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Chianti Classico Riserva Le Baroncole 2010 San Giusto a Rentennano

トスカーナ州の赤 > San Giusto a Rentennano

	更新履歴 2013/08/27 販売価格 3,980円(税込) 在庫数 SOLD OUT
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キャンティ・クラッシコ・リゼルヴァ レ・バロンコーレ 2010 サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ
《イタリア／トスカーナ／赤／サンジョヴェーゼ97%、カナイオーロ3%／フルボディ》


2011年のＣＣＲもサンジョヴェーゼ97%、カナイオーロ3%のセパージュ比率。バックラベルのテクニカル情報ではフランス産の樫樽で20ヶ月の樽熟成とのこと（バリックとの明記なし）。生産本数は10,533本で、表記のアルコール度数は14.5度と、2009年と同じ。この2011年から新デザインのDOCGシールが巻かれています。また今年からパッと見はわからないかもしれませんが、ラベルの書体デザインが変更になっています。


コルクはなかなかの質の5cm。グラスはヴィノムのキャンティ型。スタンダードなＣＣと比較しても、一段、いや二段ほど深い色合い。2000年以降のバロンコーレらしい甘味ある果実香。樽もＣＣよりもはっきりと感じるが浮き足立つような樽香ではない。あくまでも、果実香と強めのスミレがまろやかにさせる作用。アルコールも高めだが、揮発するような強いアルコールは感じさせません。ＣＣよりもボリュームはもちろんだし、密度の高さも香りからも感じる。口に含みますとフルボディですね。しっかりと凝縮感（≒高い密度）を感じ、舌の上に乗る液体に重さも感じます。

甘味あるタンニンも酸も、そんな濃いスミレと果実の皮膜に覆われ若いながらもまるで角が取れたようになめらか。バルサミコのヒント、シナモンスティックを赤ワイン漬け込んだニュアンス。ニッキ？違うかな。

しつこいようだが、クラスの違い、でも系譜を感じる造り手の作品は好み。とはいえ、もちろんそのクラスに役割があるし、TPOを考えるとスタンダードなＣＣで十分なシチュエーションもあるはずだが、できれはＣＣＲを飲みたい！と思わせるさらなる深さ、旨さがある。初日の一杯目から旨味全開で、二杯目になったらどーなつちやうのー！とニタニタする。

この2010年はレンテンナーノのＣＣＲの王道のスタイル。さんざん販売したのにこううのも何だが‥ＣＣＲから、バロンコーレに変更となった2000年は、系譜からすればイレギュラーなビンテージ。2002年と2003年も同様。イレギュラーだから不味いわけではなく、いずれもレンテンらしい味わいだし、スタンダードなＣＣよりも格上を感じさせるわけだが、ＣＣＲからバロンコーレに移行して、変わったようで変わってない‥でも、変わったと感じさせたのはイキナリの2000年がペルカルロ混じりというイレギュラーだったからだ。一歩、二歩引いて全体像を見れば、2000年も変わりはしないが、突き詰めるとイレギュラー。これはいつか横に並べて飲んでもらうしかない‥そう思っている。

二日目もヴィノムのキャンティ型で間違いない。その昔はヴィノムのボルドーで飲んでいた時代もあるし、それも悪くはないと思うが、キャンティはキャンティグラスで飲みたい。そのグラスで小さ過ぎるというのならば、そのキャンティがオーバースペックであると判断する。

初日とさりとて変わらない非常に深く、高い密度を感じさせる果実香。樽香も甘味も馴染み、まとまっていますね。口に含む‥初日比138%のシルキーさが、密度が高いながらも重さを感じさせないフルボディ‥

おおおお、旨い！

めさくさ旨いじゃないか！

ジュクっとした酸味がジューシーで、旨味にクドさがない。とてもすべらかで余韻もとても長いですね。

三日目は飲まずの四日目。グラスはヴィノムのキャンティ型。乾き、ドライなミネラル香、あ…味わいには初日や二日目にはない甘味が出て来てますね。スパイス香もアクセントになっていてまとまりつつも複雑さを感じます。

いやあ旨いね。2009年と遜色のない出来。2000年にバロンコーレと名乗り出してから‥この数年、そのスタイルにブレがなくなったような気がします。もちろんビンテージによる出来不出来もあるんだろうが、それも上手く調節できるようになったかも。

やっぱり旨いＣＣＲですね。