロの系譜を実感する出来栄なんですね。

四種の混醸ながら、これぐらい尖った(偏った)品種構成の方がより個性が際立つし、彼がフランに特別な思い入れがあるという予備知識があるからこそ‥2011年のトリノーロやクーポレの素晴らしさを実感するのかも知れません。


■1995年/第一世代
カベルネフラン45%、カベルネソーヴィニョン25%、メルロ25%、プチヴェルド5%

■1996年/第一世代
カベルネフラン50%、メルロ25%、カベルネソーヴィニョン20%、プチヴェルド5%

■1999年/第二世代
カベルネソーヴィニョン38%、ウーヴァディトロイア25%、カベルベフラン20%、メルロ17%

■2000年/第二世代
カベルネフラン78%、メルロ11%、チェザネーゼ・ダフィーレ6%、ウーヴァディトロイア5%

■2001年/第二世代(赤ラベルに変更)
カベルネフラン43%、メルロ27%、カベルネソーヴィニョン25%、チェザネーゼ・ダフィーレ5%

■2002年/第三世代
カベルネフラン60%、メルロ20%、カベルネソーヴィニョン15%、プチヴェルド5%

■2003年/第三世代
カベルネフラン43%、メルロ36%、カベルネソーヴィニョン12%、、ウーヴァディロトイア6%、チェザネーゼ・ダフィーレ3%

■2004年/第三世代
メルロ55%、カベルネフラン23%、カベルネソーヴィニョン9%、プチヴェルド5%、チェザネーゼ・ダフィーレ4%、ウーヴァディトロイア2%

■2005年/第三世代
カベルネフラン47%、メルロ32%、カベルネソーヴィニョン12%、チェザネーゼ・ダフィーレ4%、プチヴェルド3%、ウーヴァディトロイア2%

■2006年/第四世代
カベルネフラン47%、カベルネソーヴィニョン30%、メルロ13.5%、プチヴェルド9.5%

■2007年/第四世代
カベルネフラン40%、メルロ30%、カベルネソーヴィニョン22%、プチヴェルド8%

■2008年/第四世代
カベルネフラン45%、メルロ25%、カベルネソーヴィニョン25%、プチヴェルド5%

■2009年/第四世代
カベルネフラン40%、メルロ30%、カベルネソーヴィニョン20%、プチヴェルド10%

■2010年/第四世代
カベルネフラン45%、メルロ35%、カベルネソーヴィニョン15%、プチヴェルド5%

■2011年/第四世代?
カベルネフラン66%、メルロ20%、カベルネソーヴィニョン7%、プチヴェルド7%

(俺監修の勝手世代分け)


チェザネーゼ・ダフィーレが混醸されなくなった2006年からほぼその比率は安定しており、勝手に第四世代としております。トリノーロのアジェンダでは小区画・品種ごとに発酵や熟成が行われており、最終的にブレンドされるわけですね。その区画や品種、樹齢の都合で最初からトリノーロ向けの区画から醸造される樽ももちろんあるでしょう。

基本的に畑は共通ですので、海抜400〜600mのサルテアーノ地区でhaあたり10,000本という高い密植で栽培されるブドウは、区画、品種ごとに醸造されブレンドされます。約36種類に分けられての醸造は40hlのステンレスタンクで15日間の発酵と3日間の果皮浸透期間中は日に二度のポンピングオーバーが施されます。

その1/3は果皮浸透したまま、2/3は3〜4年落ちのフランス産のバリックの古樽でのマロラクティック発酵の後、2〜4年落ちのフランス産バリックの小樽で約8ヶ月の樽熟成の後、セメントタンクに移されて約10ヶ月の追熟成後瓶詰されます。この2011年のアルコール度数表記は15度(2010年は15.5度、2009年は15度)、正確な度数は15.29度。

2011年は2003年ほどではありませんが猛暑だったビンテージとなり、選果を厳しくしたために生産本数は2010年の75,000本に対し、この2011年は45,000本となりました。

2011年のセパージュ的な特徴は、メルロやカベルネソーヴィニョンの比率が下がり、カベルネフランの比率が上がったことですね。全体の2/3がカベルネフランとなっています。この傾向はテヌータ・ディ・トリノーロにもあてはまり、そちらはカベルネフランが90%となり、メルロは混醸されていません。パラッツィが安定してきたとすれば、今後メルロはパラッツィか、レ・クーポレに‥となる可能性もありますね。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


このラベルはセラーで目立つんですよね。ただの赤ではない感じが‥。前述の通り、アルコール度数は15度超。コルクは並質の4.5cm、グラスはヴィノムのボルドー型一択です。グラスに注ぎますと、さすがに色調は深い黒。グラス内壁を垂れる脚はゆっくりでアルコール度数の高さ、エキスの高さが伺えます。ほのかに非常にきめ細かいタンニンの鳴き砂がキュッキュしたドライな粉末を感じますが、熟しながらもジャミー過ぎるとこのないカシス、ブラックベリー、ブルーベリー、アメリカンチェリーや、ナツメグ、シナモン、黒く濡れた白胡椒、確かに‥確実にフランの比率の高さが伺え、その特徴としてメルロだけではない金属的ニュアンスもありますが、フラン特有の青さはあまり感じません。ヴァニラ的な樽香を感じつつも、それは樽由来ではなくオシロイ的白い花でそれが紫に濡れてる感じね。

口に含みますと、その紫に濡れたオシロイ、膨大な黒と紫の果実達はしっかりと密度があり凝縮していますが、重すぎたり、飽きるような濃さではないんです。

いいセカンドだなあ。

輸入元の試飲会で飲んだテヌータ・ディ・トリノーロ2011を彷彿とさせる(カベルネフランの美味しさ絶好調)。そして、今すぐに美味しいのも2011年の特徴かもしれないし、レ・クーポレの役割でもある。果実の甘味も過度ではないし、飽き飽きするようなアルコールも感じさせない(不思議だわ)。甘味は果実やアルコールだけではなくタンニンの甘さもあるが、それぞれのバランスが良く甘過ぎない。

すでに完成されている域…と感じるほど一杯目から絶好調な旨さで非常に満足度が高い。二杯目もトコトン旨い。白ラベル時代のレ・クーポレばりのほぼトリノーロ?と思わせるほど旨い。


二日目もヴィノムのボルドー型で。フランが前だね‥フランのカッパー(銅)な金属ちっくな個性はあるが、青い感じはない。ほんのりした甘味はキャラメル的で、スパイスというよりもシガーや紅茶葉的な葉のニュアンス。もちろん、その葉も緑の要素がないわけではないが、青さではなく、紅葉…枯れた‥またはしっとりと濡れた茶色の葉。

口に含むと‥うーん旨い。どこかカスタード甘味ある樽の含み香に凝縮したカシスや黒‥紫のベリー達。どこか、赤茶銅な‥例えばカブトムシの甲羅のような皮色を持つ果実の風味があり複雑。

三日目のグラスもサイズダウンせずにヴィノムのボルドーで攻める。香りは開放的で口当たりは旨味中心でマロい。やはり2011年はカベルネフランの特徴が顕著。ようやくトリノーロらしい黒糖や、熟れた南国フルーツの赤ワイン煮込みのような甘味が出てきた。うーん、たまんねー!

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