Sagrantino di Montefalco 25anni 2006 Arnaldo Caprai

ウンブリア州の赤 > Arnaldo Caprai

更新履歴 2014/05/31
販売価格

9,800円(税込)

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サグランティーノ・ディ・モンテファルコ 25anni 2006 アルナルド・カプライ
《イタリア/ウンブリア/赤/サグランティーノ/フルボディ》


1971年、繊維の仕事で成功したアルナルド・カプライは、5haのヴァル・ディ・マッジョ葡萄園を購入したのが始まりです。もちろん、そこにはサグランティーノが植樹されており、アルナルド・カプライは畑を買い増しして行きます。1987年には息子で現オーナーとなるマルコ・カプライがアジェンダで働き始め、1989年にはマネージメントを任されます。マルコ・カプライの代になり、1990年‥ミラノ大学との共同研究で、より良いサグランティーノのクローンを開発するなど高品質化が進んだとも言えます。また、同年、アッティリオ・パーリ氏をエノロゴに迎え、更なる品質向上に寄与しました。その色、その糖度、そして最上のエレガンスを求めたクローンの研究は足掛け7年続き、その間に60種類を越えるサグランティーノのクローンを選びだし、現在ではその内の5種類〜6種類のクローンのサグランティーノをブレンドしています。

そして25周年となる1993年に、そのリゼルヴァとして、モンテファルコ・サグランティーノ・25anniが生まれます。(リリース年が1996年となり、創業25周年の1996年に1993年のそれが初リリースを迎えました)

現在は136haという葡萄畑を所有していますが、その本拠地はモンテファルコとベヴァーニャの間のロカリタ・トッレに醸造所を構えるようです。畑は、モンテヴァルコ、ベヴァーニャ、グアルド・カッターネオ地区などに広がり、赤であればサグランティーノやサンジョジョヴェーゼ、白ならはグレケットなど、ウンブリア州の土着品種を中心に栽培されています。モンテファルコと、カプライのアジェンダの間にベルヴェデーレという街があります。かつて日本市場にも導入されていたポッジョ・ベルヴェデーレは、このあたりの葡萄園からの葡萄で醸されていたのかも知れませんね。

その基本は1979年に初ビンテージとなる。「モンテファルコ・サグランティーノ・コッレピアーノ」そして、そのリゼルヴァとして25周年に発表された「モンテファルコ・サグランティーノ・25anni」が筆頭となります。「モンテファルコ・サグランティーノ・パッシート」は1975年から作られているそうで、普通の赤ワインよりも先‥実はこのパッシートの方が1977年に先にDOCに認定されているんですね。サグランティーノは、ご存知のとおりタンニン量は多く、アルコール度数は高い。その当時の栽培‥醸造ですと、なかなかスティルの赤としては厳しく、逆に陰干しさせたパッシートに用いる方がポピュラーだったわけです。そんなサグランティーノを素晴らしいスティルの赤に仕立てることに尽力し、成功を納めたのが、アルナルドであり、それを継いだマルコ・カプライなわけです。

なお、モンテファルコ・サグランティーノがDOCに認定されたのが1979年、その年にコッレピアーノが初ビンテージを迎えますが、それまでは名前の付かないモンテファルコ・サグランティーノを醸していたと思われます。1992年にDOCGに昇格‥翌年の1993年に25周年として25anniが…単なる偶然ではなく、この地域を引っ張ってきたカプライならでは‥とも言えるのではないでしょうか。

さて、この25anniですがコッレピアーノのリゼルヴァという位置づけともなりますが、コッレピアーノと畑が違うのか?までは明らかではありません。しかし、セレクションの違いなどは想像できますね。サグランティーノ100%となりますから、樽熟成途中に振り分けられる可能性もあります。

ウンブリア州はモンテファルコ地区という‥小さな‥小さなエリアでしか栽培されていない稀な土着品種で、近年、生産者も増えはしましたが、その作付け面積は100ha程度。それまでは、サンジョヴェーゼと混在されて栽培されており、サンジョベーゼだと思われていた‥という品種でもあります(今から思えば‥まったく違うキャラクターなのにね)。そのタンニン量の多さから、小樽での熟成‥という近代の醸造技術が確立されていなかった1979年までは、パッシートに用いる葡萄だったわけです。

1979年に、このアルナルド・カプライを始め、ようやく辛口(ドライ)なスティルワインとしてのサグランティーノ・ディ・モンテファルコが産声をあげます。(DOCGに昇格したのは1992年)その屈強で豊富なタンニン、高いアルコール度数は、バートン・アンダーソン曰く「ヴェネトのアマローネに比肩するワイン」と評しています。そんな、サグランティーノ・ディ・モンテファルコを第一人者は、やはりこのアルナルド・カプライ。

1996年という創業25周年を記念して1993年ビンテージがリリースされた25anniですが、それ以降も、その志を‥ということか、優良年のみの生産となりますが、25anniという名前が付け続けられています。サグランティーノ・ディ・モンテファルコを守り続け、その品質向上に勤めてきたのは、父アルナルドですが、1987年からアジェンダに入り、1989年からマネージメントも任されるようになったマルコ・カプライが、その収量を落とし、さらなる醸造の近代化をもたらした結果な成果‥とも言えます。


9月の終わりに収穫されたサグランティーノは、30度以下に温度管理されたタンク内で30日間の醸しと発酵。その期間はコンスタントにポンピングオーバーが施されます。フランス産のバリックで24ヶ月の樽熟成後、6ヶ月の瓶熟成が施されます。

さて、その高い評価はご存知の通りですね。少なくともその1999年、2000年、2001年、2004年、2005年、2006年‥とトレ・ビッキエリも獲得。2006年度版のヴェロネッリ誌では、最優秀ワイナリーに選出されており、その輝かしい受賞履歴は書き切れないですね。では、ヴェロネッリ誌の評価を抜粋しておきます。


 2000年:98点(D.T)
 2001年:96点(G.B/D.T)
 2002年:評価されていません。
 2003年:97点(D.T)
 2004年:94点(D.T)
 2005年:96点(G.B/D.T)
 2006年:97点(G.B/D.T)
 2007年:97点(G.B/D.T)
 2008年:96点(D.T)


2000年や2003年など暑い年にこそよく熟す傾向にあるのかもしれませんが、今回ご紹介する2006年は言わずと知れた中部イタリアの大当たり年ですね。

めさくさ旨いです!


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


怒り肩でもないんだが威圧感のあるテカった黒が栄えるボルドー型瓶。2006年なのでまだDOCGの帯封は古いデザインのピンク色ですね。2005年の表記のアルコール度数は14.5度でしたが、この2006年は15度と、さすがの超優良年を思わせます。コルクは良質の5.5cm‥5.5cmになるとかなり長く感じますね。えーっとコルクには「2009」の文字は刻印されているんですが‥(滝汗。「6」と「9」ですからね‥きっと逆になっちゃったんだろうな。気にしない、気にしない。グラスはヴィノムのボルドー型一択。

先が見通せない真っ黒です。エッジもかなり暗い赤、ディスクにテカり、グラス内壁を垂れる脚は超ゆっくりですね。

香りが凄まじい!

樽のロースト、スモーキーさもあり、タンニンとチョークの粉っぽさがまるで目に見える様ですが、十分に凝縮した果実香が素晴らしいですね。カシス、ブラックチェリー。香りにもタンニンを感じ、やはりどこかカベルネソーヴィニョンにも似ていますが青さは皆無。カーボン、金属も感じますね‥2Hの鉛、とても冷ややかなミネラル。香りに果実由来の甘味は少し、どこか乾いたタンニンやミネラルとのコントラストがとてもいい。思ったほど樽由来の木質やヴァニラは控えめですかね。現行は2009年あたりかと思われるので、2006年だと現行差たった3年ではありますが、まとまりも感じますよ。

口に含みます。口先からその重さ、圧倒的な密度の高さはいい意味で飲みにくい。鳴き砂のようなタンニンがビッシリとキュキュっと詰まっています。口の中での存在感も圧倒的‥黒い粉、白い粉、シルバーの粉。25anniは久々なんですが‥

あ、あ、圧倒的じゃないかっ!

もう、これはソーラレイですわ!

光ではなく暗闇を放射するソーラレイ。

いやあ、圧倒的に旨い。果実の甘味も深い…でも、過ぎない。完全にまとまってるし、完全なバランス‥完成度の高さ、緻密なんですよね。寸分の狂いも隙間もないんです。もちろん酸も行き渡っていますが、サグランティーノほどタンニンが美味しいと感じる品種もなかなかありません。国際市場では知名度がないから過小評価されているんですわ。ぶっちゃけブランディングさえ成功すれば(←まあこれがなかなか成功しないんだが)オーパスワンなんて軽々越えれそうな気がするんだけどねえ(現実は厳しい)。

威圧や威嚇‥このまとまりからは尊大さと感じます。

二日目もヴィノムのボルドー型一択です。ソムリエシリーズ欲しいくらいですわ‥。15度‥負けてないですね‥果実がアルコールに負けてない。(タンニンの)粉っぽさにカーボン、墨汁‥ほんと、グラス内壁を垂れる脚がスローなブギにしてくれ。渋いですよ‥そりゃあもう、これだけタンニン量が多ければ渋いわけですが、渋さがほんと美味しい。もちろん、甘味や旨味もありますからなおさら引き立ちますね。タンニンが主役。

完璧なワインのひとつで間違いありませんね。
この2006年はちょっと異次元‥これまで飲んだ25anniを越える美味しさです。

三日目もヴィノムのボルドー型一択。初日から終始香りは開きっぱなしですね。香りからして凝縮度の高さは三日目も健在で、鉄混じりの粘土の風味もある。樽の木質感もよく溶け込んでいるし、白い要素としてのヴァニラは派手ではない。黒い果実と混じり曖昧なグレーになることもなく、やはりテカりある真っ黒くろすけ。

舌に触れる部分の密度の高さは緊張感がありますね。そして重み‥重力を感じます。

参ったなあ。

圧倒的に旨い‥非の打ち所がないとはこのことですね。


これほど高い次元で完成されているワインってなかなかないんです。完成度という意味ではトゥーリガと同等ですが、そのワインの品種特性を引き出すことを思うとこちらはさらなる完成度があり、極みですね。2005年にも唸りましたが、この2006年は別格ですね。酸やタンニン量を思うと、超熟であるのは間違いありませんが、このパワフルで、甘味も秀でたこの時期は飲み頃のひとつです。これを5年熟成させたところでこの硬さはそう簡単にほぐれるわけでもありませんしね。

四日目まで引っ張ってみる。グラスはヴィノムのボルドー型。グラス半杯ぐらいですけどね。うーん、崩れないし、もちろんユルむこともありません。ようやく旨味と酸味がつゆだくジューシーになってきましたね。その分、タンニンが熟れてきた印象。真っ黒なので確認しづらいのですが、澱も出てませんね。

まあ、飲んでみて下さい。

圧巻ですよ。

イタリアワインってこの品質でこのお値段って‥
不当に過小評価であること極まりありません。

商売ヘタなんちゃうかな?
(まあ、お安く飲めるのはいいことなんだけども)

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