Barolo Riserva 1981 Prunotto
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バローロ・リゼルヴァ 1981 プルノット
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/フルボディ》
プルノット社は日本市場でも古くから紹介されている老舗。ピエモンテはアルバに本拠地を置き、元々は、第一次世界大戦後、運営の苦しかったランゲ・ワイン協同組合をアルフレッド・プルノット氏が1923年に買い取ったことから、プルノットの歴史は始まります。アルフレッド・プルノット氏は、経営者としてだけではなく醸造家としても手腕を発揮‥当時から輸出も盛んで、世界市場でピエモンテワインと言えば?なほどの名声も。30年以上渡りプルノットを守ってきたアルフレッド氏でしたが、1956年に勇退‥友人である醸造家のペッペ・コッラに譲渡しました。後継者が居なかったのかな?ペッペ・コッラは弟のティノ・コッラの協力を得て、プルノットの品質を保ちながらアルフレッドの意思を継ぎ、名前もプルノットのままで運営します。
そして1989年、プルノットはコッラ兄弟から、当時から販売協力関係にもあったアンティノリ社に引き継がれるます。実際の醸造などは1995年頃までコッラ兄弟が関与していたとのこと。アンティノリとしても、買収はすれど、その文化や歴史をすぐに変えることなく‥は、変える必要がなかったほど、コッラ兄弟の構成が偉大だったんでしょうね。
実はプルノットは、ランゲ・ワイン協同組合がその元であることからもわかる通り、設立当初から長らく、農家からの買い入れブドウでワインを醸していました。もちろんコッラ兄弟の時代には、少なからず自社畑を持っていたようですが、基本的には買いブドウでの生産です。アンティノリが所有者となって変わったのは、1990年にはブッシアの畑を…その後もバルバレスコ地区の畑などを買い増ししてきました。また、醸造に関してもアンティノリが所有者となってから、500Lのそれまでよりは小樽も使うようになったそうです。
さて‥状態は、白地のラベルには擦れ、汚れ、端に捲れなどもありますが気にしない、気にしない。リゼルヴァの記載は片部分の年号シール部分となり、破れもありますが気にしない、気にしない。キャップシールは、トップ部分に少し銀ハゲがありますが、特に問題ありませんね。この時代の真っ赤な帯封は、シール裾を跨ぐように縦貼りですので、キャップシールをくるくるとは回しませんが特筆すべきは液面の高さかな。結構高い位置なんですよねえ。液漏れもないはずです。液色は明るいりんご飴のような赤で若干の曇りがありますが、これは安置していただければクリアになりそうですね。瓶底の凹みには、お茶っ葉系の澱がありますが、経年を思うと微量。状態は問題ありませんね。1981年は並年がゆえにこれは飲みたいですね。ちなみに表記のアルコール度数は13度、750ml規格です。
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