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Carmignano Riserva Montalbiolo 2007 Ambra

トスカーナ州の赤

	更新履歴 2013/12/07 通常特価 4,200円(税込) 販売価格 2,180円(税込) 在庫数 SOLD OUT
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カルミニャーノ・リゼルヴァ モンタルビオーロ　2007 アンブラ
《イタリア／トスカーナ／赤／サンジョヴェーゼ70%、カナイオーロ20%、カベルネソーヴィニョン10%／フルボディ》


1985年が初ビンテージとなるモンタルビオーロは標高200mに位置する畑。ガレストロ主体で、赤い粘土質が混じる土壌。サンジョヴェーゼ比率はエルツァーナよりも低いがよりサンジョヴェーゼらしさが引き立つスタイルに惚れたぜ乾杯！

カルミニャーノ地域でのワイン造り古い歴史を持つ。17世紀には、メディチ家によって、トスカーナ最高のワイン産地と評されていたそうです。また、他のトスカーナの地域が、後々サンジョベーゼにカベルネソーヴィニョンなど、いわゆる国際品種をブレンドするようになりますが、カルミニャーノに限っては、当時からそれが当り前のことであり、何も国際市場を意識してそれらの品種を混醸するわけではない‥というのがポイントかもしれませんね。

1975年には、キャンティ・モンタルバーノから切り離されカルミニャーノDOCGは、イタリアで最小のDOCGとなりました。フィレツェの北西に位置し、これまでも…きっとこれからも‥あまり注目されることのない銘柄かもしれません（あかんやん）。

あまり派手な評価をされることのなかった田舎の地酒的な扱いですが、この原点回帰な風潮は逆にカルミニャーノを注目させる原動力になるかもしれません。このアンブラは家族経営‥合計18haほどの小さな生産者です。数ある畑には、サンジョベーゼが62.5%、トレッビアーノ・トスカーノが13.5%、カナイオーロが7.5%、カベルネソーヴィニョンが9%、メルロが5.5%と、シラーが2%の割合で植樹されています。

街道沿いにひっそりと佇むカンティーナは、地下に熟成庫、一階の軒下にステンレスタンクがあり、屋内に備え付けの大きなセメントタンク。その二階がご自宅とか‥。余ったカベルネやメルロは全部ブレンドして、ホーロータンクで休ませ10リットルのダミジャーナに移してご近所さんに販売しているのだとか（飲んでみたいな）。

現在の当主は醸造博士でもあるジュゼッペ・リゴリ氏で、ブドウの栽培から醸造まで、奥様と従業員の4人でこなしているそうだ（きっと収穫には近所の人が手伝いに来るのだろう）。リゴリ氏はウンブリアの生産者のコンサルタントもしているそうですよ。

トレッビアーノからなる白を一種類、ヴィンサントとロゼ。そしてバルコ・レアーレ・ディ・カルミニャーノDOCを一種類と、カルミニャーノDOCGをクリュ別二種類、カルミニャーノ・リゼルヴァDOCGをクリュ別に二種類生産しています。

多くの品種を栽培しているので、醸造や熟成も品種ごとで、ワインが落ち着いた状態でテイスティングをしてブレンド比率を決定しているそうです。またすべてのワインは自然酵母での発酵とのこと。

カルミニャーノのDOCG規定をおさらい。DOCG規定ではサンジョヴェーゼは50%以上ですが、カベルネ系（カベルネソーヴィニョン、カベルネフラン）が10〜20%の混醸が義務付けられています。またカナイオーーロ（・ネロ）を混醸する場合は20%までとなります。また、アンナータの法定熟成期間は19ヶ月ですが、リゼルヴァは36ヶ月となりますね（木樽熟成と瓶熟成含）。

収穫されたブドウは二日間のコールドマセラシオンを経て、10〜15日間のスキンコンタクトをさせながらのステンレスタンクでのアルコール発酵。マロラクティック発酵はセメントタンクで行われ、今回ご紹介するクリュを名乗るリゼルヴァ達はトノー樽で12ヶ月、バリックで12ヶ月熟成されるようですね（公式サイトからの情報）。

飲んで頂ければ‥ああ、西野さんの好きそうなサンジョヴェーゼだなあ‥を実感して頂けるはず。きっとあなたも‥好きなはずですよ。