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Barolo Rocche ( di Castiglione ) 2004 Vietti

ピエモンテ州の赤 > Barolo

	更新履歴 2020/12/24 販売価格 29,800円(税込) 在庫数 SOLD OUT
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バローロ・ロッケ（・ディ・カスティリオーネ） 2004 ヴィエッティ
《イタリア／ピエモンテ／赤／ネッビオーロ／フルボディ》

ピエモンテ州はクオーネ県、カスティリオーネ・ファレットに位置する生産者です。特徴的なアートラベル、これまでは日欧商事さんの扱いでしたから百貨店などでも見たことあるあるな生産者でもあります。1800年代後半、初代のカルロ・ヴィエッティからスタートした生産者。その息子であるマリオに時代になってからヴィエッティの名前での自社瓶詰めが始まります。1952年からエノロゴとして従事していたアルフレード・クッラードが1957年にはマリオの娘であるルチアーナと結婚、ヴィエッティ家の哲学を引き継ぎます。2000年に引退後は四代目として長男のルカと娘のエマニュエラの夫アルフレッド・クラッドが引き継いでいましたが、この夏、アメリカのコンビニチェーン「KUM&GO（カム＆ゴー）」のオーナーであるカイル・クラウゼに買収され参加となりました。実は2015年にはエンリコ・セラフィーノも買収していたようですね。

2007年のリゼルヴァ・ヴィレッロがモニカ・ラーナー（ワインアドヴォケイト）誌で100点が付けられたのも記憶に新しいですが、それが買収に少なからず影響を及ぼしたと考えています。ただし、傘下に入っただけで実際のアジェンダの運営はこれまで通りとのこと。まあ、色々あるんだと思います‥うんうん。

カスティリオーネ・ファレットでは最も早く単一クリュのワインを瓶詰めすることとなり1961年にバローロ・ロッケとバローロ・マッセリアを誕生させます。絶滅の危機に瀕していたアルネイスの復興にもアルフレードは一役買い、ヴィエッティのロエロ・アルネイスは品質の高いものです。もちろん、ピエモンテの生産者らしいドルチェットやバルベーラ、モスカートからなるワインもありますし、バルバレスコは当時から所有するマッセリアのクリュを。そして要はやはりバローロですね。

最もスタンダードかつカスティリオーネ・ファレットの個性を表現するバローロ・カスティリオーネに、ロッケ・ディ・カスティリオーネやラヴェーラ、ラッツアリート、ブルナテなどのクリュバローロ、その頂点にはリゼルヴァ・ヴィレッロが光臨します。

公式サイトに掲載されている2004年ビンテージの情報です。haあたり4,600本の株密度、ロッケ・ディ・カスティリオーネ畑で栽培される樹齢45年のネッビオーロが使用されます。収穫されたネッビオーロはやさしく圧搾され、30度から32度に温度管理されたステンレスタンクで14日以上のアルコール発酵。発酵中は香味、色の抽出を即すためにポンプオーバーが施されます。マロラクティック発酵の後、スロヴェニア産の大樽で28ヶ月の樽熟成後、澱引きを兼ねてステンレスタンクに移され6ヶ月の追熟成、無濾過での瓶詰め。アルコール度数は14,8度となります。

さて‥状態は、一部に汚れ、点穴のあるラベルもありますが、全体的にはキレイな状態ですね。ああ、一部に破れもありますが気にしない、気にしない。畑名ですが、最近（何年からかは不明）は、「ロッケ・ディ・カスティリオーネ」と記載がされていますが、この当時は「ロッケ」だけとなりますが、同じワインですので悪しからず。キャップシールがいい状態ですね。シール裾に横巻きの DOCGのピンクの帯封の発色もとてもいい。シール裾を跨ぐように横巻きですのでくるくるとは回りませんが、液面は帯封下まで十分入っており液漏れはないはずです。液色はいいですねー。王道のネッビオーロの色合いは、決して黒くはありません。瓶底の凹みには、小粒の結晶的な澱が右往左往しますが、その量は微々たるもの、沈む澱ですし、扱いやすいですね。状態は非常にいいですよ。ラベルに表記の生産本数はフルボトルで4,020本、マグナムが140本とのこと（ヴィエッティのクリュは少ないですね）。公式サイト記載のアルコール度数は14,8度となりますが、ラベルに記載のアルコール度数は14度となります。日本市場原稿は2015年で希望小売価格が29,000円税別‥10年以上の時を経て、この価格、時間を買っても安い安い！もちろん、さらなる熟成は余裕で可能ですが、時間をかけれるなら、今もありかな？と思います。