Eneo 2000 Montepeloso

トスカーナ州の赤 > Montepeloso

更新履歴 2011/05/20
通常特価 4,980円(税込)
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3,980円(税込)

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エネオ 2000 モンテペローゾ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョベーゼ主体/フルボディ》



それまでの20年間で4度もオーナーが変わり、その内の二人は死亡‥なんていう呪われたスヴェレートの雄‥モンテペローゾですが、1999年に若きファビオ・キャレット氏が当主になってからは、今の所‥ご健在の様子。1998年までは、ルカ・ダッドーマがエノロゴを‥それ以降は、ファブリッツィオ・モルタードに変更になっています。確か、1998年は、前のオーナーの元‥ファビオ氏も手伝ってたという情報があったかと思います。

これまでも、モンテペローゾのこのスタンダードクラスは現行や古酒を扱ってきましたが、今回は2000年。1999年までは、モンテペローゾ・ロッソでヴァル・ディ・コルニアDOCを名乗っていたかと思いますが、この2000年からエネオという名前に変更されIGTとなっています。基本的なラベルザザインは同じで、あの凸モールドがカッコいいですよね。でも、年代によって色が変わるんだな‥。今回の2000年は1999年と同じくスカイブルーの差し色ですね。

この2000年あたりまでは、サンジョベーゼ主体‥年を追うごとにセパージュ比率はコロコロ変わり、近年はサンジョベーゼの比率は低下傾向‥ながら、どのビンテージでわかりやすい濃さ…コク味炸裂系の美味しいワインでもありますね。その1998年は破格中の破格でしたから、あんなお値段では無理‥今年は2008年がリリースされる頃合いでの2000年‥まだ、しっかりと濃さを感じれる果実味主体ながら、角が取れた飲み頃ですよ。ちなみに表記のアルコール度数は14度となります。




独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味



何時見ても凸モールド型押しのラベルはデザイン性が高いですね。この2000年は1999年と同じ、空色の差し色ですが、名前はエネオに変わり、IGTの格付けとなります。しっかりとしたボルドー瓶、ラベルに表記のアルコール度数は14度となります。グラスはヴィノムのボルドー型で‥。

相変わらず濃い目の色調‥底はまさか透けません。エッジは赤黒い赤で、すぐに炭色な黒となります。モンテペローゾらしい黒糖的な甘味を持つ果実香は、ブラックベリーやカシス、ブルーベリーのリキュール的なニュアンスもありますが、梅酒的なプラムのリキュール‥しかも熟成年数の長い感じも感じますね。そこに熟成感‥感じますよ‥でも、しっかりと果実香の密度と甘味も感じますけどね。

スワリングすると、そんな梅酒的な熟成した香りがムン♪と引き出され、インク、タール、ほんの軽いヴァルサミコ…うーん、香りが深いなぁ。

口に含みますと、とてもシルキーでヴェルヴェッティな輪郭、スルスルっと口に中に流れながれも、確固たる密度、ミネラルがキッチリと輪郭を構成、透明度も感じ‥濃厚な羊羹の様‥。

ほろりとした粉っぽさ、味わいにも熟成梅酒のニュアンスと、ヴェルモット、グラスの内壁を垂れる脚もエロい。程良い熟成がコク味炸裂系から、脱皮した一抹のエレガンスを感じさせる。余韻も熟成香が混じり長い。サンジョベーゼ100%ではないだろうが、サンジョベーゼらしさがあるね。スヴェレートのサンジョベーゼ。

うーん、旨いねぇ‥この状態。

酸味と渋味の質も良いですね。熟成のタイミングも良く飲み頃。旨味はさらに出てくるだろうな。確かに、いつぞや飲んだ1998年よりも若く感じますが、2007年よりはもちろん熟成したニュアンスがある。ビンテージによる熟成スピードは確かにあるだろうが、時間の経過がよくわかりますね。

二杯目です。旨味‥出てきますね。深い旨味‥香りをまとう‥いいタイミング。飲み進むにつれ、グラスの中でとても優しくなる‥。時間経過とともに優しくなる‥そう、ワインというのは時間軸も楽しむべきものなんだよ‥。時間が経過して初めて魅せるその表情‥それを感じるのが好き。

二日目です。グラスはヴィノムのボルドー型。うーん、程良い熟成香を帯びた果実香が心地良い。ベリー類にスミレのインク、艶っぽいですね。口に含みますと、輪郭からやさしい甘味と、果実味が広がり‥とてもシルキーに口の中を満たします。うん‥二日目の方が断然イイね。ワイン単体でも楽しめるし、この熟成した風味って根菜に合いそうな気もする。もちろん、お肉が欲しいですけどね。

ミディアム以上あるはずだが、そう感じさせないシルキーさが嬉しい。とてもマロやかで綺麗に熟成してきてますね‥うん、飲み頃です。含み香に、カベルネともシラーとも言えぬニュアンス‥サンジョベーゼ100%ではやはりなさそうですが、近年のビンテージのように、モンテプルチアーノ‥ではないかもしれません。2002年にシラーを詰めてたりしますので、シラーが入ってる可能性もあるかもしれません。

香ばしい甘味な香り、酸っぱくはない酸味と、旨味もキレイに広がる。あああ至福の時‥。

三日目です‥古酒でもあるのでグラスはオヴァチュアにサイズダウンしてみます。プラムとベリーの融合、熟成香も大人しくなってくるから不思議。旨味、エキスとまでは言わないが、やはりしっかりと旨味がある。酸味も穏やかに広がりとても状態が良い。こうなると、さらに余韻の長さが顕著に感じられる。ほろほろ‥っとした苦味のアクセント、ヴァルサミコ、ローストしたコーヒー豆。最後の一杯は、さすがに澱が混じりますのでそこんとこよろしこ。

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